霧島市隼人と姶良市の遺跡と資料館見学を終え、鹿児島に二時頃もどる。帰りは鹿児島駅で下車、駅前のかごりんを初めて使う。手続きに少し手間取ったが何とかチャリをゲット、桜島フェリー埠頭に向かう。港の入口にかごりんのステーションが見えたが、ここはチャリを返却せず、そのままチャリごと乗り込むことにした。車は多かったがチャリは往復とも私一人。悠々とチャリを船底に置いてデッキで桜島を眺める。鹿児島、九州南部の火山の歴史と人との関わりをテーマとする今回の旅で三島ジオパーク巡りが叶わず残念ではあったが、それ以外には鹿児島大学や各地の資料館で火山と人の歴史を学ぶことができ、実地では、せめて桜島の溶岩を見ようと考え、またフェリーにも乗ってみたかった。この桜島フェリーは、24時間運航している珍しいフェリーだ。なぜかは知らない。朝のうちの雨も予報よりはやめにあがり、薄日が射してきた。だが桜島の山頂は雲に覆われているが文句は言えない。到着し、余り時間がないのでチャリで近くの溶岩公園に向かい溶岩や足湯と桜島周辺の海を撮影し
、次の船で鹿児島に戻り、今日の最終目的地の県立図書館までチャリで走り近くの西郷どんの銅像前のチャリポートに返却。超過料金は三百円で十分元を取れた。ちなみに最初の支払いは一時間二百円だった。図書館では、鹿児島大学博物館で見かけた「隼人の古代史」の著者の著作や火山関係の資料などを郷土資料コーナーで探して一時間位読み、もう少し遅くまで滞在するつもりだったが、空が暗くなり急に気温が下がってきて、換気のため目の前の窓が開いており寒気がしたので上着を着込み、資料のタイトルなどのメモや写真をとり、早々に図書館をでて、再び西郷像前のかごりんを借りて、宿の近くのポートに返却し(この料金は百円)宿に向かった。
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