槍ヶ岳(北鎌尾根)(9/13-15)
- GPS
- 23:25
- 距離
- 39.5km
- 登り
- 4,136m
- 下り
- 4,122m
コースタイム
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 7:59
- 山行
- 9:08
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:38
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 4:47
<1日目>
新穂高深山荘横P 6:58
槍平小屋 9:56
千丈沢乗越分岐 11:38
飛騨乗越 12:59
槍ヶ岳山荘 13:13〜13:36(23)
槍ヶ岳 13:52〜13:55(3)
槍ヶ岳山荘 14:08〜14:33(25)
ヒュッテ大槍(泊) 14:58
登山時間 8:00(51)
<2日目>
ヒュッテ大槍 6:13
水俣乗越 6:57
北鎌沢出合 8:07
北鎌沢のコル 10:06〜10:20(14)
独標基部 11:55
槍ヶ岳直下 15:49
槍ヶ岳山頂 16:24〜16:31(7)
槍ヶ岳山荘(泊)16:53
登山時間 10:40(21)
<3日目>
槍ヶ岳山荘 7:04
千丈沢乗越 7:32
奥丸山 8:51
左俣林道・小池新道分岐 10:29
新穂高深山荘横P 11:51
登山時間 4:46
天候 | 1日目:曇り後雨、2日目:曇り後雨、3日目:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・北鎌尾根は危険な岩場のバリルートにつき綿密な計画が必要 ・水俣乗越⇒天上沢方面への激下りのスリップ注意 ・北鎌沢出合から北鎌沢へ取り付き、10分程で二俣を右俣へ進むこと ・北鎌沢上部の草付き斜面辺りは分岐が多く北鎌沢のコルを見誤らないこと ・独標の千丈沢側への巻き道は危険箇所多し、体を迫り出すところあり ・槍ヶ岳山頂直下の岩登りは慎重に登ること ・北鎌尾根ピークなどは、千丈沢側への巻き道が多い(天上沢側は切れ落ちている) ・増水時には滝谷の渡渉に注意(槍平小屋のブログを確認のこと) ・奥丸山から左俣林道の奥丸山登山口まで、倒木多く回り込み時に注意 |
その他周辺情報 | ひらゆの森を利用(500円+ロッカー代100円) |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
今年はまだ槍ヶ岳へ登っていなかったので、自身のバースディ登山として
行ってきました。先日、常念山脈を縦走時に北鎌尾根が良く見えていて
また登りたいなぁって思ったことと、同好会の方からオファーがきたこと
から下見を兼ねて北鎌尾根を計画してみた。
しかし、なかなかいい天気が続かない。9/14が晴れの確率が高いので、
休暇をもらって行ってきました。予定では高天ヶ原まで行く計画でしたが
悪天候のため予定を1日切り上げ、槍ヶ岳だけにしました。
北鎌尾根へのアクセスは、4年前と同じく人気のヒュッテ大槍に泊まり
早朝出発しました。
【コース】
ヒュッテ大槍⇒水俣乗越⇒北鎌沢出合⇒北鎌沢のコル⇒槍ヶ岳
昨年はヒュッテ大槍からの出発時間も早く、槍ヶ岳到着が早かったので
新穂高へ下山しましたが、実は今年は序盤の水俣乗越から天上沢を下って
いる最中に、浮石に乗り不覚にも滑ってしまい(大きな岩が動いた)、
左足ふくらはぎとアキレス腱の間の部分を強打した。足首を伸ばすのは
痛くないが、足首を曲げると強打した部分に激痛が走る!
