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写真��安国寺遺跡出土の台付革袋型土器
写真�Ａ箸濆腓錣桟心�の比較
今日の主目的は登呂博物館で開催されている安国寺集落遺跡展を見学する。この遺跡は2023年5月11日の日記で訪問記が記されている。ただし忙しかったのか、ほとんど内容は記されていない。出土土器や木器などを見たはずだが、空港に戻る直前で時間もなかったのか、十分な観察はできなかったようだ。2024年以降であれば、スケッチ観察などを行うので、見学時間などが大幅に増えるので、計画自体が違ってくる。
今回の登呂博物館の展示は、ともに弥生時代後期の遺跡として、土器や木器、祭祀とお墓などを比較して展示している。
土器に関しては、安国寺遺跡は国東半島という立地から近畿や瀬戸内海、北部九州の影響が大きく、複合口縁の壺などでも近畿地方の影響がみられる。この複合口縁壺の口縁部は「く」の字の形をしており、こうした土器は「安国寺式」と呼ばれる。
一方、登呂遺跡出土土器は、条痕文という文様が西日本の様式であり、安国寺遺跡のものとの共通性はみられる。また建築や木材利用に関しては、海岸近くの低湿地から多くの木製品、遺構が出土、広葉樹を巧みに利用した加工技術を示している。
出土環境や部材から高床倉庫などを想定、中国の河姆渡遺跡のある浙江省余姚県との交流で7千年前ころの高床倉庫などをヒントに復元している。このような木材加工や木j製品、建築も大陸から農耕とともに伝播したものだろう。
弥生時代後期ではすでに鉄器段階に入っているはずだが、黒曜石の石鏃が出土している。安国寺遺跡では姫島産黒曜石が使われ、日の主目的は登呂博物館で開催されている安国寺集落遺跡展を見学する。この遺跡は2023年5月11日の日記で訪問記が記されている。ただし忙しかったのか、ほとんど内容は記されていない。出土土器や木器などを見たはずだが、空港に戻る直前で時間もなかったのか、十分な観察はできなかったようだ。2024年以降であれば、スケッチ観察などを行うので、見学時間などが大幅に増えるので、計画自体が違ってくる。
今回の登呂博物館の展示は、ともに弥生時代後期の遺跡として、土器や木器、祭祀とお墓などを比較して展示している。
土器に関しては、安国寺遺跡は国東半島という立地から近畿や瀬戸内海、北部九州の影響が大きく、複合口縁の壺などでも近畿地方の影響がみられる。この複合口縁壺の口縁部は「く」の字の形をしており、こうした土器は「安国寺式」と呼ばれる。
一方、登呂遺跡出土土器は、条痕文という文様が西日本の様式であり、安国寺遺跡のものとの共通性はみられる。また建築や木材利用に関しては、海岸近くの低湿地から多くの木製品、遺構が出土、広葉樹を巧みに利用した加工技術を示している。
出土環境や部材から高床倉庫などを想定、中国の河姆渡遺跡のある浙江省余姚県との交流で7千年前ころの高床倉庫などをヒントに復元している。このような木材加工や木j製品、建築も大陸から農耕とともに伝播したものだろう。
弥生時代後期ではすでに鉄器段階に入っているはずだが、黒曜石の石鏃が出土している。安国寺遺跡では姫島産黒曜石が使われ、少し白っぽく透明感があるのが特徴で、この石は旧石器時代から西南日本一帯に分布する特徴的な石材だ。登呂遺跡のものは原産地が書かれていないが、石鏃の形は両者異なる。
祭祀具としては、赤彩土器、ミニチュア土器、鏡片、組み合わせ式机などが見つかっているが、祭祀遺構は見つかっていない。
登呂遺跡では独立棟持ち柱を持つ建物の中に卜骨なども出ており、祭祀用建物と考えられている。一方、安国寺遺跡では土器館などの墓域が見つかっているが、登呂遺跡ではなぜかこれまでお墓が見つかっていない。
800�匐瓩�離れている両者だが、共通性も目立つ遺跡だった。
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