北岳、中白根山、間ノ岳

2019年09月15日(日) 〜 2019年09月16日(月)

• GPS: 31:03
• 距離: 21.9km
• 登り: 2,464m
• 下り: 2,459m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:11
• 休憩: 3:19
• 合計: 10:30

6:20 広河原インフォメーションセンター
6:42 6:45 白根御池分岐
8:16 8:32 大樺沢二俣
10:36 10:39 八本歯のコル
11:10 11:23 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
11:53 12:49 北岳山荘
13:15 13:52 中白根山
14:33 15:44 間ノ岳
16:50 北岳山荘キャンプサイト

2日目

• 山行: 4:29
• 休憩: 3:01
• 合計: 7:30

6:30 北岳山荘キャンプサイト
7:02 7:06 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
7:16 7:16 吊尾根分岐
7:31 8:24 北岳
8:32 8:32 吊尾根分岐
8:39 8:52 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
9:05 9:53 八本歯のコル
9:14 9:32 八本歯ノ頭
9:40 9:45 八本歯のコル
11:04 11:23 大樺沢二俣
12:43 12:46 白根御池分岐
12:59 13:17 広河原山荘
13:21 広河原インフォメーションセンター

天候

15日 快晴、16日 小雨のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

芦安駐車場に駐車
＜往路＞芦安駐車場 5:00 →（タクシー）→　広河原 6:10
＜復路＞広河原 13:50 →（タクシー）→　芦安駐車場 14:30

コース状況／危険箇所等

道標、トレース明瞭で、道迷いの危険はないと思われます。八本歯のコル手前は木のハシゴが連続、八本歯のコルから上は巨石の詰まった道あり、要慎重通過。八本歯のコルと八本歯ノ頭の間は岩場の狭い尾根道で、ここも要慎重通過。

その他周辺情報

北岳山荘：山荘の周りはどこでもテントを張っていいとのこと。そうはいってもだいたい張る場所は決まっているようだった（平らになっている）。この日は30張位で、まだ余裕あり（この倍以上張れる）。風はだいたい西風とのことで、東方向入口で張ったが、この日は夜半から東風であった（泣）。山荘自体はまあまあ混む予想のようで、昼の時点で「本日は2人で1枚の布団でお願いします」の表示が受付に出ていた。缶ビール（アサヒスーパードライ350mL）600円、生ビール1000円、水無料（入口のすぐ外に蛇口があり、取り放題）、お湯無料（受付にポットあり）。トイレは山荘に並んで立派な建物があり、その中にバイオトイレが10部屋くらいあった（ただし、使用禁止がが半分近くあった）。

