両神山敗退

朝の4時半に家を出て花園経由で両神山上落合橋登山口に向かいました。
ところが有料道路を出たあたりからカーナビがおかしい。
自車を中心に時計周りに地図が回り始める。
自車が全く動かない。
ルートを示す白線が消えてしまう。
ルートをし示す白線が何通りも表示される。
到着予定時間が多くなったり少なくなったりする。
道ではないところを自車が走っている。
真っ暗な山間部で困りました。
大体ナビゲーションがいつの間にか140経由ではなく299経由になっている。
どうにか140に降りて上落合に着いたのは8時でした。
ここで予定よりスタートが遅れたので素直に八丁峠に上がればいいものを
狩倉山に突き上げる尾根に取り付こうと小倉沢に降り始めました。
対岸の金山沢に入り100メートルほどで右に枝沢の左岸に取り付きました。
岩交じりのリッジが優しそうでしたのでもろい土塊と不安定な岩、灌木を伝いながら
50メートルほどよじ登りました。
あと5メートルがやばい。
足元が崩れたら止められない。
クライムダウン。
先に降り始めたかみさんが「こっちからいけそう。」と左手にトラバースを始める。
落ち葉のつまったルンゼが優しそうに見える。
今度はかみさんが先行する。
川床から100メートルは上がったでしょうか。
ルンゼの詰め手前から右に上がり、あと5メートルで灌木帯という所で詰まってしまいました。
硬い土塊の斜面です。
崩れるか滑るかしたら止まらない。
止めよう。
また決死のクライミングダウン。
かみさんが大胆にシリセード風に落ち葉のルンゼを落ちる。
大の字になって止める。
私は四つん這いになって降りる。
時々1メートルぐらいズレ落ちる。
手と足に満身の力を入れて落ち葉の中で突っ張る。
落ち葉の下は半分凍った土塊と岩の突起。
やっとの思いで沢床に戻る。
駐車場に登り返し、ゲートの先の陽だまりで大休止。
もう10時を過ぎました。
諦めて帰ることにしました。
今日は疲れました。