合戦尾根から大天井テント定置で日本百高未踏5座へ


- GPS
- 55:25
- 距離
- 40.4km
- 登り
- 3,508m
- 下り
- 3,501m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 7:16
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 9:09
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 2:57
- 合計
- 10:19
天候 | 13日 曇り時々晴れ(時折ガスガス) 14日 晴れ(夕方ガスガス) 15日 晴れ(時折ガスガス) |
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過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト 中房登山口手前の指導センターに設置あり(用紙・筆記具あり) ●赤岩岳(縦走路から山頂まで) 縦走路から赤岩岳山頂は外れているので、山頂に登る場合はその分岐場所を間違えないように注意してください。縦走路分岐から土斜面の急登になりますが、枝や草を掴みながら登ります。どちらかと言うと登りよりも下りを慎重に。 ●赤沢山(西岳テント場から) 登山ルートの無い山ですが、百高山に挑戦する人の踏み跡がわずかに確認できますので、それを外さないように。スタートはテント場の奥にある大きな岩を回り込んだところにありますが、ここで確実に踏み跡を見つけて辿ってください。 (大きな岩の左側から回り込む方が踏み跡を見つけやすい) 大岩からの下りすぐで1回、鞍部からの登り返し途中で1回、それぞれ踏み跡を見失って、慌ててしまいました。 平坦な山頂部の一番奥が山頂です。 ●東天井岳(縦走路から山頂まで) 縦走路が向きを変えるジャンクション地点に山頂への踏み跡があります。危険な箇所はありません。 ●横通岳(縦走路から山頂まで) 縦走路からの分岐箇所には目印があり、分岐する踏み跡もハッキリしています。 横長な山頂部で山頂(三角点)は一番奥にあります。 |
その他周辺情報 | ●有明荘(日帰り温泉利用:700円) https://www.enzanso.co.jp/ariakeso/ 宿泊施設ですが、日帰り利用できるのがありがたいところです。 大きな露天風呂があり、内風呂は木の浴槽で落ち着きます。 無料休憩スペースやお食事処もあり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
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感想
百名山はさすがに北海道や九州などは遠すぎて目指すにはハードルが高すぎるからと見つけた百高山。日本の真ん中あたりにギュッと詰まっているので、縦走などでまとめて制覇しつつで、これまでに87座。
昨年も9月に計画(悪天で中止)したこのプランを今年こそは制覇して92座(残り8座)にしようと出かけてきました。
このプランでは、5座はいずれも縦走路から外れた山頂のため、軽い装備で行けるようにすべく、丁度良い場所にある大天井岳直下の大天荘テント場にテント定置して、
軽身で西岳方面ピストン(赤岩岳・西岳・赤沢山)、横通岳方面ピストン(東天井岳、横通岳)をササッと踏んでくるのがポイント。
事前調査では、西岳は普通の登山コース、東天井と横通は山頂へのルート記載はないが三ツ岳と同様にリスクなく登れそう。
そして問題になるのが赤岩岳と赤沢山。ヤマレコ記録などで登頂記録を調べるとともに念のためのGPSトラック記録をGPSとスマホにセット。特に赤沢山はハイマツの藪漕ぎやルートファインディングが必要とのことで念入りに準備して出発となりました。
結果、3日間ともに晴天に恵まれ、3連休前の金曜日からの計画としたことで、無事に駐車場に車を入れる事が出来(それでも第3駐車場でギリギリ)、テント定置した後は空身で5座に登れて、予定通りにミッションクリアできました。
核心部になるとみていた赤岩岳と赤沢山ですが、まず赤岩岳は分岐部にある赤テープと縦走路から直登する踏み跡がハッキリ確認できたので、少々ズルズルする土の急斜面直登に慎重な行動となりながらも予定通りに山頂到達できました。
一方の赤沢山、下降地点の大岩を右から回り込むと過去記録にありましたが、回り込んでも生い茂るハイマツ帯に踏み跡らしきものを確認出来ず、それでも少し下れば踏み跡を見つけられるかとハイマツ帯に下りてみましたが、ハイマツに全身をもみくちゃにされるだけで、枝に邪魔され、腕や手が松ヤニだらけになったりで、諦めて帰ろうかという気になってしまいましたが、落としてきたGPSルートに重なるようにハイマツ帯をのたうちながら移動したところに明確な踏み跡を発見し、それを下ってトラロープを発見して、あとは何とか鞍部まで下ることができました。鞍部近くで赤沢山から戻ってきた登山者に遭遇したことも心理的に心強くなれました。
