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さて、今日は公州市から後期百済の泗沘期の遺跡巡り。忠清南道扶余にある官北里遺跡周辺の遺跡群を巡る。
最初に高久先生の希望でコースにない王興寺に立ち寄る。
王興寺は577年２月、威徳王が亡くなった王子の供養のために創建されたが、飛鳥寺のモデルと言われている。韓国では古い石塔が数多く残され、ここの石塔には、百済滅亡後に勝利した唐の武将が、石塔の全面に、その勝利を記録する銘文を彫り込んでいることでも知られている。塔の側面には銘文の拓本をとった跡が残っているし、角度により銘文が見えている。高麗時代には残された遺構を利用して寺院施設を造り、その中の石像仏が残されている。長年野ざらしで風化しており、一部は復元らしく、あまりパッとしない仏様だ。飛鳥寺との繋がりに思いを馳せながら次の官北里遺跡のあるエリアの中にある国立扶余博物館に向かった。
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