鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、双六岳
- GPS
- 57:34
- 距離
- 56.1km
- 登り
- 4,272m
- 下り
- 4,272m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 10:00
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 4:10
- 合計
- 12:50
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 8:45
天候 | 8/3 曇り時々晴れ、8/4 曇り時々晴れ、8/5 晴れ後曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
裏銀座縦走路の一部を経て、北アルプス深部の山々に登ってきました。
自身初の2泊3日での山行です。
初日は新穂高から左俣林道、小池新道を経て、三俣山荘へ。小池新道はよく整備された石段の登山道で非常に歩きやすく、時折見える槍の穂先を眺めながら気持ち良く進めました。途中通過する鏡池の景観は圧巻です!!風も無く綺麗な水面が見られましたが、ガスのせいで逆さ槍が望めなかったのが残念です。弓折分岐以降はガスの中を稜線伝いに標高を上げますが、足元の綺麗な花々に癒されました。双六小屋で休憩後、ガスで展望が望めそうもないので巻道ルートへ。約1500mの標高差とロングルートに疲弊しながら三俣山荘に到着。テン場からの鷲羽岳の展望は素晴らしいです。ガスのため周囲の展望が得られなかったのは残念でしたが、北アルプスの深部に足を踏み入れられた満足感で一杯でした。
2日目は鷲羽岳、水晶岳、黒部源流、黒部五郎岳を巡る工程です。夜明け前は快晴で満天の星空が望めましたが、夜明けとともに徐々にガスって来てほぼ展望なし...。標高差約400mを黙々と歩き、鷲羽岳(2924m)、水晶岳(2986m)に登頂。その後、ワリモ北分岐に戻り、黒部源流に向かい下降開始。うっそうとした緑の茂る道を30分ほど下って源流を見る事が出来ました。“源流”ということで水の湧き出る泉のようなものを想像していましたが、案外普通の沢でした(笑)。源流標の脇で休憩し、三俣山荘に向けて再び登り返します。山荘でテントを撤収後、黒部五郎岳小舎に向けて出発。緩やかなトラバース道と稜線を進み、最後は急坂を下って小屋に到着。この時点でかなり消耗していましたが、テント設営後、ほとんど空身でカールルートから黒部五郎岳に向けて出発、1時間程で五郎のカールに到着しました。カールの周辺は美しい緑の中に、様々な高山植物、雪渓、透き通った沢、巨岩、奇岩が点在しており、ガスも相まって非常に神秘的な景観が広がっていました。テレビやインターネットでその美しさに惹かれ、今回の山行で最も楽しみにしていた景色でしたが、想像以上の景色に言葉を失いました。異空間とも感じられるこの場所でしばし展望を楽しんだ後、稜線へ登り黒部五郎岳(2840m)に登頂。その後は来た道を引き返してテントに帰着しました。目的の景色が見られたことに祝杯を挙げ、この日は就寝しました。
3日目、今回の山行で初めての快晴となりました。強烈な夏の日差しの中、急登に喘ぎながら三俣蓮華岳(2841m)に登頂。ようやく明瞭な槍穂高の稜線と周囲の山々が見られました。蒼天と数々の名峰、美しい高山植物、各々の行き先を目指し交錯する登山者、夏山を感じさせる景色を満喫しました。その後、贅沢過ぎる展望の中を稜線を進んで双六岳(2860m)に到着。以降は今回の山行が終わってしまう寂しさを感じながら淡々と下山しました。
今回、自身初の2泊3日での山行でしたが、思う存分山歩きを楽しむ事が出来ました。目的の景色が見られ、道中では多くの方と言葉を交わし、本当に印象深い登山となりました。大満足です!!
でも本当は一週間くらいかけて思いっきり縦走してみたいなぁーw
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