鞍部からの登り返しでまたハイマツ帯で踏み跡を見失って、またハイマツに全身をもみくちゃにされながら、見上げたところにあった岩稜まで無理やりに登ると、その基部に踏み跡が出てきて、結果山頂まで辿り着くことができました。行きは右往左往でしたが、帰りは行きに迷った箇所を確認しつつ、スムーズにテント場奥の目印の大岩に帰還できました(帰還してみると、大岩の左側に出ていました)。
苦労した赤沢山以外は予定通りに歩けて、またソロ行動だったこともあって、山談義などを道中でご一緒になった方々と楽しむ事も出来ました。
・燕山荘前から大天井への登り直前までご一緒し、翌日にヒュッテ西岳前で再会した島根県から始めて北アルプスに来たトレランや自転車をやる仲の良いおじさんご兄弟
・赤岩岳から下りたところで声をかけてもらって、西岳山頂でも談笑し、戻りの大天井ヒュッテで大休息していた際に、また再会した、私と同じように百高山を目指してきていた群馬県からの初老のご夫婦(赤岩岳と赤沢山は無理と判断し撤退したそう)
・横通岳山頂でご一緒し、山頂での談笑のあと縦走路までご一緒した初めて北アルプスに来た奈良県からの男性2人組(なんとヤマレコをやっている方で、ヤマレコでの再会を約束し、ヤマレコで連絡がとりあえました)
そのta_ba8016さんのヤマレコはコチラ↓ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2020965.html
天気が良くて、気持ちがワクワクしたなかで山に登ると、人との出会いも普段以上に楽しく素晴らしい時間を共有できる、登山はやっぱり、良い趣味だなあと再実感です。
そんな天気の良かった今回の山行で撮った動画を4点、以下にお楽しみください。
↓9/13昼:燕山荘前からの360°↓
↓9/14昼:赤沢山頂からの360°↓
↓9/14夕方:大天井岳山頂からの360°↓
↓9/15朝:東天井岳山頂からの360°↓
コメント
この記録に関連する登山ルート

kazさん、またまたガッツリの百高山登頂計画お疲れさまでした。
無事に5座回れてついに残り1桁台に入りましたね、凄い!
私も残り30を切っていたのでいつかkazさんのレコを参考にピーク踏みたいなと。
最後の百高山登頂の時には同じ場所に立っていたいのでよろしくー。
YAMAさん、残り10座を切るところまで、何とかやってきましたよ。しばらく百高山を目指すところから遠ざかってたけど、これキッカケで再度ここに力こぶを入れていきたいなと(*^_^*)
最後をどの山で達成にするかを考えて、残りの達成計画を考える段階に近づいてきたかなぁと思っています。
でもYAMAさんの百名山はラスト1座、対象山域が日本全国に散らばるのを着実にクリアしてきたYAMAさんの総合力には、やはり頭が下がりますよ(^^)
先日は縦走路までのご案内ありがとうございました。レコ拝見させていただきましたがなかなかのガッツリ登山の三日間^_^
素晴らしいですね!
私は初めてでしたが、あのスケールの大きな絶景を見ることができてもうハマりそうです。
これからも怪我などしないように注意してお互い登山を楽しみましょう!
それではお元気で。またどこかでお会いできる日を楽しみにしています!
ta_ba8016さん、横通岳では楽しい時間をありがとうございました。
初めての北アルプスに感動する様を見て、ついついお声がけしてしまいましたが、新鮮な感動の様を共有させてもらって、こちらもウレシイ気持ちになりましたよ。
ぜひ北アルプスを少しづつでも味わって、どんどん深みにはまってもらえるとウレシイです(*^▽^*)
kazさん、ご無沙汰しています。
良い天気に恵まれて、一気に進みましたね。これから先も楽しみですね。
赤沢山は私も大岩を右から巻いて、踏み跡から問題無くすすみましたが、左から分かりやすいルートが出来たのですね。やはり新しい情報には敵いませんか・・・
百高山も目指す方が増えて情報も増えつつありますが、マイナーな山は難しいです。
boltさん、お久しぶりです(≧◇≦)
事前に調べた記録では右から巻くとなっていたんで、無理やりにハイマツの茂みに突っ込んでいきましたが、左から下るほうに踏み跡が変わったんですかね、あまり人が入らないところなので、ルートがしっかり固定されないんでしょうかね。
まあGPSのおかげで登れた赤沢山でした。文明の利器に感謝ですわ(^_^;)
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