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写真��柿本神社跡の人麻呂像と歌碑（敷地内に古代寺院柿本寺院の礎石）
写真��赤土山古墳と復元家形埴輪と金剛山系
櫟本駅に集まった友史会メンバー総勢78名、この会に鍛えられて皆さん足が早い。中には八十を優に越えて九十歳近い人までいるのには恐れ入る。こちらはまだ若造だがこの会でいつも15キロ以上のアップダウンの道を歩かされると足がパンパンになりついていくのが大変だ？今日は12キロ程度で少しは楽なのか？
解説の青柳氏が最初に今日の行程とワニ氏に、関して簡単に紹介し、歩き始める。
まず櫟本墓山古墳に向かう。駅周辺は平坦に見えるが歩き出すとすぐに道が少しづつ登りになる。ワニ氏の拠点とされる和邇丘陵や東大寺山丘陵に向かう道だ。すぐに櫟本墓山古墳が現れる。後世のお墓が林立する古墳で64メートルほどの墳長を持つ中規模の前方後円墳だ。ここは足元が悪く大人数で登るのは危険なので外から見るだけで通過し次の柿本寺跡のある和邇下神社の鳥居をくぐり柿本人麿の石像と歌碑のある広場に出る。
柿本人麿の属する柿本家はワニ氏から別れた一族でワニ氏は欽明天皇の時代には春日氏と改名してワニ氏の名は姿を消してしまう謎の多い集団だ。この広場の縁には柿本寺の礎石と見られる平たい石が点在し、さらにこの先の和邇下神社古墳に登る階段手前には古墳の石室に使われたと思われる大きな天井石か石棺かに使われた大石がある。墳頂に登ると神社社殿があり拝殿の奥には見えにくいが重要文化財に指定された本殿がある。桧皮葺で桃山時代のものらしい。
一旦下って住宅街を進むとその奥に赤土山古墳がある。東大寺山丘陵の南端にある墳長106メートルの大型前方後円墳だ。眺望も開け、史跡整備調査で出土した家形埴輪などの埴輪列が復元されている。埴輪列の先からは金剛山や南郷遺跡群などが望まれる。
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