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ベルにも愛想を振りまきに行くが、全く寄せ付けずにウゥ〜と唸っている。飛び掛かるまではいかないが、これは慣れるまでに少し時間がかかるかな。しかしラグドールの方はとてもやさしく、ベルが毛玉をゲロゲロ吐いている時など何時も心配そうに見ている。べったりと2匹が一緒に寝ていることは最後まで無かったが、晩年はかなり近くに接近し、ちょこっとくっついて寝ていることはあった。2匹ともオスで、結構ドタバタけんかもしていたが、それなりに楽しんでいたようだ。一日中家を留守にした時など、2匹の毛が家中に抜けまくり格闘の痕を物語っていたものだ。
若い頃は長毛種ならではの毛並みはものすごく、いつも部屋中毛だらけだったが。晩年は全体的に短くなっていたようだ。食欲も落ちていったが大好きなヨーグルトを指先につけて差し出すと嬉しそうにぺろぺろ舐めていた。
私は数日家に殆ど居ないことが有り、ふとベルを見ると一段と痩せている。徐々に痩せてきているとは思っていたが、触るともう骨だらけでいつ死んでもおかしくない状態に見えた。
そのまますぐに獣医へ連れて行き、血液検査をしレントゲンを撮ると、片方の肺が真っ白に写っている。獣医さんはこれだけでははっきりした事は解らないが、腫瘍の可能性が有ると仰った。もしどうしてもはっきりさせたかったら、肺に針を刺して組織を取り出し調べれば解るというが、高齢ということも有り、かなりのショックが有るかも知れないと言う。
妻と二人で顔を見合わせ当然断る事にした。暫くもう何も食べていないだろうから、とりあえず高カロリーのミルクを買って連れて帰った。
つづく
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