立春にひたすら山岳を走る　~自宅から行く低山でのトレラン

2023年02月04日 23:26トレイルラン全体に公開

立春にひたすら山岳を走る　~自宅から行く低山でのトレラン

　昨日2月3日は節分。節分の語源は「季節を分ける」で『福を巻き込み、福を切らないように丸ごとかぶりついて食べていた』ものが広まっていったといわれています。昔の暦で春が始まる「立春」の前日であるこの日が「冬と春を分ける日」として、特に大切に扱われるようになりました。今の日本では、立春は国立天文台の観測によって、「太陽黄経（地球上から見た太陽の位置）が315度になった瞬間が属する日」と定められています。今年（2023年）も含めて2月３に当たることが多いのですが、立春はうるう年との兼ね合いで年によって変わります。それに伴って節分の日もずれるため、稀に2月2日や4日になる年があります。直近では、2021年は、立春が2月3日だったため、2月2日が節分の年となりました。これは1897年以来124年ぶりのこと。2025年の節分も2月2日となります。
　節分に豆を撒くのは、邪気や疫病などを祓うために鬼の面をかぶった人を桃の木で作った弓矢で追い払う、追儺や鬼やらいと呼ばれる古代中国の儀式が起源。豆などの穀物は霊力をもつといわれます。撒くときの『鬼は外、福は内』の掛け声には、寒い冬を象徴する鬼を祓い、暖かな春の福を迎えるという意味があるようです。ちなみに、私の出身の北海道のほか、東北、信越地方などでは、豆まきにラッカセイ（落花生）を使います。地元で採れることや、落ちたものでも食べられることなどが理由。
　現在自宅のある大阪には、大阪市船場の問屋街の旦那衆による縁起かつぎが全国に広まった「恵方巻き」があります。福を巻き込み、福を切らないように丸ごとかぶりついて食べていた』ものが広まっていったといわれていますが、元々は大阪を中心とした関西地方だけで食されていたものです。十数年前まで恵方巻きはそれほど一般的な縁起物ではなかったような気がします。

　さて、節分の翌日である今日は「立春」。これから段々日が長くなっていきますが、まだ暗いうちに出掛け、勝尾寺巡礼道へ約20キロのトレランに向かいました。
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5143481.html
　足場が変化に富んでいて、UP DOWNもあるこのコースは、非常に魅力的。トレーニング効果も高い。若干マンネリの感はありますが、自宅から往復できるのは、やはり魅力的。トレイルで鍛えられるランニングの能力はたくさんありますが、その中でも特に、①心肺機能強化、②フォーム改善、③強い脚力作り、④スタミナの向上には有効性を感じています。不整地では、舗装路よりも足が地面に接地している時間が長く、それだけ長時間筋肉に刺激を入れることができるし、上りでは推進力を生みだすハムストリングスや脚を引き上げる腸腰筋が鍛えられ、下りでは着地時の衝撃を受け止める大腿四頭筋が強化されるように思います。

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