ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1976909
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

真夏の栂海新道から朝日岳-雪倉岳-白馬岳縦走

2019年08月11日(日) 〜 2019年08月14日(水)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
76:52
距離
49.6km
登り
4,893m
下り
3,723m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
12:13
休憩
2:00
合計
14:13
4:42
4:49
9
親不知海岸
6:37
6:37
69
7:46
7:49
49
8:38
8:38
80
9:58
10:10
3
10:13
10:27
73
11:40
11:41
48
12:29
12:49
1
12:50
12:56
97
14:33
14:48
51
15:39
15:39
16
15:55
16:21
38
16:59
17:07
100
18:47
2日目
山行
8:49
休憩
1:06
合計
9:55
5:09
8
5:17
5:20
33
5:53
6:25
37
7:02
7:04
88
8:32
8:36
33
9:09
9:10
129
11:19
11:21
78
12:39
12:39
26
13:05
13:14
44
13:58
14:05
45
14:50
14:56
8
15:04
3日目
山行
8:45
休憩
0:43
合計
9:28
5:39
6
5:45
5:45
90
7:15
7:15
23
7:38
7:45
177
10:42
10:58
34
11:32
11:40
65
12:45
12:45
47
13:32
13:34
54
14:28
14:38
15
14:53
14:53
14
4日目
山行
4:12
休憩
0:14
合計
4:26
5:59
6:04
15
6:19
6:27
123
8:30
8:31
3
8:34
8:34
50
9:24
天候 1日目:晴れ時々曇り
2日目:晴れ時々曇り一時大雨
3日目:晴れ時々曇り
4日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
親不知観光ホテル前駐車場まで:自家用車
猿倉-JR白馬駅:路線バス
JR白馬駅-JR糸魚川駅:JR大糸線
糸魚川駅-親不知駅:えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン
コース状況/
危険箇所等
特に危険な箇所はなし
親不知海岸。釣りをしている人の横で海水に触る。
2019年08月11日 04:42撮影 by  PlayMemories Home, SONY
8/11 4:42
親不知海岸。釣りをしている人の横で海水に触る。
海水で濡れた石を拾って白馬岳まで一緒に連れて行く。
2019年08月11日 04:42撮影 by  PlayMemories Home, SONY
2
8/11 4:42
海水で濡れた石を拾って白馬岳まで一緒に連れて行く。
栂海新道登山口へ
2019年08月11日 05:06撮影 by  PlayMemories Home, SONY
8/11 5:06
栂海新道登山口へ
入道山を越えて最初に出てくる打ち抜き看板。
2019年08月11日 07:06撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/11 7:06
入道山を越えて最初に出てくる打ち抜き看板。
尻高山山頂。去年は雷雨のためここまで来ることも出来なかった。
2019年08月11日 07:46撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/11 7:46
尻高山山頂。去年は雷雨のためここまで来ることも出来なかった。
坂田峠の看板。
2019年08月11日 08:39撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/11 8:39
坂田峠の看板。
シキ割りの表示は割れていた。シキ割り手前の金時の頭直前までがものすごく蒸し暑くて急登で苦しかった。
2019年08月11日 10:19撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/11 10:19
シキ割りの表示は割れていた。シキ割り手前の金時の頭直前までがものすごく蒸し暑くて急登で苦しかった。
夏は枯れることがあるらしいけど、冷たい透き通った水が流れていた。
2019年08月11日 10:19撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/11 10:19
夏は枯れることがあるらしいけど、冷たい透き通った水が流れていた。
白鳥山の白鳥小屋。
2019年08月11日 12:46撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/11 12:46
白鳥山の白鳥小屋。
この石の話をしてくれた人、小野健さんと親交があってTVに出ていたなぁ。一緒にいた外国人女性も一緒にTVに出ていた。その場で気がつかなくて残念。
2019年08月11日 12:48撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/11 12:48
この石の話をしてくれた人、小野健さんと親交があってTVに出ていたなぁ。一緒にいた外国人女性も一緒にTVに出ていた。その場で気がつかなくて残念。
下駒ヶ岳山頂。
2019年08月11日 14:30撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/11 14:30
下駒ヶ岳山頂。
栂海山荘の東側。北側と南側は赤い色をしている。
2019年08月12日 05:03撮影 by  PlayMemories Home, SONY
1
8/12 5:03
栂海山荘の東側。北側と南側は赤い色をしている。
犬ヶ岳山頂手前に小野さんの写真入り標識。
2019年08月12日 05:14撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/12 5:14
犬ヶ岳山頂手前に小野さんの写真入り標識。
犬ヶ岳山頂。
2019年08月12日 05:17撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/12 5:17
犬ヶ岳山頂。
犬ヶ岳から北側を眺める。中央左奥のピークが白鳥山。
右奥は昨年登った青海黒姫山かな?