写真

9/15 3:58

午前4時過ぎ、芦安の第2駐車場の乗合タクシー乗り場に最初のタクシー車が来た。

9/15 4:55

自分は3時50分位から並び始め、20番目くらいだったが、おひとり様だったので繰り上げて1番タクシーに乗ることができた。出発の5時まで車の中で待機。

9/15 5:34

夜叉神峠に到着。ゲートオープンが5時半なので10分ほど待つ。

9/15 6:18

広河原バス停に到着。

9/15 6:18

目の前に広河原インフォメーションセンター。一番タクシー、バスが着いて大賑わい。中にトイレ、バス切符売り場あり。

9/15 6:20

林道ゲートを抜けて、

9/15 6:21

すぐに左側に北岳が見えた！

9/15 6:21

おおっ、かっこいい！　左側の谷に残雪が見える。ここを詰めるのね。近そうに見えるけど。。。

9/15 6:22

橋を渡って入山。

9/15 6:42

御池小屋分岐に到着。結構暑い。長袖シャツを脱いでTシャツ1枚になる。

9/15 6:54

沢沿いを進む。ところどころ山道にも川水が流れ込んでいる。

9/15 7:02

徒渉。

9/15 7:10

北岳がだいぶ立ち上がってきた。

9/15 7:54

でもなかなか近づかない。

9/15 7:55

ズゥ〜ム

9/15 8:00

日射をさえぎるものなくて暑い！

9/15 8:29

振り返ると鳳凰三山。こちらも登ってみたい。

9/15 8:45

直射日光サンサン、、、しんどい。

9/15 8:50

雪渓が見えてきた。日陰で溶けないんですね。

9/15 9:49

バッドレス！

9/15 9:50

振り返ると、鳳凰三山の向こうに八ヶ岳が見えた。

9/15 9:50

傾斜が急になってきた。八本歯のコルまであと少し？（いえいえまだ30分以上かかりました）

9/15 10:36

やっとこ、八本歯のコルに到着！

9/15 10:38

振り返りますと。イヤー登ってっきましたね。近くに見えますど。広河原から4時間かかっている。

9/15 10:39

コルの向こう側には、北岳山荘、そして中白根山、そして間ノ岳。

9/15 10:56

ハイマツ帯を登る。

9/15 11:10

北岳山荘トラバース分岐に到着。トラバース道を通って北岳山荘へ進む。

9/15 11:16

富士山♡

9/15 11:24

北岳山荘へのトラバース道は結構きわどい感じ？　写真ではビビる感じですが、実際はそうでもなく大丈夫でした。

9/15 11:32

トリカブトってやつ？（花の名前全然わからん）

9/15 13:15

中白根山に到着（逆光ゴメン）

9/15 13:42

中白根山の山頂脇でアマ無線運用。

9/15 13:55

間ノ岳を目指します。雲が出てきた。

9/15 14:22

間ノ岳がだいぶ近づいてきた。

9/15 14:34

間ノ岳到着！

9/15 15:29

こちらでもアマ無線運用。ここは静岡県の北突端が接している。静岡の局から呼ばれましたよ。

9/15 15:31

15時半、間ノ岳山頂に一瞬誰も居なくなった。北岳をバックにパチリ。

9/15 15:33

三角点には登頂記念のプレートが置かれていた。何と昭和48年、40年以上前だ。こんな高所でこんな小さなものが飛ばされないのだろうか。

9/15 15:48

さて、北岳山荘へ戻ります。北岳への稜線が素晴らしい。

9/15 16:13

山道に人がたまって谷をのぞき込んでいるので何かと思ったら、ブロッケン！初めて見ました。自分の動きがそのまま映っていて面白い。

9/15 16:24

北岳の西側にある伊奈荒倉岳、横川岳。標高2500mほどだけど、もっと高く見える。

9/15 16:25

北岳。かっこえー

9/15 17:12

テントから富士山。これから飯食って、酒飲んで寝ます！　サイコー

9/16 5:43

朝起きたら雨〜　サイテー

9/16 6:24

小雨振る中、テント片付けて出発。

9/16 7:16

吊尾根分岐を通過。

9/16 7:31

北岳到着！　何も見えないけど。。

9/16 8:17

ここでもアマ無線運用しました。

9/16 8:21

お、虹が。天気回復傾向？

9/16 9:14

八本歯ノ頭に到着。山名板見当たりませんでした。

9/16 9:31

八本歯ノ頭のちょっと下の方にケルンあり。

9/16 9:31

ケルンから八本歯ノ頭を望む。奥に北岳が浮かび上がる。

9/16 9:34

八本歯のコルに戻ります。

9/16 9:36

八本歯のコルが見えました。

9/16 10:44

雪渓通過。

9/16 13:19

吊橋渡ります。お疲れ様です（ほんとに疲れた）。

撮影機器：

EXILIM EX-ZS260 カシオ

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 帽子 靴 ザック ステッキ ガスカートリッジ コンロ コッヘル 昼ご飯2 夕ご飯 朝ご飯 行動食2 水 酒 レジャーシート 地図 コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 タオル カメラ 無線機 アンテナ テント シュラフ ディート サンダル マット

感想

Chikkun

北岳、中白根山、間ノ岳にテン泊で行ってきました。前夜22時半ごろ芦安駐車場に到着。タクシーやバス乗り場のある第2駐車場か第3駐車場がgoodで行ってみるも、残念ながら満車の看板。ホントか？と思って探索すると、第3駐車場は15台分位空いてました。第2の方も数台分空いていたと思います。第3に停めて仮眠。3時半ごろ外でバンバンと車のドアを閉める音に目が覚める。えっ、と思って外に出てみると出発準備している人がいるし、すでに駐車場整備の方も出てきている。事前の調べでは、バス・タクシーを待つ人はかなり早くから並ぶらしいとのことだったので、これはいかねば、と慌てて荷物をもってタクシー乗り場に。時間は3時50分、すでに20人ほど並んでました。昨日（3連休初日）はもっとすごい人だったらしい。タクシー乗り場脇には出店も出ていましたよ。早朝からご苦労様ですというか、商魂たくましい。肝心のタクシーは4時過ぎに1台やってきて、順次乗り込みました。といっても、出発は5時なのでそれまで車内待機です。私はおひとり様だったので、1人分空いていた1番タクシーに乗ることができました。この後タクシーが10台ほどやってきました。9人乗りなので100人くらい初便（時刻表では5:10発）に乗れる計算です。5時に駐車場を出発、夜叉神峠まで行きます。ここのゲートは5時半オープンだそうで、10分ほどゲート前で待ちました。ゲートオープン後、広河原へ向かって発車。運転手さんからは昭和天皇が北岳を観に立ち寄られたという場所（この時北岳は見えなかったらしい）、ここらで2か所しかない滝などの紹介を聞きながら無事6時過ぎに広河原に到着。第一関門突破です。
本日は快晴、広河原から北岳全容が望めました。素晴らしい。頂上は意外に近くみえて楽勝か？と安堵します（とんでもない勘違いでした）。つり橋を渡って入山。沢に沿った道をじりじり登ります。着々と登っているのですが、頂上がなかなか近づきません。それでも頑張って登る。途中から道を覆っていた木がなくなり、日射を遮るものなし。じりじり焼かれながら登ります。雪渓を越えて、いよいよ急壁にぶつかり、次々に現れる木のハシゴを惰性でほにょほにょ登ると、ようやく八本歯のコルに到着。登ってきた道、向こう側の間ノ岳も見えて、いやー素晴らしい。この後は少し岩場を登り、トラバース道を伝って北岳山荘に到着。登り始めてから5時間半かかりました。受付を済ませ、テントを張ります。途中で足がグーっと、攣りそう。。。何とか耐えます。しばらく休憩後、大荷物を置いて、小荷物しょって間ノ岳ピストンに出発。稜線の道で眺望が素晴らしい。いやいや来てよかったと思える瞬間でした。おまけに帰路ではブロッケンも見ることができました。17時にテントに帰還。缶ビールを購入し、富士山を眺めながら乾杯！至福です。いい感じで睡眠に入ったのですが、夜半から風が吹き始め雨が。朝起きると霧雨の中。あ〜という残念な気持ちのなか、テント撤収。北岳目指して歩き出します。途中から気合が入りだして、霧の北岳登頂。しばらくすると少し霧が晴れてきました。八本歯のコルまで下山し、そこから八本歯ノ頭に寄り道。アプローチ道は狭い稜線の岩道、なかなか楽しめました。山頂は山名板もなく地味でした。八本歯のコルからはひたすら大樺沢コースを下山。昨日の疲れがあり、いつもよりも重い荷物を背負っていることもあり、足がヘロヘロ、ほうほうの態で広河原にたどり着きました。今回、いい天気に恵まれ（2日目はちと悪かったが）素晴らしい山行を楽しめました。感謝です。