北岳・間ノ岳(3000mの稜線歩き!)

2011年07月22日(金) 〜 2011年07月23日(土)

• GPS: 33:00
• 距離: 17.2km
• 登り: 2,166m
• 下り: 2,149m

コースタイム

★7/22(金)
6:20広河原⇒9:05大樺沢二俣(休:10)⇒11:00二俣上部(休:10)⇒12:40八本歯のコル⇒13:15トラバース分岐(休:15)⇒14:30北岳山荘(テント設営)

★7/23(土)
4:40北岳山荘⇒5:15中白根山⇒6:05間ノ岳(休:15)⇒7:00中白根山⇒7:20北岳山荘(テント撤収&休)8:45⇒10:00北岳(休:15)⇒10:50北岳肩の小屋(昼休:40)⇒12:10小太郎尾根分岐⇒13:05白根御池小屋(休:20)⇒15:20広河原

天候

★7/22(金)広河原は晴れ、大樺沢二俣より終日ガスに包まれ山容見えず
★7/23(土)早朝は晴れ、7:30辺りから間ノ岳はガスにかかる、お昼前から北岳もガスに包まれた

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

★自宅出発 2:00(約170km、2'40)
★市営芦安駐車場を利用(平日のため、第1駐車場に駐車)
★広河原まで乗り合いタクシーを利用(片道1,100円)
★日帰り温泉は第1駐車場脇の温泉を利用(550円)、狙い目は乗り合いタクシーを利用しバスの時間の合間であれば結構すいているらしいです

コース状況／危険箇所等

【広河原〜大樺沢二俣】
特にこれと言った危険箇所は見当たりませんでした、何度か沢の徒渉や橋を渡りますがその際に滑るのを注意するくらいでしょうか。

【大樺沢二俣〜八本歯のコル〜トラバース分岐】
ここより急登の連続となるのでこまめに休憩を取りながら登行すると良いでしょう、雪渓も2回ほど歩きますがほんの数mです(アイゼンの必要なし)。
二俣上部よりハシゴの連続となります。ハシゴも注意すれば特に危険箇所なないと思います。ただし下山者もおりますので譲り合いも必要です。
★当日は下山者とのすれ違いなし(前日までの台風の影響で北岳山荘は宿泊者なし)

【トラバース分岐〜北岳山荘】
ここも特に危険箇所は見当たりませんが、高山植物がいっぱい咲いているので花ばかり見ずに登山道にも目を向けましょう。

【北岳山荘〜間ノ岳】
ここも特に危険箇所は見当たりませんが、中白根山を過ぎると切り立った登山道に変わります。注意しながら歩けば問題無いとおもいます。
★中白根山を過ぎると高山植物の花がいっぱい咲いています。

【北岳山荘〜北岳〜肩の小屋】
ここも特に危険箇所は見当たりませんが、北岳山頂直下の鎖場辺りで登降に注意が必要でしょう。
北岳から肩の小屋までの下山時は、下から登って来る方が沢山いますので不注意からなる落石には気をつけましょう。

【肩の小屋〜小太郎尾根〜白根御池小屋〜広河原】
小太郎尾根までは比較的緩やかな下りとなりますが、草すべりに入った途端に急坂が広河原手前まで続きます。個人的私感ですが右俣コースから大樺沢へ下った方がラクと感じます(昨年このコースで下山したので)。

写真

7/23 21:46

7/22(金) 6:20
広河原を出発、平日のため人影まばら

7/22 6:24

この時は北岳には雲はかかっていません

7/23 21:46

吊り橋を渡ると山歩きの始まりです

7/23 21:46

大樺沢の清冽な流れ

7/23 21:46

おぉ、雲が出てきた

7/22 9:06

9:05
大樺沢二俣、ここで休憩10分

7/22 9:07

振り返ると雲の合間から鳳凰三山

7/22 9:15

今回も八本歯コースで北岳山荘に向かいます

7/22 9:52

【八本歯コース脇の花】
ミヤママンネングサ

7/24 0:07

雪渓は2回渡りました、アイゼンは不要(私感です)

7/22 11:04

11:00
二俣上部、ここで休憩10分

7/23 21:47

こんなハシゴを登ります、上まで20本以上あったような(途中でカウントやめました)

7/22 12:40

【八本歯コースの花】
オニシモツケ

7/22 12:41

12:40
八本歯のコルを通過

7/22 13:14

13:15
トラバース分岐、ここでも休憩15分

7/22 13:34

【トラバース道脇の花】
ミネウスユキソウ

7/22 13:35

【トラバース道脇の花】
キンロバイ

7/22 13:40

【トラバース道脇の花】
ミヤマオダマキ

7/23 21:49

見渡す限り、花花花
★手前の白い花はイワオウギ

7/22 13:46

【トラバース道脇の花】
キバナノコマノツメ

7/23 21:49

こちらも見渡す限り、花花花

7/23 21:49

トラバース道はこんな感じです

7/23 21:49

【トラバース道脇の花】
ミヤマタンポポかな

7/22 13:49

【トラバース道脇の花】
オンダテ

7/23 21:50

ここも見渡す限りの花々です

7/22 13:54

【トラバース道脇の花】
ハクサンイチゲ

7/22 13:56

【トラバース道脇の花】
シコタンソウ

7/22 13:57

【トラバース道脇の花】
タカネナデシコ

7/22 13:59

やっと北岳山荘まで25分、長かった...

7/23 21:51

【トラバース道脇の花】
シラネヒゴタイの蕾か

7/22 14:03

【トラバース道脇の花】
ハクサンイチゲ

7/22 14:05

【トラバース道脇の花】
ヒメヨツバノシオガマ

7/22 14:09

あと少し

7/23 21:51

14:30
北岳山荘テン場に到着です

7/22 14:36

まずは受付でテント宿泊手続きですね

7/22 17:33

今回の夜ご飯のおかずは
・スパム、ゴーヤ、オクラのトマトソース煮
・なすの味噌肉いため

どちらも美味かったです!

