黒部名水マラソン翌日の立山縦走。

2019年05月27日(月) [日帰り]

• GPS: 07:35
• 距離: 11.2km
• 登り: 1,052m
• 下り: 1,040m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:50
• 休憩: 1:45
• 合計: 7:35

8:35 室堂
8:44 8:44 みくりが池
8:52 8:54 みくりが池温泉
9:07 9:09 雷鳥荘
9:17 9:25 雷鳥沢キャンプ場
11:15 11:39 剱御前小舎
12:06 12:09 別山南峰
12:48 12:48 真砂岳
13:28 13:44 富士ノ折立
14:02 14:05 大汝休憩所
14:08 14:21 立山
14:33 14:48 雄山
15:12 15:31 一の越山荘
16:10 室堂

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

立山駅の無料駐車場に駐車。
立山〜美女平；ケーブルカー約7分乗車
美女平〜室堂；大型バス約40分乗車
往復4,310円

コース状況／危険箇所等

●室堂〜みくりが池〜雷鳥荘；
少し下りもありながらの、石畳ルート。観光客用という感じです。
●雷鳥荘〜雷鳥沢キャンプ場；
ルートは雪に覆われています。急斜面の下り。
●雷鳥沢キャンプ場〜剱御前小舎；
小舎の直前で雪が切れるまでは、完全な雪道急斜面登りです。
雪がグズグズなため、結構滑ります。
滑落するような雪質ではないですが、尻セードにも向かないようです。
●剱御前小舎〜別山〜真砂岳；
一瞬、下へ降りそうになりますが、山の方へ向かいましょう。
一部雪に覆われた稜線歩きです。斜度は緩やか。
別山からは200mほど降りて登り返しです。真砂岳は巻くこともできます。
●真砂岳〜富士ノ折立；
急峻にそびえたつ姿に圧倒されますが、斜度としては見た目ほどではありません。
富士ノ折立のピークに立つためには、ガレた岩登りをする必要があります。
ピークに立たずとも、巻き道を行くことも可能です。
●富士ノ折立〜大汝山(立山)〜雄山；
斜度はほとんどないですが、雪で覆われている部分が多数。
大岩に雪が積もっているので、踏み抜きがあちこちに発生します。
ここまで縦走してきた身には結構な疲労が追加されます。
●雄山〜一の越山荘；
ガレた急斜面下りです。一気に標高が落ちます。落石に注意。
●一の越山荘〜室堂；
一面雪の緩やかな斜面です。ポールの目印通り進めば問題ありません。
ザクザクと降りれるので楽に進むことができます。

●イオンモバイル(docomo電波)状況；
室堂から上は、ほぼ全域でよく繋がりますが、バス内では圏外が多いです。

その他周辺情報

●下山後のお風呂；「よしみね ゆ〜ランド」
https://www.yoshimine.or.jp/?page_id=37
大人610円 （中学生以上）小人310円 （3歳以上小学生まで）
JAFまたはモンベルで10%割引あり。
リンスインシャンプー、ボディソープあり、ドライヤーあり、鍵付きロッカーあり