引っ返そうかとも考えたが、足首をあまり曲げなければ痛みは少なく
歩けることから、進むことにした。
北鎌沢は水流が多く沢登りに近く、岩が湿っていて足首にも負担がかかった。
ちょうど北鎌沢を半分くらい登ったところで、大阪の方が先行していた。
話しを聞いてみると、どうやら初めての挑戦らしい。テン泊場所の天上沢
から引き返そうと思ったら道がわからなくなり、予定どおり挑戦することに
したらしい。「後を付いて行っていいですか」と聞かれたため、「はい」と
答えました。
足を痛めていても、今日の調子なら2時頃には山頂へ到着でき下山もできる
かなって思っていましたが、初めての人をほってはおけない。
今日は午前中からガスがでていて午後は曇り、3時には小雨の予報が出ていた。
ガスっていて、稜線や、独標、槍ヶ岳の目標物もわからない。GPSも持って
いないとのこと。ほぼ道案内の感じで進むことになった。
大阪の方は、ザックがテン泊装備のため15キロ、私は10キロくらいの
差もあってか、私のペースには少し追いついてこない感じでした。
ペースを合わせて、ほぼマップタイム通りで進むことにしました。
北鎌平あたりで雨足が強くなり再びカッパの登場です。(朝もカッパで出発)
油断すると岩が滑ります(^^;) ガスっていて小雨!最悪です・・・・
慎重に進みました。私が先行しルートファインしながら引っ張る感じで、
大阪の方は少し疲れているように見えましたが、よく付いてきてくれました。
ようやく槍の基部に到着しました。(山頂はシルエットしか見えない)
コースを考えている余裕もなく、目の前の岩場を登り始めました。
途中では岩場の状態から、登りやすいコースを見定めて進みました。
前回は山頂の祠の裏側に出ましたので、脇に出るコースを行きたかったが
最後の30m付近の分岐個所で、左側が巻き、右側が直登コースとなり
左側の巻きが大変に見えたため、前回と同じく右側の直登コースを選択。
登っていくと残り10m位で、山頂の人の声が聞こえた、ラスト5mの
ところで祠が見えホッとしました! 大阪の方もホッとしていました。
達成感で喜びの瞬間です。山頂の方も初めて槍ヶ岳へ登りに来た神奈川の
お二人で、祠の後ろから現れたのでビックリさせてしまいました。
しばらく記念写真を撮ってから山荘へ下山し、5時前でしたので新穂高へは
下山できないため、槍ヶ岳山荘に泊まることにしました。
大阪の方はテン泊のため、受付のところで連絡先を交換し別れました。
この日の夜、雨は降り続き、昨日通ってきた滝谷出合の渡渉点で橋はなく
どうにか渡れる状態でしたので、明日はこの雨だと滝谷は渡れず、新穂高へ
の右俣林道では帰れない。
(後で槍平小屋のブログ情報を確認したが、9/15はやはり滝谷は通行不能)
左俣林道を通るコースでは、双六小屋回りか、奥丸山から下るコースになる。
奥丸山のコースは前から通ってみたいと思っていたので下山に使ってみたが、
まず西鎌尾根は強風10m程の横雨にて、試練の下山開始。千丈沢乗越から
稜線を外れたため風は治まったが、雨は依然と降り続く。雨の日は試練試練!
通ってみて台風21号の爪痕か!? 倒木がびっくりするほど多かった。
通過するのに苦労する場所もたくさんあったが、何とか無事に左俣林道に合流し
新穂高深山荘駐車場へ戻って来れました。
無事に完走お疲れでした。
コ−スが一寸複雑でコメント少ないようですが
誰も出来ない決心のルートーをとりましたね。
感動です。俄か山友も良いですね。思い出に
残りますね。滝谷出合の一本橋、良く判断され
ましたね。西鎌決心はすごいですね。丸山下山
は経験ないので分かりませんが適切な判断は
今後にも役にたつでしょうね、どうぞ安全第一で
長くお願いします。
mamedeさんへ
こんばんは、初めまして
コメントありがとうございます。
ここのコースというより、北鎌尾根自体がルートファインディングを
楽しむサバイバル的な登山が”売り”のバリコースですね。
そういう意味では、案内をしてしまうことは、ここの醍醐味を半減して
しまう行為であったと思いますが、「後を付いていきたい」との希望でした
ので、案内という形になりました。
滝谷の一本橋がないというのは、かなりハンディですね。渡渉の判断が
その都度必要であるということに他なりません。
ありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する