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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
北岳〜間ノ岳〜農鳥岳(白峰三山縦走 3000mの稜線とお花畑を満喫!奈良田始発バスで広河原から入山)
2018年07月15日(日) [日帰り]
体力度
8
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 13:10
- 距離
- 29.1km
- 上り
- 2,852m
- 下り
- 3,531m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 11:29
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 12:56
19:21
天候 | 晴時々雲 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
当日の始発バスは3台。1台目のバスには第1駐車場から約20人乗車しました。残る2台は乗客を乗せずに第2駐車場へ向けて先に出発。私が乗った1台目のバスが第2駐車場に到着すると2台目と3台目のバスにみなさん混雑なく乗車されていました。 私は始発バスを逃したくなかったので車を停めた第2駐車場から第1駐車場まで一旦徒歩で戻りましたが、この日に限っては第2駐車場からでも問題なく乗車できたようでした。まぁ〜こればかりは分かりませんからね。安全策ということで…(^_^;) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●広河原〜北岳(白根御池小屋・右俣経由) 全体的に道は整備されていますが小太郎尾根分岐までは急登が続きます。北岳肩ノ小屋まではお花を眺めながらの平和な道。その先再び傾斜が増しますが少しガンバレば待望の北岳山頂に到着です! ●北岳〜間ノ岳 北岳直下はザレ・ガレの道を行くので落石・スリップに十分注意が必要です。北岳山荘を通過すると再び緩い登り坂。中白根山を過ぎると足場が少々悪いトラバース気味の道になるので注意が必要です。間ノ岳直下は傾斜のある登り坂になるので呼吸を整えながらしばらくガンバルと広い山頂に到着です。 ●間ノ岳〜農鳥岳 間ノ岳から先は登山者だいぶ少なくなります。ガレ・ザレの比較的急な下り坂を下るので足元注意です。農鳥小屋を通過すると視線の先には巨大な壁のような西農鳥岳! 標高差約250mを一気に登ります。道はザレていてしかも急登!呼吸を整える際にバランスを崩さないよう十分注意が必要です。その先も足元の悪い歩きにくい道が農鳥岳まで続きます。(西農鳥岳から農鳥岳までは距離はそれほどありませんがアップダウンが案外厳しく以外と時間が掛かります) ●農鳥岳〜大門沢下降点 農鳥岳直下は少し道が悪い所もありますがしばらく進むとお花を眺めながらの平和な道になります。この辺りは尾根が広く天候が悪い時は十分注意が必要と感じました。 ●大門沢下降点〜奈良田 大門沢小屋手前まで容赦ない急下降の連続!しかも段差の大きな岩や赤土ツルツルの場所もあり気が抜けません(汗)傾斜の緩い所でも岩が適度に湿っているのでスリップに十分注意!小屋を通過後も沢を木橋で渡る所があるので自信のない人は四つん這いで通過しても良いと思います(沢はそこそこの流量でした) 沢を離れ高巻の変化のない道がしばらく続きますがその後は九十九折れのすべりやすい道や片側が切れ落ちているトラバース道(お助けロープあり)が1つ目の吊り橋の手前まで続きます。かなり揺れる吊り橋を慎重に渡り「登山道迂回路」の標識通りに僅かに登り返したのち林道に向かって再下降します。ここから奈良田まではしばらく林道歩きです。 |
その他周辺情報 | 広河原インフォメーションセンターと広河原山荘に登山ポストあり(奈良田バス停は筆記用具と用紙のない提出専用だったような〜?) 最終コンビニは中央自動車道「甲府南IC」から向かうと国道52号線「甲南運動場前」交差点際にあるセブンイレブンが最後だったと思います。 広河原インフォメーションセンターのトイレは7月15日(日)現在使用できませんでした。 二俣の仮設トイレもまだ設置されていません。 |
写真
感想
