午後ふじみ野市上福岡歴史民俗資料館でふじみ野の古代牧に関する展示と講演会があるので、午前中は、その近くの水子貝塚資料館で開催されている打越遺跡展を見るため、東武東上線のみずほ台駅で下車してダイチャリを借りて出発。五キロくらい走って水子貝塚に出る。入口先のロビースペースのような空間に左に常設展、右に打越遺跡展がある。水子貝塚の辺りは縄文時代前期に入る頃海進が始まり、そばを流れる古入間湾は海だった。遺跡としての歴史は古く、明治時代に発見され、大正昭和と酒詰仲男や和田誠一らにより発掘調査が開始され、その後もふじみ野市などによる貝塚の分布調査などが行われ国史跡となった。
打越遺跡は同じ時期に発見され同じく縄文時代前期の大集落だったようだ。残念ながら水子貝塚のようには保存されず今は道路、小学校、畑の下などに埋もれているか壊されている。縄文時代前期から、中期、後期までの土器や弥生時代や奈良時代の遺物も出ているようだ。遺跡名を冠した打越式土器という名前が残っている。遺跡地図や土器紋様の説明に関して館の学芸員さんに話を伺った。見学後水子貝塚の復元室も見学し、その後打越遺跡があったみずほ台小学校や近くの畑辺りと古入間湾方面に落ち込む崖辺りをチャリで走りふじみ野市上福岡歴史民俗資料館に向かった。
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