7日に立山から薬師岳への縦走を終え、その後3日間は疲れが回復せず、とにかくだるいし眠い。毎朝ユンケルを飲んでから仕事に出ればなんとか疲れを忘れていられるが、仕事が終わるととたんにグロッキー。家に帰ってPCに向き合い、写真の整理という数日間。今日になってようやく体が戻ってきた。
世の中は「山の日」だけれど天気もあまりよくないし、用も無いけどとりあえず「山道具屋」へ出かける。店内をブラブラしながらグローブがだめになってきていることを思い出し、それだけ購入して帰宅。山道具屋に行かなければ出費しなくて済んだものを・・・とも思いながら。
帰ってきてこれまで録りためておいた番組を見る。NHKで数年前放送した番組の再放送「グレートレース」。山ビデオになるのかどうかは怪しいが、カナダのユーコン川でのとにかく過酷な環境での耐久レース。
「いやあ、重い荷物を背負っての先日の縦走はきつかったけど、まだまだ自分は甘いな」などと妙な気持ちになる。比べられるものではないのにね・・・
僕は学生時代に競技スポーツにどっぷりつかっていた。楽しむスポーツからはほど遠い、きつさを乗り越え練習して試合で結果を出すというもの。一流じゃあなかったので、ほめられるような結果はないけれど、それでもそれが還暦近い今でも精神的な支えになっていることはいなめない。そして、気がつくと、「きつくないスポーツや練習はあまり楽しくない」という変な感情が生まれている。確かにみんなとワイワイとレクリエーションスポーツをやるのもそれなりに楽しいのだが、なぜか充実感が得られない。要するに”M”か?という気がしてしまう。
疲労から回復してきている今日は、あんなにきつくてへばって、「もうテント担いで縦走はやめよう。山小屋使って荷物を減らしてもっと楽な山旅にしよう」と思っていた心がどこかへ飛んでいってしまっている。そういえば、去年の黒部源流周回の後も同じようなことを考えていたような・・・。
毎回同じ事を繰り返し、毎回反省しても、のど元を過ぎれば結局は・・・の懲りない面々といったところだろうか。
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