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写真��亀ノ瀬の下部
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大和川と石川合流点付近の船橋遺跡付近から７kmあまり上流の亀ノ瀬に向かう。
もともと水量の多くない川で、地滑り地帯もあり土砂で埋まりやすいのだろうか？大和川を通じて大和盆地島南部と河内、あるいは奈良と河内を結ぶには、大和川が狭まる亀の瀬のエリアを越えねばならない。あるいは佐紀古墳群のあたりだと木津川・淀川経由で大阪湾（河内湖）に出られるが、亀の瀬のあたりが古墳時代や古代にどうなっていたのか？流路の移動状況は？川はどの程度浅かったのか？など、現在でもわかっていない。ただ亀の瀬を一度も見たことがなかったので、今回行ってみることにした。大和川と石川合流点あたりをチャリで散策し、8時過ぎに亀ノ瀬に向かって走り出す。
はじめはさほどの坂ではないが、じりじりと傾斜が出てきて、大和川も浅瀬が目立つようになる。大和川は一般的には水量がさほど出ない一方、川床が土砂で埋まり浅いために洪水も周期的に起こるようだ。江戸時代以降の大和川の付け替え工事もそうした洪水対策であったのだろう。
石川合流点から6kmほど上流でいよいよ両側から山が迫り、峡谷となって浅瀬が目立つようになると「亀ノ瀬」の表示板が出てきた。国分寺大橋・河内堅上駅あたりから亀岩の先まで2km以上、こうした狭谷が続いている。ここを古墳古代に堂越えたのか、峡谷の状況がどうだったのか？船を両岸から引っ張ったのか、陸に挙げて引いたのかーー？？
そうこうしているうちに亀ノ瀬を過ぎてじすべり歴史史料館に9時ころ到着した。9時は開館で雨が降るので中に入り、雨宿りして開館時間を待つ。
