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履いても歩けぬ オーバーシューズ〜
用も足せない オーバーズボン〜
何れも絶滅、若しくは絶滅危惧種の山道具である。
唯一、地下足袋だけが細々と一部の愛好者に用いられているだけか〜
沢靴の普及に伴い、沢の遡行終了点の其処此処に脱ぎ棄てられていた草鞋を目にすることも、滅多になくなって久しい。
耐寒性に乏しかったナーゲル靴には必需品だったオーバーシューズは、アイゼンを外すと歩行もままならず不便であったが、靴の保温性の向上により絶滅した。
代わって雪山ではロングスパッツが大活躍し、一時は雪の無い夏山を歩く初心者にまで山ファッションとして大流行した。
ナイロン ファスナーが無かった頃、オーバーズボンには前立てが無かった。
金属ファスナーは結露が凍結し開閉不能となるので使えないし、ボタン式では寒風が吹き込み防風衣の用をなさない。
着用は木綿の腰紐で締めるのだが、濡れた紐が凍結すると解けなくなり脱ぐのが困難となる。
そんな時には大キジ、小キジも我慢するよりなかった。
雪崩紐は絶滅種の典型である。
ビーコンの普及が絶滅の理由だが、消えるには惜しい山道具であったと思う。
ビーコン等に比べれば、著しく安価で欠点の少ない雪崩紐には生き残っていて欲しかった。
せめて、手作りの雪崩紐を工夫して用いる安全思想だけでも生存してもらいたい。
最近、発生した大きな雪崩遭難事故で、ふと考えたことである。ainakaren
先輩、(初対面ですが)お疲れ様です
オーバーシューズ・・山道具の片隅に一組あります。
三年ほどまえの夏に、比良の幕営に持って行きました
ふふふ・・夜中のキジ撃ちの足元のために・・
でも、直接履くと石で足の裏が痛かったので、御蔵入りしました・・いま、思い出しました(^^;
なんとなく書き込みしました。雑文容赦ください
でわでわ
こんにちは。
オーバーズボン・・山道具の片隅にあります。
うふふ。
しっかり防寒してくれて、便利だと思いますが、
太ってしまった今のワタシは、コレ、はけなくなりました
想い出の道具なので、捨てないで持ってます。
失礼、しました〜〜
uedayasujiさん、こんばんは。
コメント深謝です。
オーバーシューズお持ちですか。
懐かしいですね。
是非、ヤマレコ博物館に出品登録してください。
さて、靴なのか〜衣類なのか〜アイゼン補助具なのか〜分類が謎ですね〜
ringo-yaさん、こんばんは。
コメント深謝です。
古いオーバーズボンはヤッケと同じ木綿製でした。
防風機能だけで保温力が無いから、ラクダの股引なんか下に着たもんです。
これも今ではヤマレコ博物館物ですね。
分類は衣類に間違いないです。
もしエジプト綿製のレア物なら凄いですよ。
登録、如何ですか?〜
ご無沙汰しております。
私のオーバーズボンは30年ほど前に購入したものですがナイロンファスナーがついています。
今でも雪の
防水加工が施されていないため尻セードをすると下着まで濡れてしまうのが難点です。(笑)
kenpapaさん、こんにちは。
コメント深謝です。
昭和30年代の登山用アウターは木綿製の防風衣としてのウィンドヤッケ、オーバーズボンでした。
ナイロンファスナーが未だ有りませんから、ヤッケの前開きやズボンの前立てが無く、上はプルオーバー式、下は「社会の窓」のない腰紐式でした。
防風目的ですから自体には保温力が無く、下に着る服で保温しました。
材質は本体も締め紐も木綿ですから濡れて凍結すると解けず脱ぐことが出来ません。
もし前立てがあってニッカーズボンのようにボタン式だと、強風時に吹き込む寒風で大事なところが凍傷になっては一大事ですからね。
*
*ウィンドヤッケ、オーバーズボン、オーバーシューズ、8本爪鍛造アイゼン、ウッドシャフトピッケルの厳冬期登山装束
*昭和35年(1960)頃
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