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Yamareco

記録ID: 1177105
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

光岳 日帰りピストン

2017年06月20日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
12:42
距離
26.6km
登り
2,624m
下り
2,610m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:39
休憩
0:40
合計
13:19
4:15
73
スタート地点
5:28
5:35
71
6:46
6:47
133
9:00
9:00
57
9:57
9:57
68
11:05
11:13
15
11:28
11:30
17
11:47
11:47
7
11:54
11:56
13
12:09
12:19
12
12:31
12:37
38
13:15
13:15
63
14:18
14:19
78
15:37
15:38
54
16:32
16:34
60
17:34
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道152号線から芝沢ゲートまでは狭くところどころに落石の痕跡のある林道ですが乗用車での通行も可能。
芝沢ゲート:北又渡発電所より1km、50台程度の駐車スペース、トイレなし。
コース状況/
危険箇所等
光岳小屋の2017年度の営業は7/10〜9/17。期間外は宿泊棟が開放されている。
登山口から面平(めんだいら)までのザレた急登は落葉もつもり、特に下りはスリップしやすく歩きづらい。
三吉平(さんきちだいら)から静高平(しずこうだいら)のゴーロの谷筋に残雪有。幾つかの小雪渓を渡るがアイゼンもいらず特に問題なし。
その他周辺情報 道の駅遠山郷で仮眠。今回は入らなかったが日帰り温泉「かぐらの湯」がある。
芝沢ゲート、一般車両の乗入はここまで。
2017年06月20日 04:16撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 4:16
芝沢ゲート、一般車両の乗入はここまで。
芝沢ゲート手前の広々とした駐車スペースは50台程度の駐車が可能。もちろん無料
2017年06月20日 04:16撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 4:16
芝沢ゲート手前の広々とした駐車スペースは50台程度の駐車が可能。もちろん無料
歩き出すと夜明けの空に有明月がきれい!
2017年06月20日 04:17撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 4:17
歩き出すと夜明けの空に有明月がきれい!
遠山川沿いの林道を行くと白く光る葉が点々と、マタタビです
2017年06月20日 04:19撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 4:19
遠山川沿いの林道を行くと白く光る葉が点々と、マタタビです
林道のウリノキ。
2017年06月20日 04:36撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 4:36
林道のウリノキ。
遠山川にかかる光橋(てかりばし)を渡るとまもなく易老渡の登山口。
2017年06月20日 05:00撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 5:00
遠山川にかかる光橋(てかりばし)を渡るとまもなく易老渡の登山口。
1時間あまりで易老岳方面への登山口に到着。約5kmの行程は自転車を利用する登山者も多いようです。
2017年06月20日 05:11撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 5:11
1時間あまりで易老岳方面への登山口に到着。約5kmの行程は自転車を利用する登山者も多いようです。
吊り橋を渡ると、光岳小屋の利用案内板があります。食事の提供ルール「50歳以上かつ3名以下で午後3時までに手続きされた方のみ」の説明書きもちゃんとあります。
2017年06月20日 05:14撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 5:14
吊り橋を渡ると、光岳小屋の利用案内板があります。食事の提供ルール「50歳以上かつ3名以下で午後3時までに手続きされた方のみ」の説明書きもちゃんとあります。
いきなり急登のトラバース路に入ります。
2017年06月20日 05:19撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 5:19
いきなり急登のトラバース路に入ります。
登山道にある標識。登山道を示すリボンやテープのほかにこまめにありますので道迷い回避のほか歩く目安に便利です。
2017年06月20日 05:22撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/20 5:22
登山道にある標識。登山道を示すリボンやテープのほかにこまめにありますので道迷い回避のほか歩く目安に便利です。
標高を示すこんな標識もあります。
2017年06月20日 06:15撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 6:15
標高を示すこんな標識もあります。
面平に到着、急登が一変して平らな場所にでる。鬱蒼とした大木の林の中で少しだけ足を休める。
2017年06月20日 06:24撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 6:24
面平に到着、急登が一変して平らな場所にでる。鬱蒼とした大木の林の中で少しだけ足を休める。
大木の倒木。通り抜けやすくカットしてある。以降同じような倒木が数本あった。
ここを過ぎると、また急坂が始まります。
2017年06月20日 06:25撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 6:25
大木の倒木。通り抜けやすくカットしてある。以降同じような倒木が数本あった。
ここを過ぎると、また急坂が始まります。
中間地点を過ぎたあたりからオサバグサが目に付き始めた。
ズダヤクシュ、マイヅルソウ、コミヤマカタバミなども見るが全体的花は少ない。