夏山シーズン到来!今回は今だ未踏だった農鳥岳(主峰は西農鳥岳)を目指す山旅です。日本の3000m峰21座に数えらえている西農鳥岳。ヤマレコを覗いてみると白峰三山を日帰りで周回している方々の情報がチラホラ出てきます(みなさまの情報に感謝ですm(__)m)
奈良田から入山するか広河原からの入山にするかを迷いましたが奈良田から入山した場合、広河原に下山した時間によっては最終バスを逃す可能性があるため奈良田からの始発バスに乗り広河原から入山する周回としました。この周回ならば登りの標高差が奈良田からの入山に比べ少ない事と日が暮れる前に林道に出てしまえば残りはヘッデン点灯で歩いて奈良田まで戻れる点を優先して今回の周回としました。
今山行では西農鳥岳登頂が一番のミッションでしたがやはりこの時期たくさんの花々が稜線を飾っています。絶景と美しい花々を堪能するため各チェックポイントでは休憩を短めにし、加えて広河原から白根御池小屋までと大門沢下降点から奈良田まではハイペース(自分比)で進みそれ以外は絶景とお花の鑑賞に時間を充てる計画で臨みました。それでも計画より30分ほど余分に時間が掛かりましたが多くの花・絶景を撮影しながら念願だった西農鳥岳登頂を果たす事ができ大満足の山行となりました〜(^^♪
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hajimeさん、こんばんわ
白峰三山日帰りお疲れ様です。
今年初登りされた黒戸屋根からの甲斐駒日帰りも半端なぁぁぁくスゲーと
絶叫しながらレコ眺めていましたが、今回の白峰三山日帰りも半端なく
凄いです。計画より30分遅れたということですが、
ヘッデン使わずの下山で良かったですね。
沢山の高山植物に富士山北アルプス南アルプスの名峰の山々
どの写真も綺麗なのばかりですが、
特にシナノキンバイのお花畑と青空の北岳が一緒に写ってる写真
最高に綺麗ですね〜。
できることなら1人で100イイね!押したいです
猛暑日の3000mの稜線歩きは最高に気持ち良かったのではないでしょうか。
そして最高に良い汗をかいたのではないでしょうか。
私が歩いた時にも日帰りトレランの方と数名ほどすれ違いましたが、
一番速かった人でも農取小屋手前ですれ違ってその時点で
14時過ぎていたので、hajimeさんの韋駄天が分かります。
またいつか山でhajimeさんと一緒にならないかな〜。
この先も猛烈な暑い日が続きますが、健康に気を付けて
お互い夏山を楽しみましょう〜。
ps.農取小屋の売店のジュースって裸のまま陳列されてあってて
気になったのですが、商品のジュースは冷えてるのかな〜って。
ship18さん こんばんは。コメントありがとうございますm(__)m
未踏であった農鳥岳を三山縦走で決めることができて今はホッとしています
お花の方ですがやはり圧巻は小太郎尾根分岐手前のシナノキンバイの群落ですね。ここでは撮影のために時間を十分充てるつもりでいましたがちょうど20人位の団体ツアーの方々2組と行動が一緒になってしまい狭い登山道は一時大混雑 立ち止まって撮影する事が困難で隙を見て撮影するのに精いっぱいとなってしまいました それでもなんとか満開に近いシナノキンバイと青空に聳える北岳の雄姿を一緒にカメラに収めることができて満足しております
この日は朝から晴天に恵まれ北岳山荘を通過する頃までは太陽ギラギラ でかなり体力を削られました 西農鳥岳への登りでかなり脚力を使ってしまいその先はペースダウン 大門沢下降点に着いた時点で15:30を回っていたのでヘッデンのお世話になる事を覚悟で先を急ぎましたが何とか明るいうちに奈良田まで辿り着く事ができました でも駐車場に着いて着替えをしているうちに気付けば辺りは真っ暗 もう少し遅かったらヘッデンのお世話になっていましたね
農鳥小屋のジュースですが私が手にしたものは常温ぬる〜い物ではなくキンキンとまでは行かないまでも適度にほんのり冷えている状態の物を購入できました 売店のお姉さんも明るく感じの良い方で少しの時間でしたがたいへん寛ぐことができましたよ〜
ship18さんお住まいの岐阜県(特に揖斐川町)は連日猛暑のようですね!?体調管理に気をつけてこの夏を乗り越えて下さい
それでは〜〜
hajime1106さん、こんにちは〜
夏山シーズン一発目からのド健脚ルート、さすがとしか言いようがありません。
しかもまたまた美しいお花の写真の数々、楽しませて頂きました。
私も間ノ岳、農鳥岳が未踏なものでこのルートを歩いてみたい(勿論一泊!)のですが、大門沢って登りと下りどっちが歩きやすい感じですかね!?
