最近しばしば目にしたり耳にしたりする「○○アルプス」。いったい日本に「アルプス」とつけられた山稜がどれだけあるのだろう?居住する埼玉県内で僕が知っているところでは「飯能アルプス」「長瀞アルプス」「皆野アルプス」など。他にももっとあるのだろう・・・
僕はこの「○○アルプス」という命名があまり好きではないので極力使わないようにしている。南・北・中央の日本アルプスだけで十分だと思っている。そもそも、これだって、山並みがヨーロッパのそれに似ているということでゴーランドという人が「日本アルプス」という名で紹介し、ウェストンの著書でさらに知られるようになったもののようだけれど。南・北・中央と分けたのは小島烏水だったとか。
まあ、日本アルプスの山容がヨーロッパアルプスに似ているからということでは何となく納得してしまうが、日本各地に散らばる「○○アルプス」とはいったい、何をもって「アルプス」とつけるのだろうか?思うにおそらく、それぞれの地域の代表的な山稜ということなのだろうが、あまりにも安っぽく、安易に感じてしまう。もっと各地域の特色をいかした命名ができないものだろうかと、僕などは思うのだけれども。こだわりすぎ?
沼津アルプス、広島アルプス、瀬戸内アルプス...もう山のように(笑)アルプスは蔓延していますね。
アルプスがなんたるや、ということはあるでしょうが、アルプスの名称が冠されて登山者が増えることは、整備が進むならいいことかな、と思いました。
show_imprezaさん コメントをありがとうございます。そうですね。あまり難しく考えなくても(難しくしてしまわなくても)いいのかもしれませんね。ただ、自分の中ではまだ違和感が拭えませんので、しばらくの間日本アルプス以外のアルプスという名前はあまり使わないと思いますが、きっとそのうちに違和感なく使うようになるでしょう。なにぶん矜持のない私のことですから・・・
観光目的ですね。100名山と一緒です。
ranger9-1 さん まあ、その名称に興味を持ってハイカーが増えるのはいいことなのかもしれませんね。地元の観光協会などでも積極的にアピールしているところもあるようですし。
todora5502様、初めまして、こんばんは。
ここしばらく飯能・秩父に良く行ってまして飯能〜、皆野〜も歩いてましたので、寄らせて頂きました(^_^)
何気なく使っている”アルプス”ですが、Wikipediaによればアルプ=「スイスの高山山腹の夏季放牧場」がいっぱい説と、アルプ=「ケルト語の岩山」がいっぱい説があるそうです。
同じく「大仰な名前をつけて…」や「○○山並で良いのに」なんて思っていたのですが、実際に飯能アルプスを歩いてみると(レコ= https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1480026.html )、アップダウンが激しくて大変(等高線に出ない微小な上下でさらに大変?!)だったり、汗だくの修行山行(水場ナシ)になりまして… アルプス並みに大変と言う意味で、なんとなく”飯能アルプス”という呼び名に馴染んでしまいました(^_^;;;
名称からどちらの方向にも、先入観や惑わされることなく山歩きを楽しみたいと思う次第です(^_^)
toshimizu7566 さん コメントをありがとうございます。私も先日、飯能のトレイルを吾野まで歩きました。そして永田尾根で「飯能アルプス」という表示を見たときに???と思った次第です。飯能が「ヤマノススメ」の聖地となってからこの呼び方がさかんにされるようになったのでしょうかね。吾野まで歩いたのは、その前に奥武蔵北陵のトレイル(日和田トレイルと勝手に呼んでいますが)を高麗〜吾野まで歩いたので、そこへつなげるために今度は南陵を高麗〜吾野まで歩いて繋ぐためでした。
おっしゃるとおりうんざりするほどのアップダウンの連続。樹林帯の中を歩くので展望は所々、そして疲労がたまる・・・というトレイルでした。「アルプス並みに大変」といえば
なるほど・・・そういう意味もありだよなあと思います。いろいろな捉え方があるものですね。
