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私の大好きな漫画「うる星やつら」の中の話。
面堂の妹了子が、骨董品屋でのろいの卵を購入。のろいを封印していたしめ縄がちぎれてしまい、兄に押し付ける。卵を割ってしまったらおそろしいのろいがふりかかるため、クラス中で卵の押し付け合いが始まる。骨董品屋の主人が新しいしめ縄を持って駆けつけるも、卵は割れてしまう。中から出てきたのは、大きなかたつむり。
面堂「おい、これが、何なんだ…?」
骨董屋「ですから、おそろしく、のろい…」
( ̄□ ̄;)
そう、おそろしく、のろいのです。私の足は。(←前フリが長い)
○年前の夏の日。甲府に前泊し、朝方一番のバスを乗り継ぎ北沢峠へ。
仙水峠を経由し直登コースで山頂へ。下りは巻き道コースで、双児山経由で北沢峠。
なんてことはない中級入門、日帰りコース。
(; ̄Д ̄)
しかし暑い!前年に仙丈ヶ岳には登ってるけど、その時は気候の良い秋でした。
暑さのせいか、寝不足か体力不足か体型のせいか、晴天の前半早々、バテ気味に。
こんなんでは頂上なんてムリ…!そう思いながらも、展望が良くなると少し元気が出る。駒津峰から先はアスレチックのようで楽しく、直登コースもイケるじゃん、私!
しかし山頂目の前になると、三歩進んで二分休む私。ウサギが昼寝したって追い越すレベルの亀です。
残念ながら山頂ではガスってしまったせいもあり、時間もないから即下山。
しかし巻き道コースも私にとっては急で、相変わらず亀ペース。
登りでは私と同じようにバテ気味だった女性が、下りではスイスイと姿が見えなくなるのを哀しい気持ちで見送りつつも、登山道で夫婦喧嘩してすねて立ち止まってる奥さんに「ずっとそこにいる気か!」と怒ってる旦那さん、その傍らできょとんとしてる小学生ぐらいの男の子を見て『アラアラ…(^^;)』と思う気持ちの余裕が、この時はまだありました。
やっと岩場にさしかかる頃、雨がパラ付き始めました。
急いでレインウェアを着込み、ザックカバーを付けますが、時間が押して来たので焦る私。あんなに大勢いた登山者たちの気配も、まばらになってきています。
下りではもっと時間が短縮できると思ってたんだけど、甘かった!
駒津峰を過ぎ、双児山に向うまでもはや誰にも会いませんでした(>_<)怖い!
なんとか双児山に到着した頃には、雨でビショ濡れ。薄暗くて下りに入る道が見つけられず焦っていると、おじさんが来たので道を教えてもらい、ここからはもう小走りです。何しろ、最終バスの時間まで一時間を切っているのです!
とは言ってもトレイルランナーではないので、すぐ転ぶ私には走ることは出来ませぬ。ひたすら早足、早足で、おばさん2人組に出会った時は、図々しくも「すいません、先に行かせてください」と通してもらい、足がガクガクになりながら下山。
(; ̄Д ̄)
しかし、辿り着いたバス停には、もはや人影はありませんでした…。
4時15分。(最終バスは4時)
(; ̄Д ̄)
まさかの広河原まで徒歩10km行くか?
いや、広河原まで行けてもタクシーは呼べぬ…。
※翌日は会社です。
(ノДT)
少ない脳みそで色々考えましたがどうしようもなし。
「予約のみ」と書いてある山小屋に恐る恐る宿泊をお願いしましたが、
若いスタッフは冷たい対応。
自分が悪いとはいえ哀しくて、おにぎりを持っていたから素泊まりにして、
早々に自分の布団スペースで寝てしまいました。
<(; ̄3 ̄)>〜♪
翌日、朝一番のバスで甲府に戻り、特急に乗って会社に着いたのは昼過ぎでした。
※半休もらいました。
( ̄_ ̄;)
それ以来、私は、山頂目前でも勇気?の撤退をするようになったのであります…。
追記:読めばわかると思うけど、甲斐駒ケ岳って書き忘れていました(^^;)

imoneeさん、こんばんわ。
それは恐ろしい。。のろい。
今度、北アルプス下り最遅をかけて勝負しましょう。
昔、初心者の嫁を連れて登り涸沢、下り岳沢へ行った時のこと。はしごや岩場が怖いという嫁。ペースをあげられないだろうと、未明からヘッデンつけて穂高岳山荘を出発、下りは遅く出発したじじばばに抜かれまくり、最後は嫁にまで置いて行かれる始末。上高地に着いたのは夕方でした。。これも恐ろしいのろいの話。
s-katayamaさんこんばんは。
(^^;)自分より年配の方に抜かれるのはツライですよね…。
私は年々鍛えられるどころか、目に見えて衰えていく一方です
上高地も最終バスが行ってしまったらヤバいですよね…あ、あそこはタクシー呼べるか
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