「ネタバレ消費」と登山SNS

今朝、朝のラジオでもやっていたというのもありますが、春が進んでお花の時期になると毎年恒例のように「ネタバレ消費」を思い浮かべます。

「ネタバレ消費」とは、コンテンツや商品、サービスの内容や中身を知った（ネタバレした）うえで購入する消費行動のことで、もう何年も前からZ世代には特徴的とされてきました。

例えば、映画やドラマのストーリーを知ってから視聴する、とか、商品の性能や評価を確認してから購入する、施設や旅行地の評判をSNSなどで確認してから出掛けるなどして、可能な限り「失敗をしない」消費を心がける行動のようです。

毎年、春が訪れるこの時期になると、大量にアップされるＹＡＭＡＰなどのＳＮＳの「花」情報をみて、まさに「失敗をしない」登山をする方も多いでしょう。

ただ、私の場合は、自分が訪問する予定の山に関しては、ＳＮＳの花情報ってある意味雑音でしかありません（自分が見なければいいだけなので、ＵＰすることを否定しているわけではないので誤解なく）
だから、あえて情報を見ないで出かけるし、直近の情報がない山へ出かけて行きます
それでお目当てのお花に逢えなくても、私の場合は、十分楽しい・・・

そういえば、先日、宮城県の深山を歩きましたが、予想害にも純白のキクザキイチゲを今年初めて見つけることができて、それだけで十分心が温まる気持ちになりましたし、それで私にとっては十分満足でした。やはり山は、ネタバレよりも、「発見」を楽しむ場だと思います