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タイムリーで面白い文章にあたったので(シンクロニシティー?)
紹介します。(わたし結構同じ本を何回も読みなおします)
以下本文中
この現代文明のなかで、わたしたちは知性を過大評価している。
そのためわたしたちは、悟りを得るには途方もない知性が必要なのだと考える。
だが往々にして才気は物事をいっそう曖昧にするだけなのだ。
チベットには「賢すぎる人は要点を見過ごす」と言う格言がある。
人はおのれの理論にとらわれたときに、すべての要点を見逃すのだ。
ひとつ励みになる話を紹介しよう。
前世紀のある偉大な師のもとに、一人のひどく頭の鈍い弟子がいた。
師は何度も繰り返し教えを説き、心の本質に導こうとしたが、その弟子には
全く通じなかった。
ついに師は憤然と怒って言い放った。
「いいか、この袋に大麦を詰めて、あそこの山の頂上まで運ぶんだ。
ただし立ち止まるのも休むのも厳禁。頂上に着くまで歩き続けること!」。
その弟子は単純な男だったが、確固たる求道心と師への信頼をいだいていて、
言われるままに従った。袋は重かった。それをかつぎあげ、彼は山道を登りはじめた。
けっして立ち止まることなく、ただひたすら歩きつづけた。
歩くほどに袋は重くなっていった。
長い時間をかけて、ようやく頂上にたどり着いた彼は荷をおろし、地面に倒れ込んだ。
疲労困憊していたが、それは実に深い安らぎだった。新鮮な山の空気が顔をなでていった。
彼のなかにあったすべての抵抗が溶けるように消えていった。すべてのものが静止した。
その瞬間、突如として彼は自分の心の本来の姿に気付いたのだ。
「そうか!これが師がわたしに見せようとしておられたものだったのか!」。
彼は山を駆けおり、一切の戒律を無視して師の部屋に飛び込んでいった。
「わたしは今わかったんだと思います・・・・。わたしは本当にわかったんです!」
師は心得顔で彼に向って微笑んだ。
「では、楽しい山登りをしてきたというわけだな。うん?」
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E7%94%9F%E3%81%A8%E6%AD%BB%E3%81%AE%E6%9B%B8-%E3%82%BD%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%81%E3%82%A7/dp/4062066890/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1274404426&sr=8-1
本文丸写しなのでちょっと著作権が気になりますが・・
まあリンポチェも「勝手なことしやがって」・・とは言わないと思うので(笑)
2枚目の写真は東京都府中市の郷土の森公園のなかに
とってもモネっぽいポイントがあったのでついつい載せました
本文とはほとんど関係なし


なかなか、哲学的ですねぇ
蓮の花も綺麗です!蓮の花も仏教を連想させます
jazzyさん、こんにちわ
私が先週、友人と一緒に歩いた時感じた事とリンクしている感じがしました
そんな気持ちで、いつまでもお山を歩けたら心から思います。
>賢すぎる人は要点を見過ごす
少し違うかもしれませんが、『アルジャーノに花束を』を思い出しました。
頭が良い事も大変なのですね。
いみの無いようでちょこっとあるところを汲んでいただき
ありがとうございます
この池は思わず立ち止まってしまいました。オー、モネ・・と
実物はこの写真よりも何倍も良いところでした。
ちなみにダライ・ラマ14世は仏教を哲学と言うと、あんまりいい顔をしないみたいです
ひょっとしたら全てのものはつながりがあり、美しいのかも
あとはじぶんの窓をひらくだけ
なんだけど、これがなかなかむつかしくて・・
『アルジャーノに花束を』知らなかったので少し検索しましたが、
かなり面白そうですね。
この話から『フォレスト・ガンプ』や『アンドリューNDR114』を思い出しました。
どちらも大名作でした。
とくにアンドリューNDR114はラストシーンでタイタニックより
号泣したかも・・
あとロボットつながりでアーサー・C・クラークの2010年にも通じるものがあるかも。
・・なんかちがうな。。暴走気味?・・
そういえば今年2010年・・
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