前穂高岳〜奥穂高岳(帰りは徳澤園でまったりと)
- GPS
- 52:23
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 2,233m
- 下り
- 2,221m
コースタイム
-7:54〜8:17岳沢小屋-9:15〜34カモシカの立場-10:05岳沢パノラマ
-10:42雷鳥広場-10:58〜11:14紀美子平-11:42〜12:07前穂高岳山頂
-12:24〜47紀美子平-14:38〜46南稜の頭-14:57〜15:12奥穂高岳山頂
-15:48穂高岳山荘
9/30 7:00穂高岳山荘-8:25〜30涸沢小屋-8:38〜9:00涸沢ヒュッテ
-10:05〜15本谷橋-11:09〜21横尾-12:10徳澤園
10/1 7:46徳澤園-8:35〜46明神-9:26〜39河童橋-9:44上高地BT
天候 | 9/29 快晴 9/30 雨 10/1 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
タクシー4000円/1台 駐車場代:500円/1日 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地バスターミナルに登山ポストがあります。 <上高地〜岳沢小屋> しばらくは樹林帯の中を進み、風穴を過ぎた辺りから所々で急登、ガレ場が出て きます。ガレ場を横切って少し登ると岳沢小屋に到着します。 <岳沢小屋〜紀美子平> 再度、ガレ場を横切ると、ここからが急登の始まり。三点支持が必要な岩場、 階段も随所に出てくるが、所々にある展望場で展望を楽しみながら登り、スラブ状 の一枚岩に設置されたクサリ場を登りきると紀美子平に到着します。 <紀美子平〜前穂高岳> とにかく、急な岩場の登りを30分程登ると山頂に到着します。山頂からは360°の 展望が待っています。以外に広いピークを東に行くと奥又白池が、西に行くと涸沢 を上から見下ろす事ができます。 <紀美子平〜奥穂高岳> しばらくは吊尾根の南斜面をトラバースして行きますが、所々で稜線に出ると 涸沢方面を望む事ができます。但し、かなりキレ落ちていますので、十分注意して 下さい。鞍部を過ぎ、長いクサリ場、ちょっとしたチムニーを登ると南稜の頭に 到着します。ここまで来ると奥穂高岳山頂はもうすぐ。 <奥穂高岳〜穂高岳山荘> 最初のうちは緩やかに下って行きますが、山荘が見え出した辺りからクサリ場、 階段とかなり急な下りとなりますので、三点支持の基本をしっかりと。 今回、2日目に泊まった「徳澤園」で入浴して気分爽快。 ここの宿はすごく趣きがあり、食事(詳細は写真を参照して下さい)もボリューム があっておいしく、いつも通り過ぎていたのがもったいなかったと思わせるような 宿でした。 |
写真
感想
自動車工業会が木・金曜日を休みに設定した結果にできた9/29〜10/2の4連休、
いつもは10月第1週は会社行事で山行に行けなかったが、会社側の配慮もあって
紅葉がBESTなこの週に4連休ができ、参加希望のメンバー全員が「涸沢へ」の声で
山行先もすぐに決まり、あとは天気との相談となった。前日朝までは、初日が晴れ
で、2日目が曇り、3日目が雨の予報だったのが、前日の午後になると2日目と3日目
の予報が入れ替わり、ルートを色々と各人が練り直し、最終的に岳沢から前穂、
奥穂へ抜けるパーティー(私と主将は南稜から登る予定だったが、雨の中をザイル
を担いで行動するのは避けたいと少し弱気になり、一般道からのパーティーと行動
を共にすることに)、奥又白池から五・六のコルを抜けて涸沢に入るパーティー、
横尾から涸沢に入るパーティーの3パーティーの編成となり、前日に2名のメンバー
(内1名は初登山)の参加表明もあり、総勢9名(岳沢組:6名、奥又白池組:1名、
横尾組:2名)での上高地入りとなった。
行きのタクシーの運転手さんから、今年の涸沢の紅葉は、遅れている上、先日の
霜の影響で葉が焼けてしまい、綺麗な赤にはならずに茶色のまま終了してしまう
との情報を得たので、初日の眺望を楽しむことにした。河童橋で他の3名と別れ、
