コマクサが見られるのは第1噴出口跡からで、そこからもう少し登れば日本有数と言われるコマクサ群生地だ。
何年ぶりだろうか焼走り側のコマクサを見るのは。
ここに初めて来たのはもう30年近く前だったろうか。
当時はまだ柵もロープも無かった。
でも、中にズカズカと入り込むのは躊躇われるほどの、見事な群生地だった。
当時はまだ写真も下手クソで(今もですが…)、花はマクロレンズで接写するしか能がなかったので、群生を写した写真は残っていない。
その頃すでに若干の樹木や他の草花はあったので、将来的に他の草木が増えてくるのではと気にはなっていた。
今回登って見て、やはりその当時に比べると明らかに増えた気がする。
樹木も大きくなってきたようだ。
私がカメラと山の師と仰ぐ知人にスマホ写真を見せると、やはり同じ感想であった。
ヤマハハコ、ハクサンチドリ、ニガナなどの草花、ダケカンバ、ミネヤナギなどの樹木が増えているのは、そこまで強風が吹きつける厳しい環境ではないのだろうか?
徐々に緑に覆われていき、コマクサは淘汰されていくかもしれない。
でも、これはあくまでも自然のことである。
登山靴などに付着して持ち込まれたタンポポや外来植物ではないので、コマクサの群生を守るために他の草木を駆除するのは誤りだろう。
日本有数のコマクサ群生地、いつか消えてしまうのだろうか…
写真1 コマクサの群生、周りには様々な草木
写真2 コマクサの向こうには草木が繁る
写真3 大株のコマクサは柵から離れた場所に…
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