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入生田から博物館に向かい、地話懇話会会場で受付を済ませ。開始時間まで開催中の動物画家の薮内正幸氏の展示会をざっと見学し、会場に戻る。懇話会では、もともと生物学の専門家でふとしたキッカケから真鶴、湯河原地域の石切場に興味を持ち、詳しく調べられた現在は箱根ジオガイドの肩書の渡辺孟氏のお話を聞いた。江戸時代、江戸城関連の築城や石垣などの建設のために多くの石が切り出されたこの地域の石切丁場の歴史を現場の観察と古文書や古地図‥から詳細に調べあげたお話は大変興味深いものであった。湯河原、真鶴地域の山々や遺跡を徒歩やチャリで何度も踏査したので幕山周辺や美化センター、白銀林道、城山、しとどの窟辺りを良く歩き、走ったことを思い出した。至るところに石切丁場があったようだ。とりわけ美化センターからゴルフ場にかけて、大きな丁場と集産地があり、また真鶴、湯河原の海岸でも石切丁場や船積み場所があったようだ。それらを一つ一つ丹念に追いかけて解明する様は中々見ごたえがあった。
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