自分としては念願だった前穂を目指して進む。岳沢小屋では、最近収集しだした
手ぬぐいをゲットし、紀美子平へ。登りだしてすぐに急登となり、途中からは手足
をしっかりと使わないと登れないような所も。カモシカの立場、岳沢パノラマ、
雷鳥広場と眺めの良いポイントでは景色を堪能し、雨の日には下りたくないような
スラブ状の岩のクサリ場を登りきると紀美子平に到着する。ここで、荷物をデポ
して前穂山頂へ。30分程の岩稜登りで山頂に到着する。山頂からは306°の大パノ
ラマが。以外に広い山頂を西に行くと涸沢を見下ろす事ができ、東に行くと1名が
向かった奥又白池が見える。畔にはテント1張りが見えたので、メンバーのテント
か?と思ったが、翌日会った時に確認すると、既に張られていたテントとのこと
だった。展望を楽しみ、紀美子平に下る。ここからは、奥穂に向かって一旦下る。
この途中から見える南稜は、結構難しそうだったので、今回チャレンジせずに
良かったと思った。今度ここにチャレンジする時は、岳沢で泊まって早朝からの
トライが必須のように思う。長いクサリ場、小チムニーを登ると南稜の頭に到着
する。ここまで来ると、奥穂山頂はもうすぐ、その左手には来年チャレンジしたい
ジャンダルムが。山頂では撮影待ちがあったが、山頂での景色を堪能して穂高岳
山荘へ。本日は、1人1枚の布団があるそうでホッとする。いつもは山荘に着くと
すぐにビールを飲むのだが、この日はよほど疲れたのか、飲む気になれず、その
ためなのか、夕食はしっかりといただく事ができた。
翌日、昼前ぐらいから雨になるだろうと予想していたが、目を覚ました時には
まっ白な景色が。外に出てみると西からの強風と雨が。一気にテンションが
下がってしまい、とりあえずは他のメンバーと待ち合わせていた涸沢ヒュッテに
下る。ヒュッテではすぐに合流する事ができ、今後の行動を相談する。元々、1人の
メンバーが私用で早く下山しなければいけなかったので、徳澤で泊まると言って
いた行動に賛同する3人(計4名)とその日のうちに下山して帰宅するグループとに
分かれる。徳澤までは行動を共にし、我々4名は宿泊の手続きをして、チェックイン
の14時まで喫茶室のストーブの前で濡れた衣服を乾かしながら時間をつぶす。30分
前にチェックインの準備ができたとのことだったので、早速手続きをして部屋へ。
先ずは、濡れたものを全て乾燥室へ入れ、入浴を済まして、夕食までの時間、談話
室で本を読んだり、お酒を飲みながらして時間をつぶす。夕食は、山小屋(?)の
食事とは思えないような豪勢なもので、建物の雰囲気もすごくよく、奥さんを連れ
て来たいと思った。(たいてい来ないだろうが)
最終日、まだ周りの山々はガスで隠れてはいるが、天気が回復しつつある中、
上高地に向かう。すれ違う人の多さ、涸沢は各小屋は大盛況、2人で1枚の布団か?
帰途、先日会社の同僚から聞いた「唐沢そば集落」に立ち寄った。まだ新そばは
でていなかったようだが、噂どおりのボリュームのあるそばだった。
今回の山行でちょっとした成果があった。それは、友達リストのmatsumatsuと、
時々メッセージをいただくyama-bitoさんの正体がわかったことだ。
初日にうんと頑張ったのですね。お疲れ様でした。私の正体がようやくわかっていただけました?いままでつかっていたペンネームが、ここでは拒否されてやむなくこれにしました。今回の単独行はS師匠ですか?
こんにちは、yama-bitoさん。
主将からの情報とのことでしたので、S師匠の会社に
最近作られたクライミングクラブのメンバーの誰かと
思い込んでいましたが、今回の山行でとかげSSさんの
車に同乗させていただいたときに、9月の初めに朝日岳
へ行かれたと聞き、やっとピンときました。
今回のこのルート、結構ハードでしたけど、眺望は
最高のルートですね。
ちなみに単独行は、前々から涸沢でまったりしたいと
言われていたクライマーN氏です。
また、山行ご一緒させて下さい。
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