写真2.出土した伽耶系陶質土器
写真3.最も古い花山8号墳
日根野駅から快速電車で和歌山駅に出る。すでに日根野でのママチャリで疲れているが今日の目的地である紀伊風土記の丘に行かないわけにはいかない。ワカチャリを観光案内所で借りて荷物をロッカーに預け、必要なものだけを持って出発する。風土記の丘までは、多少の登りはあるが通いなれた道、ナビも使わずに花山温泉のところから風土記の丘に向かう。今回の花山古墳群は、これまで歩いた岩橋千塚古墳群の中でも最も古い一群だが、開発で一部の重要な前方後円墳などが破壊されていて、今なお史跡指定からは外れている。大半が私有地だが、急斜面の丘の上に主だった古墳が多数残されているようだ。当面追加指定は難しいようだがこれ以上の開発や破壊は当分起きそうもないようだ。私有地ではあるが入れないわけでもなさそう。今回は疲れて無理だがいつかなかを歩いてみたいものだ。
この初期の古墳群の調査は地元の郷土史家らが中心になって進められ、最古と思われる花山8号墳からは三角縁神獣鏡などの出土記録が郷土史家の聞き取り調査などで明らかになっており、風土記の丘ではそれらの聞き取り調査資料などを後世に残すように再録編集作業を行っているという。
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