城山カタクリの里と津久井湖花の苑池でのお花見スケッチを終えてチャリで橋本駅に戻り、渋谷駅に向かう。JR横浜線の乗り場を間違えて予定より遅い電車に乗り、10分以上遅れて渋谷駅に到着、田園都市線(半蔵門線)の地下からヒューマントラストシネマ渋谷方面への出口を探し、なんとか映画館に出る。上映10分前にかろうじて到着。映画館内でヤマレコ日記を書いているうちに、映画が始まった。
TBSドキュメンタリー(これはHBC北海道)の番組宣伝では
クマと民主主義 〜騒動の村からトップランナーへ〜
「今や全国の課題となった、クマとの共存。その危機に直面し、いち早く解決の糸口を見つけ出した村が、北海道にある。
日本海に面し、豊かな山々に囲まれた島牧村。2018年の夏、毎晩のようにヒグマが住宅地に現われ、庭や小屋を荒らした。取材を進めると、出没の原因が「人間社会」にあることが見えてきた。
さらに被害が長期化するうち、クマの出没対応をめぐって村の人間関係に“溝”が生まれた。クマが出ても、ハンターに出動を依頼できない事態に陥る。
クマ対策の陰に隠れた「民主主義の課題」に気づいた住民たちが、少しずつ村を動かしていく。人間関係の“溝”とも向き合い、地道な努力で、村は北海道内でも“クマ対策のトップランナー”と呼べる存在へと変わった。
一方で全道・全国では、村の教訓が生かされず、出没や事故が繰り返されている。 過渡期を迎えた、クマと人の関係性。小さな村がクマと向き合い悩んできた6年間から、全国につながる対策のヒントを考える。」
と紹介されているが、島牧村とは地図で見ると、北海道渡島半島の日本海側にあり、奥尻島と積丹半島の間ー噴火湾側の長万部の緯度より少し北側の日本海側だ。 奥尻島と積丹半島の間ー噴火湾側の長万部の緯度より少し北側の日本海側だ。 なかなか観光ではいかないところかな?ーでも温泉・ホテル、ユースホステル、賀老の滝やキャンプ場もあるようで、それなりに観光客も来るようだ。
クマやシカ・イノシシ食害など、人口減少、老齢化に悩む全国各地の農山村での共通の悩みがあるが、北海道にはヒグマもいるのでより深刻だ。札幌までヒグマは進出しているのは自然からの警告だ。HBC北海道入社二年目の女性記者が取材をはじめ、クマ対策に駆り出される猟友会と漁協などを支持基盤とする村長や議会との対立があり、議会によりクマ対策の予算をカットされ、猟友会ハンターらはクマ対策協力を外れた。住民らはクマ対策の先進地域烏(知床半島や占冠村)に出向いてそれぞれの自治体や住民、ハンターらがどのようにクマと向き合っているかを探る。電気柵をめぐらし、クマの修正をよく知り、生ごみなどクマのえさになるものを外に放置しないなどーーしかし、島牧村では関係団体の間でも行き違い、目に見えない対立があり、住民が粘り強く両者を説得、次第に関係が改善され、様々な対策が打ち出されて置く様子が移される。新米記者も村議に取材するも、変更記事を書くなと叱責されながらも粘り強く取材、記事を書き、ドキュメンタリーを製作する。
特に感心したのは北海道内陸の占冠村の取り組みー浦田剛さんという野生鳥獣専門員を村が雇い、専門員がハンターや村役場、住民、警察と力を合わせ、クマを知り、対策の予行演習を行う姿は、一つの理想的なスタイル。そんな村もあるのかと驚いた。占冠村と鳥獣専門員の話は、TBSのHPの記事に出ている。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1502648?page=4
様々なことを考えさせられるドキュメンタリーだった。
TBSドキュメンタリー映画祭
https://x.com/TBS_DOCS/status/1877190158576971799
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日記
3月30日(日)TBSドキュメンタリー映画祭「クマと民主主義」
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