写真

5/25 23:49

前日、富山県出身の朝乃山が優勝で富山県内は大盛り上がりです。

5/26 5:06

新聞も一面どころか、見開き全面朝乃山。

5/27 6:00

黒部名水マラソン、気温30℃以上のなか、なんとか完走。
というか、翌日に山へ行きたかったのでセーブ気味に。。

5/26 15:57

マラソン終わってダッシュで立山へ！

5/27 5:48

・・本当は16:40のケーブルカーに乗りたかったんですが、乗り過ごし、車中泊で翌日に。。

5/27 6:16

今度こそ！7:00の始発に乗り込みます。

5/27 6:32

最近は空いているのでしょうか。駐車場も最も近い場所にとめることができました。

5/27 6:57

始発のケーブルカーへ乗り込み・・

5/27 7:19

美女平からは臨時便で室堂へ！

5/27 8:05

途中、雪の大谷を通ったりして観光気分で、、

5/27 8:15

室堂へ。
登山者は届け出が義務とされています。

5/27 8:29

本日の状況。
・・というか、日付が昨日になってるけど・

5/27 8:36

8:35 では、室堂ターミナルから山行開始です。

5/27 8:40

観光客が沢山です。

5/27 8:41

除雪された歩きやすい道を歩いていきます。

5/27 8:45

みくりが池はドラゴンアイにはもう少しか？

5/27 8:46

8:45 みくりが池温泉。

5/27 8:47

地獄谷の様子が伺えます。

5/27 8:51

あ！ライチョウがいた！
今回、会ったのはこの一羽のみでした・・

5/27 9:06

少し歩くと、はるか下の方にキャンプ場が見えました。

5/27 9:08

9:08 雷鳥荘。

5/27 9:14

そこからザクザクと、雷鳥沢キャンプ場へ降りていきます。

5/27 9:16

本当は昨日くる予定だったのにな〜

5/27 9:19

広々したキャンプ場です。
いつかキャンプしたい！

5/27 9:29

山行を再開です。
スキーヤーが同じルートを歩いていおられました。

5/27 9:38

最初は頑張ってましたが、、

5/27 9:40

無駄に疲れるのでアイゼン履きます。
実はおニュー。ようやくこれを使う時がきました。。

5/27 9:46

モンベル×モンベルは安定感ありますね。

5/27 9:58

旗の通りに上がっていきます。

5/27 10:10

結構な斜度なのでヒーフーヒーフー

5/27 10:14

はるか向こうに、雄山の奥社が見えています。
あそこまで遠いような近いような・・

5/27 10:14

雷鳥沢を振り返る。
だいぶ上がってきた感じがあります。

5/27 10:36

それにしても、剱御前小舎は見えているのに遠い・・

5/27 10:36

まるで穂高岳山荘のよう・・

5/27 10:36

最後の急斜を上がりますと、、

5/27 10:51

雪が切れました。

5/27 10:55

アイゼンを外します。

5/27 10:59

気が向いたら、景色を眺めます。
地獄谷。

5/27 10:57

アップで。

5/27 10:57

さらにアップで。
なんだか怖そう・・

5/27 10:59

雄山の直下のコルをよくみてみると、、

5/27 10:58

槍ヶ岳が見えました！

5/27 10:58

こちらもズーム！

5/27 11:01

そんなことをしながら、のんびりと。。

5/27 11:13

ようやく到着しました。。

5/27 11:14

11:14 剱御前小舎。

5/27 11:15

さすがの剱岳の展望です。

5/27 11:18

こちらで早めのお昼ご飯。
ちょっとシャリバテぎみだったので。。

5/27 11:41

縦走する尾根を眺めます。
結構遠いなぁ。

5/27 11:54

とにかく一歩一歩。
まずは別山を目指します。

5/27 12:01

緩やかな雪道を歩むと、、

5/27 12:04

12:04 別山。
北峰も行こうかと思いましたが、何もなさそうなのでヤメ。

5/27 12:05

まだまだ先は長いな・・

5/27 12:07

まずは200mほど一気に下ります。

5/27 12:16

道としてはとても安定しています。

5/27 12:44

挨拶したら、韓国語でした。。

5/27 12:45

少し歩くと、、

5/27 12:46

12:45 真砂岳。

5/27 12:47

次の富士の折立が見えていますが、あまりにもそそり立っていて若干引きました・・

5/27 12:57

でも仕方ないので一歩一歩。

5/27 13:02

室堂の方はもうかなり遠いです。

5/27 13:08

富士の折立へのアプローチは岩場です。

5/27 13:12

見た目ほど急斜面ではないですが、登りというだけで疲れます。。

5/27 13:26

岩登りを熟すと、、

5/27 13:30

13:30 富士の折立ピークへ。

5/27 13:30

黒部湖が姿を現しました。
その上には常念〜烏帽子。

5/27 13:30

白馬〜五竜〜鹿島槍方面。

5/27 13:30

歩いてきた方。剱岳が見えています。

5/27 13:43

では、再開。
10分ほどもノンビリしてしまいました。。

5/27 13:46

標識はこれなのか？？
ピーク行かなくて良かったのか。。

5/27 13:47

この期に及んで、雪の壁が現れます・・

5/27 13:48

蹴り込んで一歩一歩。

5/27 13:50

雪庇のような道を進みます。

5/27 13:51

今にも崩れ落ちそう。。

5/27 13:52

崩落を想像すると、ちょっと足がスクミマシタ。。

5/27 13:56

もう3000mほどに上がっているので、登りはありません。

5/27 14:03

雪道を歩き続けると、、大汝休憩所が見えました。

5/27 14:05

14:05 大汝休憩所

5/27 14:06

少し進むと、案内が出ました。直登するようです。

5/27 14:08

意外とここに来ての直登は疲れます。
ゴイゴイ上がると、、

5/27 14:16

ようやくつきました！大汝山(立山最高峰)