2019年08月12日 05:18撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/12 5:18
犬ヶ岳から北側を眺める。中央左奥のピークが白鳥山。
右奥は昨年登った青海黒姫山かな?
犬ヶ岳から南側の展望。中央がさわがに山。中央左奥が朝日岳。
2019年08月12日 05:18撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/12 5:18
犬ヶ岳から南側の展望。中央がさわがに山。中央左奥が朝日岳。
北又の水場入口。水量豊富で冷たく美味しい。ボトルに入れるとわずかに色があった。
2019年08月12日 05:54撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/12 5:54
北又の水場入口。水量豊富で冷たく美味しい。ボトルに入れるとわずかに色があった。
さわがに山山頂。
2019年08月12日 07:03撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/12 7:03
さわがに山山頂。
朝日岳方面。徐々に近づいてくる。左下手前に文子ノ池がある。
2019年08月12日 07:48撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/12 7:48
朝日岳方面。徐々に近づいてくる。左下手前に文子ノ池がある。
ニッコウキスゲはあちこちで咲いていた。
2019年08月12日 07:51撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/12 7:51
ニッコウキスゲはあちこちで咲いていた。
文子ノ池。水際にお化け水芭蕉が点在していた。
2019年08月12日 07:55撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/12 7:55
文子ノ池。水際にお化け水芭蕉が点在していた。
文子ノ池の看板。倒れているのではなく、支柱が曲がっているので、起こせなかった。
2019年08月12日 07:55撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/12 7:55
文子ノ池の看板。倒れているのではなく、支柱が曲がっているので、起こせなかった。
北側を振り返る。中央奥の平らな山頂が犬ヶ岳。
2019年08月12日 08:33撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/12 8:33
北側を振り返る。中央奥の平らな山頂が犬ヶ岳。
南方面。朝日岳が近づいてくるが、まだまだ遠い。
2019年08月12日 08:33撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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8/12 8:33
南方面。朝日岳が近づいてくるが、まだまだ遠い。
ハクサンコザクラ。
2019年08月12日 09:44撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/12 9:44
ハクサンコザクラ。
アヤメ平の看板。
2019年08月12日 11:19撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/12 11:19
アヤメ平の看板。
ヒオウギアヤメがたくさん咲いていた。
2019年08月12日 11:26撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/12 11:26
ヒオウギアヤメがたくさん咲いていた。
照葉ノ池に向かう道は立ち入り禁止みたい。
2019年08月12日 12:44撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/12 12:44
照葉ノ池に向かう道は立ち入り禁止みたい。
吹上のコル。ここが栂海新道の終点。
2019年08月12日 13:07撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/12 13:07
吹上のコル。ここが栂海新道の終点。
マツムシソウがたくさん咲いていた。
2019年08月12日 13:08撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/12 13:08
マツムシソウがたくさん咲いていた。
三百名山:朝日岳山頂。遠かった!残念ながら山頂はガスの中で展望はなかった。
2019年08月12日 14:02撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/12 14:02
三百名山:朝日岳山頂。遠かった!残念ながら山頂はガスの中で展望はなかった。
朝日岳の方位盤。
2019年08月12日 14:01撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/12 14:01
朝日岳の方位盤。
朝日小屋近くから白馬岳と雪倉岳が見えた。
2019年08月12日 18:38撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/12 18:38
朝日小屋近くから白馬岳と雪倉岳が見えた。
朝日小屋。テント泊にしたが、空いていたので小屋泊まりにすれば良かった。そうすればテントが水没することもなかったのに。
2019年08月12日 18:40撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/12 18:40
朝日小屋。テント泊にしたが、空いていたので小屋泊まりにすれば良かった。そうすればテントが水没することもなかったのに。
この2時間前は、大雨でこのテント場は川と池でした。水が入ったテントを寝られる状態にするのに2時間かかった。
2019年08月12日 18:39撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
3
8/12 18:39
この2時間前は、大雨でこのテント場は川と池でした。水が入ったテントを寝られる状態にするのに2時間かかった。
