柴又を訪問したのは、8年前
あのとき柴又で食べた草団子はうまかったな〜、と今でも記憶に残っている。
そのとき、連休中ということもあり、ひと際賑わっているお店があった。それが柴又の"とらや"だ。
寅さんの故郷は、東京は葛飾柴又、そして、帝釈天参道の「とらや」・・・
しかし、ある作品以降、あの寅さんのふるさとが、「とらや」ではなく、「くるまや(菓子舗)」となっているのにお気づきの方も多いであろう。
実際には、それまで柴又には「とらや」というお店はありませんでした。
柴又のお団子やをはじめ、映画をみた方の心の中にあったのが柴又の「とらや」でしたし、
ある意味、帝釈天の参道にあったお団子屋のすべてが「とらや」だったと私は思ってます
しかし、ある時から、柴又にある一軒の団子屋が、"とらや"と名乗るようになりました。
偶然なのか、それ以降、「男はつらいよ」シリーズ作品では「とらや」は使われなくなってしまいました。
(この経緯は、様々なところで触れられているので、あえてここでは触れません)
かつて、寅さんが、「もし何かあったら葛飾柴又のとらやに訪ねて来な、悪いようにはしないから」と・・・
やはり寅さんには、「くるまや」ではなく「とらや」という響きこそがしっくりくる
ちょうど「くるまや」に変わった時の「男はつらいよ」シリーズの中で、上記のことに関係があるか否かはわかりませんが、さくらと御前様の会話が出てきます
御前様「昨日寅が来て久しぶりに歓談しました」
さくら「あら、どうせバカな事ばかり言ってたんでしょうね」
御前様「いやいや、近頃は金儲けしか考えん人間がこの門前町(柴又の帝釈天参道界隈)にも増えてきましたから、寅のような無欲な男と話してるとむしろホッといたします。あれはあのままでいい」
今更な話ですが、登山関係のある"辛口"ブログを見ていたら、柴又の"とらや"が甘口で出てきたので、きっと、こういった歴史も忘れ去られるんだな〜っと思うとちょっと寂しくなった次第で、日記に書いてしまいました
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