5/27 14:18

誰もいないのでセルフで。

5/27 14:19

山頂標識越しに、室堂方面。

5/27 14:22

次のターゲットはあれ！
雄山の祠が見えています。

5/27 14:33

直下まで歩いて、、

5/27 14:35

雄山の方がいろいろ充実してます。

5/27 14:35

ついに最終目的地をロックオン！

5/27 14:36

階段を上がると、、

5/27 14:37

14:37 奥社へ。

5/27 14:37

ついに今回のゴールです。

5/27 14:38

標識の向こうには、歩いてきたルートが。

5/27 14:39

思ったよりもホント長かった・・

5/27 14:41

あまり時間もないので、槍をズームで。

5/27 14:41

ついでに、常念と烏帽子もズームで。

5/27 14:48

10分ほど酔いしれたら、降ります。

5/27 14:50

立山の三角点があります。

5/27 14:50

雷鳥は現れなかったけど、こちらイワヒバリさんが。。

5/27 14:52

あとは急斜面をガンガン降ります。

5/27 15:05

一の越山荘まで、ガレ場をガンガンとおります。

5/27 15:13

15:13 一の越山荘。

5/27 15:16

ここで一息。
おトイレを借ります。100円。

5/27 15:20

なんと、水洗！カルチャーショック！

5/27 15:30

ついでに、バッヂを購入しました。

5/27 15:32

山荘から景色を見納めして、、

5/27 15:33

室堂方面へ。

5/27 15:35

ポールの通り、ガンガン降りていきます。

5/27 15:43

先が見えているので、気分が楽です。

5/27 16:05

観光客の皆さまたちの世界へ。。

5/27 16:06

歩いた縦走路を振り返ります。
左端から右端まで。距離の割には意外と疲れました。。

5/27 16:09

16:09 室堂に到着です。

5/27 16:26

最終のバスには余裕をもって間に合いました。

5/27 16:29

お土産はこちら。。
ぬいぐるみの瞳に思わず。。

5/27 16:28

臨時改札で、早めのバスに乗り込みます。

5/27 17:34

バスの後は、美女平17:40発のケーブルカーで。

5/27 17:58

18:00 帰ってきました！

5/27 18:50

昨日と同じお風呂で汗を流します。

5/27 20:48

帰りの高速。小矢部川SAで晩御飯。
立山かまぼこがちょっと嬉しい。。
お疲れ様でした〜

撮影機器：

OLYMPUS PEN Lite E-PL3 オリンパス

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

装備

個人装備

ＧＰＳ(1) ストーブ・ライター(1) 携帯電話(1) 救急セット(1) 防寒着 着替え(1) デジカメ(2) 携行食(2) 地図 コンパス(1) ドリンク(2) ヘッドランプ(1) アイゼン(1) 予備電池(1) スパッツ(1)

感想

Mahito

黒部名水マラソン参加のため、日曜日に黒部へ。
せっかく黒部まで来るなら、山もつけたいよね〜。
天気予報が良さそうなら、会社に年休届を出して月曜立山へ！
・・とか考えながら・・
立山は、中学生のときに親に連れられて来て以来。
山に対して物心もついてなかったので、懐かしい気持ちと、新鮮な気持ちがミックスです。

マラソン自体は気温30℃超えで暑すぎたので無理せずセーブ。
まぁかえって良かったですね。
これが好タイム狙えるような気候ならムチャして翌日山どころじゃなかったかも。。

さておき。
黒部マラソン完走後、テント装備を準備して立山駅へ。
16:40発が室堂へ行くための最終なので頑張ったが、、3分遅れで乗れず。。
仕方ないので温泉に入り、富山市内を徘徊し、翌朝の始発をねらい車中泊します。

月曜なので始発は7:00。室堂着は8:30。立山駅に戻るための終バスが17:05。
縦走周回にはぎりぎりっぽいが、きっと行けると信じて、周回コースの起点となる雷鳥沢方面へ。

遠くに雷鳥の鳴き声が聞こえるのでよく探すと、1羽だけ目撃。
観光客に交じりながら黙々と歩いて9:20雷鳥沢キャンプ場へ。
だだっ広い雪原にテントが2〜3張。とても快適そう。昨夜来たかったなぁ・・