大雨の後の夕焼け。
2019年08月12日 18:44撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/12 18:44
大雨の後の夕焼け。
白馬岳方面。今日も朝は天気が良さそう。
2019年08月13日 05:38撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/13 5:38
白馬岳方面。今日も朝は天気が良さそう。
キヌガサソウの群落。
2019年08月13日 06:57撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/13 6:57
キヌガサソウの群落。
手前の赤男山の後に朝日岳山頂が隠れている。左側の小ピークが前朝日岳。その右下の平らな部分に朝日小屋が見えた。
2019年08月13日 08:41撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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8/13 8:41
手前の赤男山の後に朝日岳山頂が隠れている。左側の小ピークが前朝日岳。その右下の平らな部分に朝日小屋が見えた。
雪倉岳へ向かって登る。
2019年08月13日 09:24撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/13 9:24
雪倉岳へ向かって登る。
二百名山:雪倉岳山頂。コースタイムよりだいぶ時間がかかった。
2019年08月13日 10:45撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/13 10:45
二百名山:雪倉岳山頂。コースタイムよりだいぶ時間がかかった。
剱岳と立山連峰。
2019年08月13日 10:48撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/13 10:48
剱岳と立山連峰。
朝日岳方面。朝日小屋の屋根が見えている。
2019年08月13日 10:49撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/13 10:49
朝日岳方面。朝日小屋の屋根が見えている。
中央、白馬岳。右、旭岳。左の鞍部が三国境。
2019年08月13日 10:57撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/13 10:57
中央、白馬岳。右、旭岳。左の鞍部が三国境。
雪倉岳を振り返る。
2019年08月13日 11:49撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/13 11:49
雪倉岳を振り返る。
白馬岳山頂。
早くテント場につきたかったので、親不知海岸の石を置くのを忘れてしまった。
2019年08月13日 14:33撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/13 14:33
白馬岳山頂。
早くテント場につきたかったので、親不知海岸の石を置くのを忘れてしまった。
松沢貞逸顕彰碑。
2019年08月13日 14:46撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/13 14:46
松沢貞逸顕彰碑。
村営頂上宿舎のテント場。この後一杯になった。
2019年08月13日 15:46撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
2
8/13 15:46
村営頂上宿舎のテント場。この後一杯になった。
村営頂上宿舎。生ビールセットがうまかった!
2019年08月13日 15:55撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/13 15:55
村営頂上宿舎。生ビールセットがうまかった!
大雪渓へ向かう岩の斜面は一面お花畑になっていた。
2019年08月14日 05:16撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/14 5:16
大雪渓へ向かう岩の斜面は一面お花畑になっていた。
杓子岳と白馬鑓ヶ岳に朝日が当たる。
2019年08月14日 05:19撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/14 5:19
杓子岳と白馬鑓ヶ岳に朝日が当たる。
親不知海岸の石。本当は山頂に置きたかった。
2019年08月14日 05:38撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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8/14 5:38
親不知海岸の石。本当は山頂に置きたかった。
結局、こんな場所に置くことに。
2019年08月14日 05:39撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/14 5:39
結局、こんな場所に置くことに。
トリカブトの紫がきれい。
2019年08月14日 05:45撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/14 5:45
トリカブトの紫がきれい。
シソ科の花だけど何かな?たくさん咲いていた。
2019年08月14日 05:46撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/14 5:46
シソ科の花だけど何かな?たくさん咲いていた。
まだこれだけしか下っていないとは!道草食いすぎ。
2019年08月14日 05:54撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/14 5:54
まだこれだけしか下っていないとは!道草食いすぎ。
大雪渓が見えてきた。小雪渓はどこ?
2019年08月14日 06:02撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/14 6:02
大雪渓が見えてきた。小雪渓はどこ?
