センターを出て、最初に稲荷殿古墳に立ち寄る。多賀城埋蔵文化財センターで見た山王遺跡の場所を確認しようとセンターを出て国府多賀城駅と高速に挟まれたエリアをチャリで探索する。高速道路JRに挟まれたエリアで圃場整備をしたような場所を何となく撮影しながら走るとやがて山王駅前に出た。山王遺跡の標柱もこの辺りにありそう。案の定駅の右側の植込みの手前に大きな説明板があった。山王遺跡は、かなり広い範囲に広がっているようだ。遺跡巡りはここで終了し東北歴史博物館に向かう。午後の館長講演会のテーマがサハリンの考古学で今日の最終目的。待ち時間が長いので夏休み企画展のハニワを作った土師氏だか、子供向けの展示だった。
サハリンの話は東北大学が、戦前伊東信雄が南樺太庁の要請で行った同地域の考古と民俗調査の資料と内容を戦後に整理して資料集として取りまとめ、さらにサハリン国立総合大学と共同研究の協定を結び、2017年までの間に共同研究を行ったことの概要をわかりやすいエピソードを交えて話された。その背景はおおよそ理解できたが、素人向けということもあり伊東信雄の土器編年の内容に余り踏み込まなかったのは残念だった。
今後調べていくに当たってどのような資料が残されているかの概要を知ることができたのは収穫だった。
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