北岳(日帰り)

2011年07月18日(月) [日帰り]

• GPS: 09:17
• 距離: 18.0km
• 登り: 2,512m
• 下り: 2,494m

コースタイム

06:05 広河原バス停出発
06:15 広河原山荘
08:01 二俣
09:58 八本歯のコル
10:24 トラバース道分岐点
10:37 吊尾根分岐点
10:56 北岳山頂 〜 11:13 出発
11:32 両俣分岐点
11:46 肩ノ小屋 〜 昼食 〜 12:04 出発
12:40 二俣/白根小池分岐点
13:48 白根御池小屋
14:53 白根御池分岐点
15:09 広河原山荘
15:13 広河原バス停

天候

晴れ後曇り時々雨(10時過ぎから降ったり止んだり)

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

芦安まで自家用車 (芦安入口交差点のローソンがおそらく最終コンビニ)
芦安〜広河原間は乗り合いタクシー(片道1000円+100円)

コース状況／危険箇所等

■浮いてる石が多いので落としたり落とされたりしないよう注意が必要です。

■大樺沢の岩は所々隙間があるので足を突っ込まないよう注意が必要です。また、朝の大樺沢は下山してくる人たちが多く、すれ違いが結構ありました。

■左俣は雪渓の渡渉が二カ所ありましたがしっかり足跡が付いていたのでアイゼンは不要だと思います。

写真

芦安駐車場での朝焼け。本当に雨が降った。

ホタルブクロ。二俣までの間に結構咲いていた。

大樺沢。右上に目的地が見える。

雪渓。溶けかけた雪だからそうなんだけどあんまり綺麗じゃない。

二俣のトイレ。この手のトイレにしてはすごく綺麗だった。

二俣から左俣へ行く時の渡渉。

鳳凰。正面はたぶん地蔵岳。

ガスが上ってきた。

間ノ岳。肝心なところが隠されちゃって。

その足下。怖い。

お花。八本歯から上でちょこちょこ見かけた。

お花畑。白いのがいっぱい。

確か唯一のクサリ場。そんなには怖くない(クサリをしっかり握りしめながら)。

山頂。ほとんど真っ白、たまに風で雲が流されるとすごく良い眺め。

山頂の三等三角点。

山頂を後にし、肩ノ小屋方面へ出発。

肩ノ小屋。カレーができるまで暇だったので。

肩ノ小屋。

稜線上じゃなくて少し斜面側に道筋が付いてるので安心。

お花畑。黄色いのがいっぱい。

黄色の構成要素。

道の脇にもお花畑。

白根御池の上の方。下の方に池が見える。

白根御池。ちょっと大きな水たまり。

白根御池小屋。ここに泊まって周囲の自然観察もいいかも。

注釈入り。広河原方面には「急登ここで終わり」とあるので、下りの場合はこれから急な下りになる。

広河原の吊り橋。これ撮ってたらバスが行っちゃった。

モンクロキイロナミシャク。こんなシジミチョウ見たことない!と興奮して撮りまくったらガだった。綺麗だからいいけど。

感想

yac-

自分の中で一つのマイルストーンとしていた北岳。節電で休日がずれたのでゆっくり縦走しようかと考えていたのですが、そんな時に限って台風接近…なので天気の良いうちに日帰りで北岳へ行くため芦安へ。準備をしていたらすごく綺麗な朝焼けが見られました。でも朝焼けって天気が悪くなる前兆だった気が、と思いながら出発。

つり橋を渡って広河原山荘前を過ぎ、大樺沢に出ると雪渓がありました。初めて見たのですが、あんまり綺麗なもんじゃないな、というのが正直な感想。ここの辺りから降りてくる人たちが増えてきてすれ違いが頻発。なんとか二俣に到着したらチップトイレが設置されていたので、どんなもんかととりあえず寄ってみることに。

二俣からは左俣方面へ。ここまで水分補給が十分でなかったのか、この頃から結構しんどくなってきました。足がへろへろだったので大樺沢を離れてから連続するハシゴに少し安堵しつつ、八本歯のコルに到着。間ノ岳が…と思ったらガス掛かっていて残念ながら間ノ岳山頂は見えませんでした。10時を過ぎると鳳凰三山もみるみるガスってきて、遂には雨まで降ってきてしまいました。心が折れそうになりましたが、こんなところで折れてもどうしようもないので歩を進めて何とか山頂到着。あと1時間早く着けば眺めは良かったんだろうと思います。

山頂から肩ノ小屋へ降りて昼食を食べ、帰りは白根御池方面へ。登るにしてもこっちの方が樹があって楽そうな感じがしました。白根御池の辺りでモンクロキイロナミシャクが留っていたので写真を撮りながら無事下山。吊り橋を渡ってる時にバスが見えたので走ったのですが間に合わず、帰りも乗り合いタクシーでもどりました。

今日一日歩いて、ここいらが今の自分の限界、北アとか行くにはもう少し鍛錬が必要だなぁという感じでした。次はもう少し低いところを(大抵は北岳より低いんですが)。

☆高所恐怖症ポイント
八本歯のコル→山頂までは黄泉比良坂だと思って振り返るようなことはしない方が賢明だと思います。見かけのコースタイムに惑わされず、右俣を選ぶ方が(まだ)安心して進めるのでそちらの方が結果的に早いかもしれません。
稜線歩きでは左右に心理的支え(壁とか手すりとか手かがりになる岩とか)が無いような状況で歩かなければなりません。ただ、すとんと切れ落ちているところはそんなに無いので気分的には楽だと思います。
そもそも広河原の吊り橋が人によってはアウトかもしれません。