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写真��土偶を読むを読む出版記念集ライブトークショーで展示された小諸市石上遺跡出土、遮光器土偶
写真�０豎�の小諸市立図書館の北国街道資料展の中の善光寺道名所図会復刻版
小諸駅に戻りチャリを返却しようと思ったが先払いしていて十二時40分まで借りているのでまだ時間が１１時半過ぎなので、もったいないので小諸城址懐古園に向かう。しかし、お金がかかる上時間も十分でないため、地図を見て小諸城の大手門が手前にあるのでそれだけを見ることにして、とりあえずシンポジウム会場の小諸市市民交流センターのステラホールに行ってみることにした。大手門を撮影し、交流センターの建物に入り、ステラホールに行ってみると、まだ準備はこれからで一時にならないと受付が始まらないので一階のカフェで食事を済ませそれから荷物をロッカーに預けてチャリを返却し、歩いてステラホールに戻る。気温がかなり上がってきたので駅前の休場でアイスを食べてホールに戻るとちょうど受付が始まっており、かなり人が入っていた。このテーマでこれだけ人が入るのだから、主催者の努力のほどが伺える。そう言えば、入口で主催者の一人の堤隆氏とばったり会い、挨拶をしたが、氏が長年、浅間縄文ミュージアムの館長時代などで培った市民との交流が生きているのだと感じた。読むを読むの望月氏も無論参加して著書も販売していた。
会が始まる前に下の図書館で小諸市史や御代田町史などをめくってこの地域の先史時代の記述を参照した。
会が始まり、最初に堤氏の司会で主催者の佐久考古学会会長の挨拶や、縄文zineの望月氏の挨拶があり、続いて山田康弘氏の講演、縄文時代とは何かという大きなテーマで話をされた。ホモサピエンスに至る人類史の流れのなかで縄文時代は、狩猟採集をメインの生業としながら定住生活に入ったことの意味と、そこから始まる様々な問題と縄文人がどのように立ち向かったのかを論じた中々印象的な講演だった。その後休憩をはさみ山田氏、佐久の藤森英二氏を含め、土偶を読むと読む読むを巡り、土偶をとうとらえるべきか、様々な興味深い論点が出された。
それはそれで実に有益であったが、私としては竹倉氏の土偶論が考古学者に相手にされず、論文も発表もせずにいきなり本を出して、それが空前のヒットをしたのは良いが（個人が自分の見解を発表するのは自由だがーー）、考古学者が閉鎖的と一方的に悪者にされたのがどうにも解せない。竹倉氏の論はどうにも直感的ひらめきをそのまま本にしたようなもので検証のしようもなく〜無論どこがおかしいのか、間違っているのか数名の考古学者からは、専門誌には厳しい批評が出されたものの専門誌では一般には届かない。あの内容では人類学会でも相手にされないと思うが、それにしてもサントリー学芸賞を受賞し、あたかも考古学会が閉鎖的と痛罵されたことにはどうにも納得がいかない。
なお小諸市は財政事情からか小諸市郷土資料館が閉鎖されており、せっかくの考古資料や郷土資料を展示するスペースが現在ない。そこで今回のような機会に会場でのミニ展示を行っているそうだ。今回展示されていたのは、展示に堰出土の遮光器土偶頭部、同ネックレス土偶、同顔面付注口土器の三点、遮光器土偶に関しては、トーク所の中で、土偶が土器と異なり遺跡を動かないという話から、遮光器土偶を見たことのある人が北のどこからかやって来て，ウル覚えで遮光器土偶を作ったのではなどと推理、本物を見たことがなければ作れないものという評価。
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