アイスキャンデー売りの話の所で目が覚めた。
今日のゲストは、私と同年代なのだろうと思う。
夏の風物（昭和30年代）といったら、金魚売り、チンチンアイス、そして紙芝居のアイスキャンデー。
ラジオでは、アイスキャンデー売り単独だったけれども、津軽では違っていた。紙芝居と合体。
当時、一日の私のお小遣いは5円だった。だから紙芝居は簡単に見られないし、ご褒美のアイスキャンデーだって簡単には食べれない。
だから、紙芝居が来ると、私は家の中に入り必ず縁側から顔だけのぞかせてみていた。
だからと言って、小遣いの5円を恨んだこともないのだが。
ある日、紙芝居付アイスキャンデー屋がいつも通り店開き。
そして私が縁側から顔だけのぞかせていると、母が私の傍にやって来た。
そして、手に10円を乗っけてくれた。
その時の、幸せな気持ち
を50年経て、今朝思い出した。
