福岡空港に11時前につき、空港内のうどん屋で腹を満たし、地下鉄で西新駅に出る。駅前でチャリを借りる予定だったが場所がわからずやむなく歩いて西新町遺跡が発見された学校を眺めてから福岡市歴史博物館まで歩く。今日も35ドを越えているので汗が吹き出す。博物館内に入りようやく一息つく。帰りのためにチャリポートの場所を確認し、講演会の受付の順番を確保し、受付時間まで二階の展示を見る。今回は今日の講演者の高田寛太氏の本に出てくる雑餉隈(ざっしょくま)遺跡の弥生時代の半島系石剣や西新町遺跡の軟式韓式土器など対外交渉や人の移動に関わる遺物を見る。
急いで受付に戻り講演会受付の順番に並んで席を確保する。講演資料を見ると、まさに今読んでいる栄山江流域と九州中北部ー有明海、八代海沿岸、博多湾、遠賀川流域などとの交流、交易の歴史、倭王権との関係、半島西南部を中心とする倭系文物や古墳との関係を論じ、最後に磐井の乱との関係を考えるという筋立てだ。多くの論点を速射砲のような淀みない喋りで一度のブレイクを挟んで3時までに話しきったのはさすが。話の展開が早すぎて追い付けない内に話は終わった。高田氏の本や関連論文などを読んで咀嚼し直さねばならない。終了後、もう一度展示を見て、帰りはチャリチャリを借りて元寇防塁の遺構や石碑などを見学しがてら、西新町駅前のチャリチャリポートを探して返却し地下鉄で福岡空港に戻る。台風のせいか雷雲のためにフライトが遅れ、何とか成田空港に戻ったのは夜の九時近かった。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する