写真②収蔵庫内で石生前遺跡出土土器を開設する柳津町学芸員の長島さん
写真③収蔵庫の様子
奥会津縄文展の企画の一つ、柳津縄文館のバックヤードツアーに参加した。10時開始だが、九時過ぎに到着し縄文展や常設展をざっと見学し、二階の収蔵庫に上がると担当学芸員と事務方のお二人が出迎え、何と申し込んだのは私一人!柳津には、石生前遺跡という巨大な集落遺跡があり、展示も収蔵庫もほぼこの遺跡の土器などで埋め尽くされている。学芸員のかたは、その遺跡の始まりから終わりまでの土器の変遷を丁寧に解説された。とても贅沢。こんな凄い遺跡が柳津にあることは知られていないために参加者が他にいなかったのか?土器の大半は遺跡の中の段差のある低い場所に捨てられていたものらしいがその数は圧倒的で見事に復元されている。高さ八十センチを越えるような巨大なものを含め大木7a式から8b式までの間が特に立派だ。その後は地域性が強まり派手さは失われるが、その後後期に入ると三十稲葉式や南三十稲葉式という新潟の土器の影響が再び活発になるようだ。中期の火焔系土器は馬高式でやはり長岡市周辺がその中心とすれば、柳津周辺との交流は阿賀野川水系よりも只見から80里越えという陸ルートを想定できるだろうか?私一人ではもったいなかったが、貴重な資料とお話を聞くことができて柳津町に感謝
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