アイゼンとヘルメットを付けて大雪渓を下降。前に来た時よりだいぶ短い。
小雪渓は跡形もなかった。
2019年08月14日 07:05撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
1
8/14 7:05
アイゼンとヘルメットを付けて大雪渓を下降。前に来た時よりだいぶ短い。
小雪渓は跡形もなかった。
白馬尻から猿倉の途中で白馬岳を振り返る。
2019年08月14日 09:07撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/14 9:07
白馬尻から猿倉の途中で白馬岳を振り返る。
猿倉からバスでJR白馬駅。大糸線で糸魚川駅。えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインで親不知駅へ。気温はいきなり37℃へ。
2019年08月14日 13:20撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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8/14 13:20
猿倉からバスでJR白馬駅。大糸線で糸魚川駅。えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインで親不知駅へ。気温はいきなり37℃へ。
37℃の暑さの中、4km強歩いて親不知観光ホテル前の駐車場へ。前を石川県から来ていた人が歩いていなかったら心が折れていたかも。
2019年08月14日 14:15撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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8/14 14:15
37℃の暑さの中、4km強歩いて親不知観光ホテル前の駐車場へ。前を石川県から来ていた人が歩いていなかったら心が折れていたかも。
親不知にある小野健さんの解説表示。
2019年08月14日 14:31撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/14 14:31
親不知にある小野健さんの解説表示。
親不知を北アルプスの北端と認定したウェストンの銅像。
2019年08月14日 14:32撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
8/14 14:32
親不知を北アルプスの北端と認定したウェストンの銅像。
親不知の断崖。ここが北アルプスの北端。東屋の下が親不知海岸。
2019年08月14日 14:45撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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8/14 14:45
親不知の断崖。ここが北アルプスの北端。東屋の下が親不知海岸。
撮影機器:

感想

 一昨年から計画して、昨年は雷雨で断念した栂海新道をやっと登った。
 昨年は車中泊しようとして蒸し暑くて眠れなかったので、今年は家で寝てから車で午前4時に到着。そのまま海岸へ。海岸では2人が釣りをしていたが、その横で海水にタッチ。小石を拾って白馬岳まで連れて行くことに。
 登山口から登り始めると結構な急登。前を他の登山者が歩いているので昨年のように蜘蛛の巣はないが、今年も昨年同様、ひどく湿度が高くて蒸し暑い。この蒸し暑さでひどく汗をかき、水場が夏には枯れてしまうことがあるということで、2日目の水場までの行動分の水を含めて6Lの水を持って行ったので、それが荷物を重くして、暑さを増し、ペースを落としてしまう。
 昨年たどり着けなかった尻高山を越え、金時坂で苦労していると、朝、尻高山より手前で追い抜いていった人がへばっていた。暑さと急坂で一番苦しいところ。彼はたぶんここで引き返したんだろうな。
 金時坂を登り切ると、水場のような水のない沢が2カ所ある。シキ割はやっぱり枯れていたか、と思っていたらその先にシキ割があり、細いながらも冷たくできれいな水が流れていた。ペットボトル2本に補給した。
 白鳥山の近くで、年配の男性が比較的軽い装備で登っていた。少し上で待っている女性も。追い越して白鳥小屋前で休憩していると二人は追い越していった。後で小屋の裏の白鳥山山頂に行くと、女性が蝶の写真を撮っていた。よく見ると外国の方だ。男性が山頂にある「村山治夫君終焉の山」の碑の説明をしてくれた。どこかで見たような風景・・・。白鳥山から下り始めて気づいた。この二人最近TVで見た人達だ。男性は確か小野健さんと親交があった方で、女性は地元役場の方だったと思う。その話をしてみれば良かったな。
 白鳥山の先の水場前を通ると先に行った方が水をくみ終わったところ。尋ねると水は涸れてはいないが水量がひどく少なく、ペットボトル1本汲むのにもかなり時間がかかったとのこと。水の補給はやめて先を急ぐ。ここから菊石山まではコースタイムよりかなり時間がかかってしまった。