今日も良い天気。これから縦走する剱御前小舎から大汝、雄山までとてもよく見渡せます。
まずは、上に見えている標高差400mほどの剱御前小舎を目指します。
今シーズンは、マラソン大会ばかり出ていたので雪山ハイクは初。
昨年買ったアイゼンもようやく試してみながら一歩一歩。

しかし、昨日の疲れなのか、久しぶりの雪山だからか、雪質のせいか、、一歩が重い・・
数歩進んでは、ストックに体重をかけてゼイゼイ・・
そこに見えている剱御前小舎までなかなか近づかず。。
予定では雷鳥沢から1.5hくらいで着くはずが、2時間弱の11:15。先が思いやられます。

それでも、登り上げた場所から眺める剱岳のスケール、遠く見える槍ヶ岳、白馬方面等々・・
さすが北アルプスの中心地の大絶景。元気がでました。

縦走路に出ると、斜度も緩やかに。
雪道とのミックスながら、安定した登山道なので多少スピードも回復。
予定のコースタイムでは、小舎から3時間の雄山を目指します。
終バスもあるので少し急ぎ気味に。・・が、なかなか・・

別山を通過し、真砂岳を通過すると、ようやく疲労も抜けて少し元気に。
北アルプスの絶景を左右に見ながら軽快に歩きます。時間もなんとなく読めてきた。
きっと13:15には富士の折立、13:30には大汝、雄山へ行けるだろう・・
と思ったのも束の間・・まさかの富士の折立がキツカッタ・・

そもそもアプローチが急斜面なのと、ピークを踏むにはガレた岩登りをする必要があり、、
さらにはコースをロスト気味に行ってしまい、、
岩登りの疲労とコースロストのストレスからタイムロスとなってしまいました。

今13:30。少し遅れたか・・
それでも、ここから雄山を回って室堂まで行くにしても、3時間あれば大丈夫だろう。
バスにも間に合いそうなので、ようやく気分もノンビリに。
大汝山で最高点の記念撮影をしたら、いよいよ中学生以来の雄山へ。

あまり記憶がないながらも、奥社への急な階段はなんとなく憶えてる。
あれから30年。再び雄山のピークに立ちます。やっぱり感激！
当時の自分には、「黒部湖がキレイだな」くらいしか感じた覚えが無かったが、、
この北アの景色もきっと見たのでしょう。感慨にふけりました。
歩いてきた稜線も振り返り。意外とキツかった今日を振り返ります。
山座同定しながら360度の絶景にカメラをパシャパシャ。

思う存分楽しんだあとは、帰りたくはないが、、室堂まで降りるのみ。
もう昨日のマラソンの疲れも抜けて良い感じに。
一の越山荘でトイレを済ませ、バッヂも購入し、ガンガン下るのみ。
終バスから1時間早めの16時過ぎに室堂に着くことが出来ました。


フルマラソン翌日ということもあり、どうなるか不安と楽しみが交差した山行でしたが、
終わってみて縦走したルートを一気に眺めると、達成感もアリアリ。
30年前にも訪れたやはりここは特別な場所。
いつか息子くんとも訪れたいと思っています。

コメント

カル

さすがMahitoさん！
Mahitoさん、こんばんは。

応援ナビでフル走られてる様子を見てたのですが．．．暑さの影響があるとは言え、なーんかいつもの走り方と違うなーと思ってたら．．．やっぱり何かありましたね

フルの翌日に雪の立山縦走をこなしちゃうなんてさすが別世界の人ですよ 。ホント、マラソンも山行もご無事に戻られて何よりでした 。やはり息子くんとは雷鳥沢でテン泊ですか？（来週？ ）

Mahito

Re: red_karuさんへ
こんばんは！コメントありがとうございます！
マラソンは暑さがあったので、序盤サブフォーペースでのんびり走り、後半伸ばすつもりでしたが、山のことを考えて、足が痛くなるのを恐れてヤメマシタ。。
まさか遠くからネット越しに声援いただいているとは思いもよらず。。恥ずかしい走りをお見せしてしまいましたね。。
セーブしたおかげで、ゴール１時間後にはもうピンピンしてましたよ。。普段もこういう感じが理想ですね。。

でも立山はホント思ってたよりキツカッタです。剱御前小舎になかなか着かなかったときは、もうやめようかと思ったくらいでした。
雷鳥沢キャンプ場は、雪遊びがてら、今でも息子君連れて行っても良いくらいですね。
・・でもせっかくなら縦走かな。やり残した浄土山もクリアしに、いつか二人でリベンジに行きます！