龍角寺は昭和七年当時の文部省国宝監査官、丸尾彰三郎が本尊の薬師如来座像を調査し、東京帝大関野貞も調査して白鳳様式を色濃く残す仏像と判明。奈良の大仏より古い仏像が遠くはなれた千葉で発見されたことに日本中が驚き、学会を含めセンセーションを巻き起こした。
その後様々な発掘調査などが行われ近年では早稲田大学による地下レーダー調査も行われ金堂奥の二荒神社周辺から強い反応が確認され回廊状遺構を反映すると思われる微地形と合致した。
2015年の早大チームの発掘調査で推定北回廊付近のトレンチから大量の土器や?仏、瓦塔などが出土、その他古代中世の様々な遺物遺構が発見された。、
この他龍角寺古墳群、とりわけ浅間山古墳、岩屋古墳の出土品とヤマト王権との関係、印旛国造と印旛郡、埴生郡衙などとの関係や遺跡発掘調査成果、集落との関係など興味深い調査結果が報告されていた。今後更なる研究成果を期待したい。
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