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日記
灘崎歴史資料館の見学を終え、タクシーで彦崎貝塚を回って岡山に戻るつもりでいたら田嶋氏が町に用事があるというので車で彦崎貝塚に案内して解説付きで見学し、茶屋町駅まで送ってくださった。感謝。資料館で出土品を見学した彦崎貝塚は、調査の歴史は百年以上前の大正10年、、大地主の本山彦一により始められ、その後、坂詰仲男、鈴木尚らの東京大学人類学教室や岡山市など多くの調査があり、多数の縄文人骨なども出土した。しかしながら、なぜかその重要性の認定がなされず、最終的に岡山市の調査で盛土下などから、良好な貝層や遺構が発見され、平成20年に至ってようやく国史跡に指定されたらしい。近年市の調査でかつての東大の調査区の確認と中世の盛土の下などを調査したところ、無傷の状態で貝層や住居跡、墓域(土坑墓)などが新たに発見されて、現在史跡整備の途上にあるようだ。ただし五年ほど前の大雨災害で造山古墳が被災してその修復に予算が使われ、その後の段取りのようだ。彦崎貝塚を散策し、車で児島湾干拓の様子のわかる高台から低地を眺めながら茶屋町駅まで送っていただいて大感謝。その後古代吉備文化財センターに向かい、次に新幹線サクラまで時間があるので岡山市埋蔵文化財センターに立ち寄ったら再び戻ってきた田嶋氏に再会、今日は偶然の重なる日だ。
3月5日(火)彦崎貝塚を見学する
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