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ふっと目に留まったのが「どんぐりハンドブック」。
日本の22種類のどんぐりが写真入りで紹介されています。とはいっても、最近は公園の木や庭木として海外のどんぐりの木も入ってきているようです。でも、僕は「あっ、これだ!」とばかりに衝動買い(になるのかな)。
実は他にも、「サクラ」「スミレ」「樹皮」と同じシリーズのハンドブックを3冊持っているのです。山を歩いていて、同定できたら楽しいだろうなと。実際には歩くのに夢中で、本を開かず、写真を撮って家で照らし合わせて同定するということがほとんどなのですが。そうすると、「ああ、もっとここの細かいところを写しておけばよかった」と同定のために必要な部分が撮れていないことにがっかりすることも多いのですが。
本来なら、その場で本と照らし合わせれば、同定のための細部も確認できるのですが、それが目的の山歩きをしているわけでないので、写真だけ撮って先を急いでしまいます。
このシリーズ以外にも、ハンドブックと名が付いているけれど、とても持って山歩きなどできなさそうな大きな本もいくつか棚に並んでいます。
とにかく、この季節はどんぐりということで、このハンドブックを持って山歩きをしたのですが、結果的に一度もザックから取り出すことはありませんでした。拾ってきたどんぐりを家に帰ってから照らし合わせます。でもなかなか同定は難しい。交配した雑種もあるようですので。
沖縄育ちの妻が、「沖縄の大きなどんぐりは載っているかな?」とページをめくります。彼女が子供の頃、沖縄は日本では無かったので「日本の〜」というキャッチコピーの「日本」の中に沖縄が含まれているのかどうか未だに疑心暗鬼なのです。時々、冗談まじりに「私は日本人じゃないから」と言うこともあります。でも、本当は、きっと今でも奥底に日本人というには違和感があるのだと感じています。
文化圏からいうと、奄美地方も琉球ですが、沖縄よりも20年も早く、1953年に日本復帰をしているので、沖縄よりは日本本土との精神的な繋がりが強いかも知れません。(何人か友達はいましたが、奄美に住んだことはないのでその辺の感覚はよく分かりません)
ページをめくっていくと、「オキナワウラジロガシ」という奄美以西の群島に生息する木のどんぐりの写真が載っていました。「これだった?」と尋ねると、「これは、山原(やんばる:沖縄本島北部を指す地名)の山の中に有るっていうから見たことはない。見に行こうという話はあったけど結局行かなかった」という事でした。
「どんぐりを見に行くって、どんだけのもの?」とも思いましたが、どうも栗をのぞけば国内最大のどんぐりのよう。木は首里城の柱などの建築材に使われていたそうです。(一年前に焼失した復元首里城にも使われていたのだろうか?)
と、どんぐりを同定するだけで無く、そこから派生する様々なことも考えさせられてしまうから、図鑑ってかなり面白いのです。
あまり、まとまりが良くない文章でした。
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