5日晩に沖縄の義母が他界した。結婚するよりはるか前の学生時代からお世話になっていた義母だった。職場にいた僕に妻から涙声の連絡。「いつかは」とは思っていたが、とうとう・・・
妻は昨年から義母の容態がよくないのでしばしば実家に帰って数ヶ月生活をともにしていた。今回も、血圧が下がっているという連絡を受けて、2日に急いで帰省。亡くなる日の午前中まで病院で話をしていたという。「楽にしてあげられてよかったんだよ。苦しまずに逝けたんだから。」と僕は応答する。電話の向こうでうなずいている妻の姿が見えるようだった。
連絡を受けてもすぐに飛んでいけない自分がもどかしい。どうしても外せない仕事が続いていて葬儀の翌日にしか沖縄にむかえない。そして線香をあげてとんぼ返りだ。
急いで航空券の予約をして、テレビをつけたままで就寝。
午前3時過ぎ。テレビの緊急地震速報のアラームで起こされる。北海道で大きな地震。食い入るように中継を見る。札幌には長男家族が住んでいる。大丈夫だろうか・・・。札幌の被害は・・・?と朝まで眠れなかった。電話をしたいところだが、東日本のときにはこのことが更に混乱をまねいたので、じっとかまんして、明るくなるのを待つ。
中継画面で日の出をむかえ、町の様子が見えるようになったところで、被害を確認し、これなら電話をしても大丈夫だろうと連絡をした。幸いみんな無事。家の中は食器などが落ちて割れたようだが。
同時に沖縄と北海道・・・間が悪い。
それでも、僕は数ヶ月前から始めた筋トレを続ける。筋トレなんて2日おきにすればいいとわかっていても、やめられない。心ではきついトレーニングをサボりたいのに、1日休むと筋力が衰えてしまうような強迫観念に追われる。さらに、「2日おきに」なんていっているとずるずると怠け心が頭を持ち上げてきそうだ。
「まったく、凝り性なんだから。あんたは何か始めるとどんどんのめり込んでいく。」
これがいつもの妻の言葉。その通りだと自分でも思う。学生時代の苦しい部活を、やめていく仲間が多かった中、最後の最後までやり通したという自負もある。というよりは、「退部する」と言い出せなかったというのが真実なのだが。
フライフィッシング、ランディングネット作り、写真、キャンプ、アコギ、浦和レッズのサポート、そして登山。とにかく休む間もなく凝っていく僕の傍らで付きつ離れつしながら寄り添ってきた妻は半ばあきれて、半ばあきらめ気味に僕をいつも見つめている。
僕の凝り性はおそらく中毒症状なのだ。特に今やっている「筋トレ」などはその最たるものだ。やがて、きっと何かをきっかけにこの中毒からスパッと抜け出せるときが来る。これまでもそうだったように・・・
そうそう、そういえばこの日記もここのところ頻繁になってきた。これも中毒症状が出始めているのか?書きたいことはたくさんあるけれど、僕の心が「あまり頻繁に書くと皆さんに迷惑だから」という解毒剤を打ってはいるのだが・・・
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とりあえず中毒ということ(沖縄と北海道とトレーニングの狭間で)
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