2017年06月20日 07:04撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 7:04
中間地点を過ぎたあたりからオサバグサが目に付き始めた。
ズダヤクシュ、マイヅルソウ、コミヤマカタバミなども見るが全体的花は少ない。
少し行くと倒木帯に差し掛かります。
なぜできたか分かりません。
2017年06月20日 07:14撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/20 7:14
少し行くと倒木帯に差し掛かります。
なぜできたか分かりません。
倒木帯を過ぎると白い花ばかりだったのでイワカガミの赤い色が目を引きます。
結構な群生地です。
2017年06月20日 07:58撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 7:58
倒木帯を過ぎると白い花ばかりだったのでイワカガミの赤い色が目を引きます。
結構な群生地です。
バイカオウレンだと思いますが、花弁が残っているのに種が顔を出しています。
2017年06月20日 08:12撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/20 8:12
バイカオウレンだと思いますが、花弁が残っているのに種が顔を出しています。
2254.1mの三角点に到達。小さな広場になっています。
ここまでは至って順調。
2017年06月20日 08:20撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 8:20
2254.1mの三角点に到達。小さな広場になっています。
ここまでは至って順調。
三角点を過ぎて岩場を抜けるとまもなく易老岳の三叉路に到着します。
2017年06月20日 08:42撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 8:42
三角点を過ぎて岩場を抜けるとまもなく易老岳の三叉路に到着します。
易老岳頂上。三叉路から20mくらい離れた樹林帯の中にあります。展望はまったくありません。
ここからはしばらく下りが続きます。
2017年06月20日 08:43撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 8:43
易老岳頂上。三叉路から20mくらい離れた樹林帯の中にあります。展望はまったくありません。
ここからはしばらく下りが続きます。
易老岳から20分ほど下ると三吉ガレに着く。三吉ガレは泥岩の崩壊地だそうです。崩壊した岩が谷に向かって流れ落ちています。
2017年06月20日 09:08撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 9:08
易老岳から20分ほど下ると三吉ガレに着く。三吉ガレは泥岩の崩壊地だそうです。崩壊した岩が谷に向かって流れ落ちています。
三吉ガレからは西方が開けていて中央アルプスの山並みがきれいに見えます。
2017年06月20日 09:03撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 9:03
三吉ガレからは西方が開けていて中央アルプスの山並みがきれいに見えます。
さらに下るとようやく三吉平。想像以上にくだり、帰りの行程が恐ろしくなりました。
ただオオシラビソの森はフィトンチッドを発散さていて気持ちいいです。
2017年06月20日 09:34撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 9:34
さらに下るとようやく三吉平。想像以上にくだり、帰りの行程が恐ろしくなりました。
ただオオシラビソの森はフィトンチッドを発散さていて気持ちいいです。
三吉平から静高平まではゴーロの谷を登ります。何カ所も残雪が残り小雪渓を作っていますが踏み抜きに注意するくらいで特に危険個所はありませんでした。しかし疲れが出始めこの坂はきつかった!
2017年06月20日 09:49撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 9:49
三吉平から静高平まではゴーロの谷を登ります。何カ所も残雪が残り小雪渓を作っていますが踏み抜きに注意するくらいで特に危険個所はありませんでした。しかし疲れが出始めこの坂はきつかった!
三吉平から約1時間、ようやく静高平に。
振り返ると兎岳、聖岳の雄姿。
2017年06月20日 10:31撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 10:31
三吉平から約1時間、ようやく静高平に。
振り返ると兎岳、聖岳の雄姿。
イザルヶ岳頂上。360度の眺望があります。富士山もまじかに見えます。光岳頂上は展望がないため、ここで「山座同定ナビ」を十二分に楽しみました。
2017年06月20日 10:49撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 10:49
イザルヶ岳頂上。360度の眺望があります。富士山もまじかに見えます。光岳頂上は展望がないため、ここで「山座同定ナビ」を十二分に楽しみました。
センジヶ原。これが亀甲状土でしょうか。
2017年06月20日 11:05撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 11:05
センジヶ原。これが亀甲状土でしょうか。
光岳小屋が見えてきました。周辺には南限と言われるハイマツ帯があります。
2017年06月20日 11:08撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 11:08
光岳小屋が見えてきました。周辺には南限と言われるハイマツ帯があります。
光岳、名前の由来のテカリ石。石灰岩とすぐ分かる大きな岩塊です。
2017年06月20日 11:36撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 11:36
光岳、名前の由来のテカリ石。石灰岩とすぐ分かる大きな岩塊です。
光岳頂上。展望はありませんが立派な標識です。
このあと軽い昼食をとり、長い〜長い〜道のりを下山しました。
2017年06月20日 11:52撮影 by  u790SW,S790SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/20 11:52
光岳頂上。展望はありませんが立派な標識です。
このあと軽い昼食をとり、長い〜長い〜道のりを下山しました。
撮影機器:

装備

備考 ダブルストックがこれほど有難く感じたことはなかった。特に下りでは助けられた。

感想

当初、テン泊か小屋泊一泊を計画しましたが時期的に誰もいなかったことを想像したなら、元来臆病なものですから、いっその事、日帰りピストンで行こうということになりました。
結果19日は4グループ7人の方々が光岳小屋に泊まったそうですが、20日は私をいれ4人、全員が日帰り単独行者でした。(翌日21日の天気を気にしたせいもあるでしょう。)

なんとか明るいうちに下山できるようにと夜明けとともに芝沢ゲートを出発。約5kmの林道を歩き易老渡の登山口へ、林道にはところどころに落石注意の看板がありました。また、この区間は自転車で移動する方も多いようです。
遠山川にかかる吊り橋をわたると急坂のジグザグ道に入ります。はじめのうちはカエデやツツジなどの広葉樹が目に付きます。高度を上げるとヒノキやブナ、次第にコメツガやシラビソの針葉樹林帯へと変わり、植生の垂直分布がよくわかります。気持ちのいい樹林帯歩きが続き、気も張っていたせいか易老岳まではいたって順調に歩けました。このあと三吉平までは下りが続き三吉ガレの大崩壊地、シダと倒木のある平坦地では西方の中央アルプスにいたる重畳たる山並みの展望を眺め一息つきます。しかしここからは光岳に向けて再度登りが始まります。ゴーロの谷筋にはいくつもの小雪渓があり、危険は感じませんでしたが疲れも出てきて、静高平までの登りは想像以上にきつく、大きく体力を消耗してしまいました。この時は一緒に歩き始めた方の背中も見えなくなっていました。(静高平の水場では細かったですがおいしい清水が飲めました。)
それでもイザルヶ岳まで我慢して歩くと、そこは最高の天気と眺望。思う存分山座同定を楽しむことができました。
(ここでも山座同定ナビが大活躍です。)
イザルヶ岳からセンジガ原の分岐までもどると木道の向こうに光岳小屋が見えてきます。木道の脇が亀甲状土でしょうか、ガンコウランや苔に覆われた原を抜けます。
ダケカンバやハイマツに囲まれた光岳小屋はたいへんきれいで居心地がよさそうでした。時間をかけて登りましたから日帰りで帰るのはちょっと惜しい気もします。

小屋裏のテン場から樹林帯を登ると15分足らずで光岳頂上に到着。噂通り北方以外は見通しがききませんが、南限と言われる最後のハイマツがありました。
テカリ石までは7分の表示、登り返しがきつそうなのでちょっとためらいましたが意を決し、テカリ石にも登ってきました。

頂上にもどり軽い昼食を済ませて、いよいよ下山です。
下りは得意だと自負していましたがこんなにきつい下りは初めてでした。急坂にもましてザレバの登山道はひじょうに不安定でピッチがあがりません。これほどダブルストックの恩恵を感じたこともありませんでした。この山ではダブルストックは必携でしょう。登山口に下りた時はもう足はガクガクでした。

ただ今回はこれで終わりではありません。
駐車場までの道のりを考えると恐ろしい。

重い腰を上げ、歩き始めるとすぐに浜松から来たという渓流釣りの達人と出会い、駐車場まで同道することとなりました。
疲れているにも関わらず、たわいもない世間話をしながら歩くと、あっという間に駐車場、たいへんありがたかったです。
日暮れにはゆっくり間に合い、自分の足で1日を完結させた充実感はひとしおです。

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1/5
体力レベル
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