今年の暑さは異常ですね😱
汗かきの自分にはホント悩ましいです…
水を余分に担ぐ分、体重落とさなくては😱
それでは〜
chicrynさん いつもコメントありがとうございますm(__)m
去年の夏山シーズンに引き続き今年もロングコースで攻めてみようと思い第1弾は未踏だった農鳥岳を絡めた白峰三山縦走にしてみました
お天気にも恵まれたくさんのお花たちに癒しを与えて貰いながらの縦走となりました
水分は各小屋で調達する事を見添えて水ペット(カチカチに凍らせたもの)500ml分と経口補水液(OS-1)を1ℓ保冷バックに入れてスタートしました。北岳肩ノ小屋でコーラ(500ml)・北岳山荘でコーラ(350ml)とポカリスウェット(500ml)+無料のお水を少々・農鳥小屋でサイダー(500ml)を購入して奈良田到着時にはほぼピッタリ水分が無くなっていました 山小屋で水分を補給しない事を考えるとかなりの量を担がなくてはならず体力的にもキツくなるので山価格で少しお高めですが夏山ロングコースでは山小屋販売のジュース類を利用しています
さて、ご質問の大門沢の件ですが結論から申し上げると下りの方が良いかな?と思います 恒例の(笑)黒戸尾根と比較しますと標高差は奈良田から農鳥岳迄で約2200mあり黒戸尾根とほぼ一緒なのですがご存知の通り黒戸尾根は歩きにくい所には全てと言って良いほど鎖や梯子が整備されています(感謝m(__)m)しかし大門沢は大きな岩のゴロゴロ地帯・滑りやすい木の根・赤土の露出箇所等々…。ほぼ整備されておらずかなり荒れている道ではないかと思いました
仮に 登りで使った場合大門沢下降点までほとんど見どころがありません。これらの条件下で約2000m標高を上げるのはかなりやる気を失うのではないかと思われます
加えて西農鳥岳から農鳥小屋までの標高差約250mも滑りやすいザレた道でした ここを下るのはかなり神経を使うのではないかという印象を持ちました
自分は過去に北岳山荘に2回宿泊(父のスポンサーのお蔭です!)しましたがスタッフさんの対応や食事も良く快適に過ごすことができて良い印象が残っています 一方北岳肩ノ小屋も若い小屋番さんの評判が良いようですね
ぜひchicrynさんもお花の時期に足を運ばれ3000mのスカイラインを堪能されてみて下さい
それでは〜〜
凄い花の数々ですね ビックリです 白峰三山を日帰りで縦走するだけでもどビックリなのに hajime1106さんレコの中でもここまでお花が覆い尽くすレコもなかなかないのでは?過酷なチャレンジだけでは終わらない楽しきレコに拍手です
irukamokoさん いつもコメントありがとうございますm(_ _)m
ご指摘の通りお花の写真を撮りながら山歩きをしている自分に今はビックリしてますよ!
irukamokoさんとの再開後初となる丹沢山行!その辺りを境に自分のレコの中にもお花の写真が徐々に増えてきているようです!(それ以前はほとんど花の写真撮ってませんでしたから〜 笑)
しかし日帰り山行ですとなかなか構図を考える時間と余裕がなく行き当たりバッタリの写真が多くなってしまっているのも事実です。irukamokoさんのように花と背景を絶妙なピントバランスで撮影できる日がくると良いのですが💦
いずれピークハント目当てではなくお花撮影メインで花の名山をゆっくり訪れる事ができると良いのですがねぇ〜⁈
それでは〜💨
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