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私は、小学5年生の時の林間学校の地が、当時埼玉県で最も面積の大きかった市町村である旧大滝村であり、そのメインイベントが「三峰山登山」でした。雲取山を下山した今頃になって、その頃の懐かしい記憶が蘇ってきました。
当時は、約300人の生徒が一斉に東武東上線から秩父鉄道を乗り継いで三峰口まで乗車し、その後、秩父湖まですし詰め状態のバスに載せられました。
そして、当時の埼玉県としては珍しかった大規模ダムの二瀬ダムを見学し、その後秩父湖沿いの車道を歩かされます。300人近くの生徒がほぼ1列で車道を歩かされるわけですから、6組だった私は、かなり後ろの方で、前に連なる長い長い車道上の列を見て「あそこまで歩くのか〜!」などととてもウンザリした記憶です。その後、湖畔から三峯神社まで長い登山道を登らされました。確か、私は前夜に喘息発作で眠れず、病み上がりの私は、「ヒューヒュー」喉を鳴らしながら、大変苦しいなか登らされました。
ようやく傾斜が緩くなってころに、超オンボロの2階建ての校舎のような赤い屋根の木造建物が樹林帯の中に忽然と姿を現しました。300人の生徒を受け入れできるような施設(別の小学校もいた記憶なので、もっとたくさん)で、夜にはキャンプファイヤーをしたりしたので、少年自然の家のような施設だったのかもしれません。しかし、web上調べてもそのような施設があったとの情報は見つかりませんでした。因みに、近くにある旧大滝小学校三峰分校は立地も建物も記憶とは全く異なるものです。
国土地理院の過去の空中写真を踏まえると、すぐ近くに三峯神社もあった記憶なので、もしかしたら、宿坊興雲閣の当時の姿だったのかもしれません(古い写真を見ると確かに赤い木造っぽい建物に囲まれていた)。今は、それなりに立派な建物になっているので、この間、興雲閣も改築されたのかもしれません。
今は、興雲閣も「パワースポット」として、名を馳せている宿坊ですが、当時の小学生には、その価値もわからず、飯も含めて全てにわたって評判が悪かったですね(笑)
翌日は登山道で下山した記憶はないので、当時運行されていたロープウェイ(2007年廃止)を利用したのでしょうね。
ところで、当時、三峯神社付近でグループでオリエンテーリングで競った記憶があり、そのポイントの1つに「三峰山山頂」というのがありました。そんなこともあり、つい先日まで「三峰山」という特定のピークがあると思っていました。
しかし、今更になって、初めて知ったのが、「三峰山」とは、妙法ヶ岳・白岩山・雲取山の三山の総称を言うことです。いわば「出羽三山」と似たような概念かもしれません。一方、私の記憶の中にある「三峰山山頂」とは、1101三角点「三峰」か1127電子三角点「埼玉大滝」のいずれかであったのでしょうね。
でも、今回、初めて、三峰山の3つの峰を無事に歩くことができたということは、このパワースポットの御利益なのかもしれません・・
写真はいずれも国土地理院提供の三峯神社付近の年代別の写真
1枚目:2020年
2枚目:1974〜1978年
三峰山頂上は、狭義にはロープウェー山頂駅の跡地ですが、山頂駅がない今、三峰神社の敷地内の最高地点と解釈するのが現実的だと思います。
https://x.gd/hY0mG
地点を特定するなら、地形図に標高が記されている1112m測定点、1101.2m三角点、1127.3m電子基準点のうち、最高地点である1127.3mを頂上とするのが妥当だろうと、私は思います。
https://x.gd/tOwOu
(レコの公開は1年+半年以上過ぎた2020年07月04日です)
なるほど〜きちんと追求すると複雑ですね(笑)
当時の記憶では、ロープウェイの山頂駅がポイントだった記憶はなく、なんかだだっ広い場所が山頂に指定されていた記憶ですが、付近では一番小高い場所になっていたように思います。あくまで小学校の先生がオリエンテーリングのポイントとして勝手に設定した場所ですし、その場所がどこだったのかは、今となっては特定できません。
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