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写真�∈２鵑療玄┐里發Π譴弔亮臾髻�釜ノ口遺跡の埴輪工房跡出土品と赤堀茶臼山の形象埴輪との関係
写真�Ｇ聾�岡凝灰岩露出地を見学して旅も終わり
（再録）赤堀茶臼山古墳は昭和のはじめ頃地元の郷土史家やアマチュア考古研究家の報告があり、当時東京国立博物館の考古調査官だった後藤守一氏らと地元研究者、青年団が協力し発掘調査を行った。開発行為があり、すでに一部壊されていたための緊急調査だった。この古墳からは、後円部墳丘上から、たくさんの家形埴輪が出土し、周溝からは鷄形埴輪などが円筒埴輪などとともに出土し、出土品は大変立派でヤマト王権とかなり緊密な王とわかった。今回家形埴輪は、本物は東博にあり、県立歴博が所蔵するレプリカが数点でていた。
目玉は大型の鷄形埴輪で、胴体部分の出土で頭部と尾羽部分はない。しかし小さな羽の下に足が延び止まり木のようなものに足でつかみ後向きに蹴爪がついているー痕跡から復元したものだ。畿内の出土品と遜色はなく家形埴輪を含めこの被葬者の地位の高さを思わせる。講演者の賀来氏は東博にある同古墳出土品に小型の鷄形埴輪の頭部があり、資料館の学芸員とともに東博で現物の調査を行い、メスの鷄形埴輪と推定、古墳にはオスメスの埴輪がおそらく後円部墳頂にあったと推定した。鷄形埴輪はほとんどが被葬者の石室の上の墳頂に置かれているという。多くの重要古墳の墳頂には、武人や盾形埴輪、きぬがさ埴輪、ゆき形埴輪など被葬者を悪霊、災いから守るための埴輪を備えている。鷄は弥生時代に列島に渡来してまだ当時は貴重な家禽。木に止まるのは夜の証拠で昼は地面を歩き回りエサを食べ、縄張りを主張する。夜は木の上などに止まって狐などの襲撃に備えるそうだ。また足の蹴爪はは闘鶏などで雄同士が闘う時、飛び上がって足を振り下ろして蹴爪で攻撃し打たれると死ぬこともあるという。また朝の鳴き声は夜が明けて敵が来ないこと、自分の縄張りを主張するために鳴くのだそうだ。雄しか泣かずメスは鳴かない。体も雄が大きい。また頭には耳羽というものがあり、風などで乱されるのを防ぎ外の外敵などの音を正確にキャッチするためのものらしい。埴輪にはこの耳羽と、見えないはずの耳の孔まで表現され羽の線の模様まで描かれている。鷄形埴輪は古墳時代にしかみられず、古墳時代の有力者にとって特別の存在だったようだ。動物埴輪では、一番多いのは馬で千例はあるが鷄は次に多く三百例以上おそらく四百例近いのではないかとのこと。今日は鷄形埴輪という今まであまり注目してこなかった埴輪に関し多くのことを学ぶことができて、賀来先生と赤堀歴史民俗資料館に感謝。講演後改めて鷄形埴輪の、耳羽な孔、蹴爪、羽の模様などを確認して赤城駅に向かう。途中、古墳造営に使われた凝灰岩採掘地馬見岡の露出地に立ち寄る。石を切り出した跡がくっきりのこっていた。りょうもう号に何とか間に合うよう必死に緩い登り坂を漕ぎ七分前に何とか駅に滑り込み帰宅の途についた。
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