山登りを経験するにつれて、ガイドブックや活動日記等で、事前に入手する情報内容も変わってくる。
今の私の場合は、積雪期を除けば、駐車場の情報と駐車場までのアクセス(林道の場合)以外は、ほとんど調べないで登る(但し、地図はきちんと見る)。
振り返ってみると、以前は登山道の様子、危険箇所、道迷いポイント、お花の開花情報、徒渉情報、ビュースポット、山頂の様子・・・をくまなく調べてかなり慎重に登っていたと思うし、他の方の活動日記に大いに助けられたと思う。
山歩きの経験を積むに連れて、多少の「危険箇所」(これも人の主観や力量に大きく左右される)は、慎重に歩くことである程度クリアできるようになり、情報入手の必要性が下がったということもある。しかし、最も大きな理由は、先入観をもって山に登りたくないということだろう。
先日、くじゅう連山の一部を歩いたが、出張の際に思い立ったこともあり、登山口の場所以外は、地図のみで事前情報なしで歩いた。特に、その時期が紅葉の見頃などとは予想すらしていなかった。しかし、思いかけずみられた霧氷や紅葉を始め、稜線の先に続く山並みなど初めて見る光景に感動しっぱなしであった。
逆に粟ヶ岳の周回のように、事前によく調べないで、後半に苦い思いをした山もあるが、これもまた糧になるだろう。
ある程度山を歩いて思うことは、山登りは、「確認の作業」ではなく、「発見の行動」でありたいということだ(当然のことながら私の場合である。念のため)。
だから、最近では、殆ど雑誌や登山ガイドを事前に見ることは殆どない。特に、雑誌はいわゆる「映える」写真で満ちており、実際に山に登って「あの光景がみたかったのに〜」なんて、もったいない思いをしたくないのだ。
ただ、これはある程度しっかりした道のある夏山だから言えることであって、積雪期であれば、その積雪の状況が場合によっては命に直結するので、今の私のレベルでは雪の状況は事前に詳しく調べるようにしているし、歩いた方に直接問い合わせすることもある。
山歩きって、経験していくにつれて、このようにスタイルがどんどん変わっていくのも楽しいんだよな〜
ボクの場合、あんまり事前に調べすぎると、興味がなくなって行かない、なんてこともあります(笑)
そういえは、インターネットが普及し始めた頃、山行記録をネットにアップするかどうかを検討した山岳会がいくつもあったようです。
それは、会の経験を教えたくないという事ではなく、自分で考え、発見し、経験する権利を奪うのではないか、、という事だったようです。
ネットはあくまでも道具なので、どこまで自分に必要か、どこまで使うかを考えて使いたいですね
ヤマップだとフォロワーさんがたくさんいて、内容によっては角が立つ場合もあるかもしれませんが、ここは、適度に緩くて、ある程度言いたいことが言えるのがいいのです・・・(脇道にそれました)
なるほど、山岳会でもそういう議論があったのですね。「自分で考え、発見し、経験する権利」なづほろ、まさに山歩きの醍醐味ですよね〜
kozou17さんもよく仰るとおり、山歩きは計画するところからすでに始まっていて、そういう所で他人の軌跡を取組むなんてのももったいなですよね。山登りは、まさに自分で考えることに面白みがあるんですよね。
自分でこう言っておきながら、それなりに詳しい山行記録を出している矛盾も感じていることですが、人によって欲しい情報は異なるだろうし気にしないようにしています。まさに自分で必要だと思う情報を仕入れればいいだけすね。
私も分かります。発見は楽しい。
そして帰宅してからゆっくりヤマレコの記録を作成しながら復習するのがとても楽しい。
繰り返し訪れ、知識を増やすのも楽しい。
季節を変えるのもまたいい。
でも山を限定せず、みなさんのレコを眺めて、今はこんな花が咲いているんだと参考にするのも楽しい。
おっしゃる通りアクセスはチェックしないとですね
私もそんな楽しみ方ですね。同じ場所へ行った方が自分と違った視点だったり、自分が見逃した景色だったり、「あ、見逃した〜」なんてこともしばしば。でもそれがまた楽しい。復習しながら、また別の季節の訪問したりして。
他の方の素晴らしい記録とかは、ブックマークだけして、そこに書かれている光景が頭から離れてから登るなんてこともしてます。
やはり大事にしたいのは、自分が実際に山に登ったときの経験・発見ですね。
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