todora5502様、初めまして、コメント失礼します。
自分も〜アルプスってついた里山、丘陵が残念に見えてしまう時が有ります。ただ名前がない山塊を呼びやすい、イメージしやすい、と言う点では良いのですが、それでも近年やたらに付けすぎ感がありますよね。【アルプス】の大安売り状態にはまさに安っぽいと思ってしまうかもしれません。
沼津アルプスで止めときゃよかったのに。(行ったこと無いけど。)
krkdx さん コメントをありがとうございます。””【アルプス】の大安売り状態””言い得て妙ですね。まさにそんな感じが私もしているのです。いろいろな考えがあってよいのだとは思いますが、理屈では無くて感情の折り合いがうまくつけられないでいます。
todora5502さん、はじめまして。
〇〇アルプス、確かに乱立してますよね。全国的にも知られているものから、ほぼ地元民以外からは小笑
日本アルプスの由来は、本家アルプス山脈に似た雰囲気をもつ3,000m級の3本の山脈につけられたものなのでしょう。似た雰囲気の要素としては、夏でも雪を残すと か、氷河地形があるとか、秀麗な岩峰の連嶺だとか。これを満たしても火山性の山脈はちょっとイメージ違うかと。
日本アルプス以外のご当地アルプスで、もっともその雰囲気を持っているのは、東北アルプス(飯豊、朝日)ですかね(氷河地形は?ですが)。
でも、ご当地アルプスは、本家アルプスに似ているというより、日本の山岳の頂点日本アルプスの疑似体験ができる身近な山塊につけられたものですよね。おそらく兵庫の須磨アルプスあたりが、その発祥なのでは(←調べてません)?でも、あまり貧相な山塊に「アルプス」の名を冠するのは、最近日本の山にも多く見かける海外の方に見られると気恥しくなりそうです。
そこで、そのイメージ落差を若干緩和するヒントが、東北の神室山脈の愛称「東北のミニアルプス」かなと。神室自体はある程度アルペン的雰囲気もあるのですが、あらかじめ「ミニ」とつけておくことで”落差ありますよ〜”と予防線を張っている
でも、アップダウンがきついだけで、アルプス的雰囲気が希薄なら、いっそ「〇〇奥掛け」位の方が似つかわしいのかと思います。ただ、近年のご当地アルプスは、登山ブームで増えてきたハイカーを呼ぶ宣伝効果を狙ったものも多いのかと。「〇〇奥掛け」などとすると、初級クラスハイカーの脚は遠のいてしまいそうですが・・・・※。
※トレラン系の方は挑戦欲を呼び覚まさせるかもしれません
ところで、日本アルプスの命名の由来からすると、日本アルプス以外で最もアルプスと呼んで違和感がなさそうな山容なのは日高山脈かと思います。が、日高山脈を〇〇アルプスというのは聞いたことがありません。原始性が強すぎて商業ベースに乗らないから
odaxさん コメントをありがとうございます。
そうですね。日高山脈はそういう命名はありませんね。アルプスというどちらかというと優雅な響きがありますが、それにはちょっとふさわしくないのかもしれません。勝手な想像ですが。
ご当地アルプスも、いろいろと名前が考えられたら面白いと思うのですが。
日本アルプスは、そう呼ばれた経緯から許容範囲であるような気もするけど、乱立する○○アルプスは困ったものだと思っています。
もともと箸にも棒にも掛からぬしょうもない藪山を、自虐的なユーモアを持って○○アルプスと呼んだのが始まりで、いつの間にやらご当地銀座みたいに、そういう名前で呼ぶのが流行っているのでしょうけど、そういう流行自体が貧困な発想である気がするのです。
ご当地銀座に限らず、格段に落ちるものに本家の名を冠するのは、貧乏臭さが増加するだけですよね。
もっとも、ショボい滝に東洋のナイヤガラなんて名前をつけ、実際に見た人がガッカリする事で話題性を高める、そんなシタタカな商売法もありますけどね。
guchi999 さん
私も同じような思いを持っています。おっしゃるとおり、アルプスだけではなく、滝もそうですし、他の物でもこういうことってありそうですね。
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