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写真��滋賀里遺跡晩期の土器
図録は初日でほぼ売り切れというなぜか大人気の企画展、1948年に坪井清足らにより発掘調査が行われた琵琶湖西岸、比叡山東麓の滋賀里遺跡出土品からはじまり、西麓にあたる北白川の京大キャンバス周辺の北白川追分遺跡など北白川下層上層土器などやサヌカイト製石器、トロトロ石器など、学史的に著名な遺跡や土器を堪能することができた。図録は売り切れたのでさ再印刷にかけるので予約して、また滋賀里遺跡出土品の新しい図版を共に購入した。せっかくなので土器をいくつかスケッチして博物館前の学食でランチ後、講演会の受付まで再びスケッチして過ごした。
面白いのは後期の堀之内式のどきの模倣品が出土するが一過性でなく堀之内式が関東で変化するようにこの遺跡でも同様に変化していくというのだから、よほど東西の交流や移動があったものと思われる。晩期の土器は刻み目突帯文土器で果たして農耕段階に入っているのかとどうか、坪井清足氏は、そう考えたが、実際にはその証拠は見つかっていないようだ。貴重な土器など、見られて来た甲斐があった。
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