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玄関を開けると小学校4,5年生ぐらいの男の子が「三九郎で燃やす物はありませんか。」と聞く。
三九郎という言葉が聞き取れず何を言っているのかさっぱりわかりません。
「松飾とか達磨とか燃やすものはありませんか。」
「あ、お札とかお守りを燃やすの。」?
私が理解していないとみると私の袖を引っ張って西側の庭に連れていく。
自分の家の庭を知らない男の子に案内される不思議に戸惑っていると、少年が西北の方向を指さし「あれです。」という。
見ると100mほど先の刈り取り後の田圃に藁を積み立てた5mほどの塔が出現している。
近くに消防車も止まっている。
どんど焼きみたいなものかと理解する。
「ごめんね。うちには松飾も達磨もないんだ。」
気が付くと少年のお父さんらしき人が来て、あらかたの説明をしてくれ「10時から始めます。よろしかったらおいでください。」といって少年を連れて、今度はお向かいさん宅に向かった。
秋に「アルミ缶はありませんか。」と聞いてきた小学校の活動に熱心な親子でした。
さて、10時近くになりと人が集まってきて、達磨を藁の塔の上に載せようとまるで運動会の玉入れ競技のように何度も投げている。
最後は諦めて竹の先に付けて達磨を突端に位置に固定していました。
四方の畔から人が集まってきました。
煙が出始め、あっという間に火柱が上がる。
無病息災を願う行事なのでしょうが、火あぶりの刑のように見える。
炎が収まると人々が手前の消防車の陰で見えなくなる。
多分残り火で繭玉を焼いているのでしょう。
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