槍と穂高を繋ぐ 秋晴れの大キレットを渡る
- GPS
- 19:20
- 距離
- 33.7km
- 登り
- 3,428m
- 下り
- 3,526m
コースタイム
- 山行
- 9:33
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 11:47
天候 | 1日目:快晴 2日目:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
深山荘前はすでに満車。 3連休であり日曜の午前中には 満車だったらしい。 鍋平駐車場へいくも残りわずか。 この時期の混雑ぶりに驚いた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白出〜槍平は歩きやすい林道だったが 沢を越すため増水時注意が必要。 大キレットは高度感があるが 鎖やステップがしっかりしており 足元は比較的安定している。 一方、北穂〜涸沢岳は絶壁箇所が多く。 大キレットほど補助がないため なかなか神経を使う。 北穂小屋は大混雑かと思ったが 意外にも布団1枚1人で寝れた。 60人のキャパに80人宿泊したそうだ。 水やお湯もいただくことができ快適。 なにより北ア指折りの大パノラマが この小屋の魅力だろう。 涸沢岳の登りは鎖とはしごの連続。 穂高岳山荘から見る山容と異なる。 奥穂高岳は登りはじめ険しいが 中〜上部は歩きやすい。 くだりの白出沢は岩場の道迷いに注意。 徐々に岩が小さくなり ザレてくるので足に負担がかかる。 また途中、沢を高巻きするので 少し高度感がある。 |
その他周辺情報 | 野湯のような深山荘 圧倒的キャパのひらゆの森 あたりがおすすめ。 だが今回は初の坂巻温泉へ。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
かねてから念願の大キレットへ。
今週も天気が不安だったが
予想を裏切り快晴に。
稜線歩きには絶好な日となった。
午前中に大キレットのとりつきまで
行きたかったので新穂高を3時に出発。
約二時間のナイトハイクとなった。
このあたりは街の明かりが少ないので
星空が非常に美しい。
滝谷につくあたりにはすっかり夜明けに。
上を見ると険しい穂高の稜線が。
早くも期待が高まってくる。
南岳の急登を登り切り
いざ大キレットへ。
急降下したあとは
意外にも普通の稜線。
常念を左手にくっきりと見え
のんびりと長谷川ピークへ。
ここからが本番、急に山容が荒々しくなる。
滝谷に吸い込まれそうな絶壁を乗り越え
非常に高度感のある稜線となった。
だが鎖やステップの整備はしっかりしており
浮石も少なく安定している。
しっかり注意をしていれば大丈夫そうだ。
A沢のコルで休憩し、後半戦の飛騨泣きへ
空の青さの一方
山体は黒々して不気味な雰囲気を出している。
小屋ははるか上。
肌の険しい登りが続く。
小一時間上り詰め
北穂山頂に到着。
人で溢れかえるテラスに混じり
さっそく生ビールを注文。
大キレットに続く槍と
それを囲む後立山、黒部の山域。
北アで一番好きなアングルをつまみに
最高の一杯となった。
翌日、御来光を迎え出発。
ここからは以前来たことがあったが
とんでもなく険しかった記憶が。
やはりその通り
悪絶、断崖絶壁の稜線が始まった。
大キレットと比べても
体を確保するものが少なく
なかなか苦労をする。
岩は安定しているが
足場を探しながら抜け切るのに
神経をつかった。
涸沢岳の登りは鎖と梯子の
オンパレード。
急激に標高を上げていく
やはり3000m峰
すぐに息切れしてしまう。
穂高山荘に到着しほっと一息。
日曜日は下坂の天気予報だったが
まだまだ持ちそうということで
奥穂に登頂。
迫るジャンに
いつかこちらも抜け切りたいと
思いを馳せる。
白出沢は単調な岩場で
少しうんざりしていたが
途中からいきなり雰囲気が変わる。
高巻きする細い登山道
深いコルジュ。
下ノ廊下の雰囲気を出し
楽しませてくれた。
槍から南岳。
北穂から前穂。
以前行ったことある
二つの山域を
今回の縦走でつなぐことができた。
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