６月３日（土）豪雨の中を下布田遺跡整備計画展へ

調布市郷土博物館分館で下布田遺跡の整備計画を市民にお知らせする展示があるというので、雨の中出かけてみた。小田急線の狛江駅から調布駅南口行バスに乗り、品川通上布田下車すると、急に風雨が強まり、傘が飛ばされそうになる。モンベルの山用の折り畳み傘しか持ってこなかったので失敗した。雨風でビショ濡れになりながら何とか分館に到着。さすがにこの雨で見学者はごくわずか、先の見学者が館を出るところで、その後は誰も来なかった。展示は下布田遺跡の簡単な紹介と、メインは史跡整備計画の説明だった。この遺跡は石棒が多数埋められた遺構と石棺墓のある墓域が主で、住居跡、集落跡は見つかっていないらしい。そのため、史跡整備の目玉をどうするか？やや苦しんでいるようだった。石棒の場合はおそらくレプリカを出土地点に配置したり、当時の植生を復元したり、というような計画らしい。学芸員ではなかったが、市の担当職員が説明してくださった。VRなどを利用するかどうかはまだ決めていないようだ。来年から整備事業が始まる予定という。下布田遺跡はこの分館の奥に見える公園を中心に保存されているようだ。
　再び雨の中を今度はバスで調布駅に出て、御茶ノ水にある博物館の図書資料室に資料探しに出かけた。靴はすっかり水浸しになった。