7/23 3:58

7/23(土) 3:00起床
東の空が白んできました

7/23 4:24

今日は富士山を見ることができました

7/23 21:53

4:40 テン場にて
これから向かう間ノ岳方面を望む

7/23 4:53

4:50
ボーコン沢の頭あたりからご来光

7/23 4:58

自分、影撮り

7/23 21:54

5:15
中白根山を通過

7/23 5:44

まだまだ見えぬ間ノ岳

7/23 5:47

【間ノ岳へ向かう登山道脇の花】
朝露に濡れるハクサンイチゲ

7/23 5:58

やっと見えた間ノ岳山頂!

7/23 21:55

6:05
間ノ岳標柱と遠くに富士山

7/23 6:58

【間ノ岳へ向かう登山道脇の花】
イワベンケイが至るところで満開です

7/23 21:56

朝日を浴びて輝く花々

7/23 7:17

ガスの合間から北岳山荘が

7/23 21:57

7:20
北岳山荘に戻り、テント撤収

7/23 8:35

山小屋の晴れた日は布団干し

7/23 8:44

8:45
さあ、北岳に向かいます

7/23 9:11

どこかの高校山岳部、今日は農取小屋のテン場まで行くそうです

7/23 9:16

【北岳へ向かう岩尾根脇の花】
これはイワベンケイの花

7/23 9:28

【北岳へ向かう岩尾根脇の花】
タカネスミレ

7/23 9:38

この先、鎖場あり

7/23 21:59

北岳へ向かう岩尾にも花がいっぱいです

7/23 21:59

遥か遠くに北岳山荘

7/23 10:02

10:00
北岳まできました、休憩15分
昨年に続き2回目の山頂です

7/23 10:13

富士は朝より大きなシルエットを見せてくれました

7/24 0:13

【肩の小屋へ向かう登山道脇の花】
岩場に張り付くハクサンイチゲ

7/23 10:34

名残惜しいですが、
さあ、北岳肩の小屋に降ります

7/23 10:35

鳳凰三山も雲に隠れ始めました

7/23 22:00

北岳肩の小屋へ向かう登山道
★落石注意です

7/23 10:39

3種類の花々

7/23 10:48

北岳肩の小屋で早い昼食を...
ちなみに今日の朝ご飯は、3:30でした

7/23 11:26

最後に鳳凰三山も頭を見せてくれました

7/23 22:01

11:30
肩の小屋を出発、すぐそこまでガスがやってきました

7/23 11:58

12:10
小太郎分岐点、通過です

7/23 11:58

小太郎分岐では登山者が大休止中

7/23 12:01

【右俣コース脇の花】
キタダケキンポウゲ

7/23 12:11

今回は白根御池小屋経由で下山です

7/23 22:01

最後に見せてくれた北岳
雲行きが怪しいです

7/23 12:29

【草すべりコース脇の花】
ハクサンフクロウ

7/23 22:01

やっと白根御池が見えました

7/23 13:07

白根御池を抜けると

7/23 13:25

13:05
白根御池小屋に到着、ここで休憩20分

7/23 22:02

【広河原までの登山道脇の花】
ギンリョウソウ(ピンぼけですいません)

7/23 14:31

下山には堪えるコースです、登りはもっと大変ですね

7/23 14:52

ここまで来れば広河原まであと少し

7/23 14:57

【広河原までの登山道脇の花】
わかりませんでした...

7/23 22:02

吊り橋渡れば今回の山行も終わりです

7/23 22:03

振り返ると北岳は雲の中

7/23 22:03

15:20
広河原インフォメーションに着きました

行動時間
・7/22(金) 8時間10分(内、休憩35分)
・7/23(土) 10時間40分(内、休憩2時間55分)

撮影機器：

LUMIX DMC-FT2 パナソニック

感想

opiro772

1年ぶりに北岳と間ノ岳へ行って来ました、今回は3人のテン泊で楽しい山行となりました。

初日は台風の影響もあり天気は期待しておりませんでしたが、広河原に着くと北岳に雲もなく良い天気かな思ったのもつかの間、大樺沢二俣辺りから北岳にガスがかかり山容を確認出来ず、その後終日ガスの中となりました。
前回は小屋泊まりでも八本歯のコースを行ってバテバテになりましたが、今回は更にテント泊のため大型ザックのため昨年と比べて2時間多くかかりました。さすがに大樺沢二俣を過ぎると格段に休憩の回数が増えました、雪渓も2回ほど通過しますが今のところアイゼンの必要はないと思います。

2日目は起床3:00、食事身支度を整え、4:40に間ノ岳を目指しテン場を出発。出発後10分ほどでご来光を確認、昨年もそうでしたが北岳から見るご来光、そして日の出前にうっすらと雲海の上に浮かぶ富士山や朝日で赤く染まる間ノ岳はとてもきれいです。ホント、山に来て良かったと思う瞬間です。(昨日の疲れなんて忘れますね)
北岳山荘から約1時間半弱で間ノ岳山頂に到着、これで富士山を除く2位から5位まで山座に登頂しました!
7:20には北岳山荘に戻りテントを撤収、そして10:00に北岳山頂に着きました。丁度山頂に着いたときは雲がかかることもなく日本第2位の山頂は人も少なく、すばらしい眺めを3人で楽しみました。そしてここから広河原までの標高差1700mを休みながら無事下山です。

1日目は天気に恵まれませんが、2日目は天気も良く心地よい疲れの中帰路につきました。

今回も無事に山歩きができたことを山の神様に感謝 m(_ _)m。