 黄蓮の水場はシキ割より水に色があったが、水量は十分で冷たかった。黄蓮山から栂海山荘までもコースタイムより時間がかかり、日没ぎりぎりに小屋に着いた。テント場は石などなくて平らな草地で寝心地良かった。テントを張るともう薄暗かったので急いで食事をして寝た。僕の後からテント泊の人が2組くらい到着したみたい。
 トイレは噂通り。金網の中央に四角い穴があり、下に構造用合板が斜めに置いてあり、落としたものが斜面の下方に滑り落ちるようになっていた。周りは一応囲いがあり、その周りを藪が囲んでいる。そこへ行く通路に「使用中」という札の付いた鎖があり、使用中であることがわかるので安心。
 2日目は、栂海山荘を出てちょっと登ると犬ヶ岳。小野健さんの写真付き標識があった。誰かのログと同じように黙礼して山頂へ。犬ヶ岳山頂からは昨日登ってきたルートがよく見えたが、白鳥山の先はぐっと標高が下がるので見えていない。後を振り返るとこれから登る朝日岳方面へのルートが続いていた。遠い!というのが実感。
 犬ヶ岳から下るとすぐに北又の水場があった。昨日の白鳥山の水場であった人がちょうど給水を終えて戻ってきた。ここの水場は水量が豊富ですぐにペットボトルが一杯になるし、冷たくてうまい。3.5L補給。
 この先は見晴らしの良い稜線と湿原を繰り返しながら進んでいく。
 この日も最後尾を歩いていると思っていたらアヤメ平辺りで後から来た人がいた。聞くと夕べ21時過ぎに親不知を出発して夜通し歩いてきたとのこと。タフだな〜と思っていたら、また後から人が。今朝親不知を出発してもうここまで来たとのこと。
 吹上のコルまで来ると栂海新道は終わり、蓮華温泉からの道と合流する。ここで蓮華温泉から来た方と出会う。引っ張ってもらうように朝日岳へ登った。朝日岳山頂で互いに写真を撮ってもらった。残念ながらガスで真っ白だったけど。
 何とかコースタイム通りに朝日小屋に着いたが、直前からぽつりぽつり雨が。小屋で受付してテントをザックから出して広げたら、いきなり豪雨に!とりあえずテントの開口部を隠すように折り返し、ザックにザックカバーをしてトイレに避難。そのまま1時間雨が降り続いた。その間、テント場には幾筋もの川ができ、下の方は池が出来た。池の部分では複数のテントが水没して悲惨なことに。僕のテントは雨が降りかけていたので川にも池にもならない場所を選択していたが、まだ設営前だったので開口部から内部に雨が侵入して水浸しに。雨が上がった後、テントを立てて内部を拭き、濡れたザックも拭く作業を日没まで続けるはめに。おかげで鱒寿司を買いそびれてしまった。残念。
 3日目は、テントをたたむと水を吸ってずっしり。他にもあちこち痛んで水平道分岐から雪倉岳までコースタイムより1時間も余計にかかってしまった。雪倉岳で昨日の朝日岳の方に再会。お互いに写真を撮り合った。彼は白馬大池経由で蓮華温泉へ戻るらしい。こちらは白馬岳までコースタイム通りに行けた場合は旭岳まで足を伸ばしたいと思っていたので、最後ペースを上げて白馬岳まで登ったが、コースタイムからはかなりの遅れがでた。しかも旭岳に行けるかどうかに気をとられて、親不知海岸から連れてきた小石を山頂に置くのを忘れてしまった。結局、受付してテント設営完了したのは16時頃になったこと、ガスで視界がないことから、おとなしく村営頂上宿舎で生ビールセットを飲んで終わりにした。この夜は夜中に風が強まった。テントをしっかり石に固定しておいたのでテントが動くことはなかったが、風でテントが不規則にはためいて、うるさくてよく眠れなかった。
 4日目、朝トイレに行った時に空を眺めると、今回の山行で初めて天の川が見えた。小屋から少し下ると一面お花畑が続く斜面となる。ここで親不知海岸の小石を思い出し、山頂ではないが白馬岳ということで置いてきた。
 バスの時間があるので気にしながら下っていくが、いつまで経っても小雪渓が出てこない。いつの間にか岩室跡に出てしまった。今年は雪解けが早く、小雪渓はすべて溶けてしまったらしい。大雪渓もかなり溶けており、岩室跡の下はクレバスがあったり、雪渓の端が岸から離れていて、しばらく下ってからアイゼンとヘルメットを着けて大雪渓に入った。大雪渓の下部もかなり溶けており、だいぶ上の方で雪がなくなった。そのため、雪渓を出てから白馬尻小屋まで結構時間がかかった。
 その後はコースタイム通りであったが、途中で遅れた分、始発のバスには間に合わなかった。次のバスでもJRの電車は変わらないので大丈夫だが、JR白馬駅前でそばを食べる時間がなくなった。
 JR白馬駅からは大糸線で南小谷駅で乗り換えて糸魚川駅へ。そこからえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインで親不知駅へ。ここから37℃の気温の中、徒歩で1時間かけて親不知の登山口まで戻った。前を石川から来た人が歩いていたので、途中で休むことなく歩ききることが出来た。
 その後はまるたん坊でお風呂に入って着替え、道の駅親不知ピアパークで遅めの昼食を食べて帰宅した。 

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