ラーメン二郎（インスパイア）＠大雪山店オープン 〜そして閉店へ〜

2012年07月27日(金) 〜 2012年07月30日(月)

• GPS: 72:00
• 距離: 59.9km
• 登り: 4,001m
• 下り: 4,078m

コースタイム

【1日目】

　11:00　旭岳登山口
　11:30　すがたみロープウェイ駅
　12:00　スタート
　14:30　旭岳
　16:30　北海岳
　18:00　白雲岳避難小屋

【2日目】
　 5:30　白雲岳避難小屋
　 8:30　忠別岳 7:50
　12:00　ヒサゴ沼
　15:40　トムラウシ山
　16:10　南沼キャンプ指定地

【3日目】
　 4:50　南沼キャンプ指定地
　 6:20　三川台
　11:00　双子池キャンプ地
　13:30　オプタテシケ山
　16:00　美瑛富士避難小屋

【4日目】
　 1:00　美瑛富士避難小屋
　 5:45　十勝岳
　 8:20　吹上温泉・白銀荘

天候

7/27　1日目：晴れのちガス
7/28　2日目：ガス時々晴れ・夜中に雨
7/29　3日目：ガス時々晴れ
7/30　4日目：日本晴れ

※ 常時風

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

【往路】
　旭川駅近辺に駐車
　　│
　　│　旭川電気軌道・いで湯号バス
　　↓
　旭岳ロープウェイ


【復路】
　吹上温泉・白銀荘前
　　│
　　│　上富良野町営バス
　　↓
　上富良野駅
　　↓
　旭川駅

コース状況／危険箇所等

車の運転がつらい

写真

7/31 22:19

旭川駅発のバスでガン寝して起きたら旭岳ふもと。ロープウェイで優雅なスタート。

7/31 22:19

日帰りのカップル親子連れご老体らに混じり登る。フフ……俺はこれから二郎三昧なんだぜ？息が臭くて嫌われる、子供に食べさせたくない、体に障るなどの理由で食べられない皆様の分までホギホギの麺をいただきたいと思います！ありがとうございます！

7/31 22:19

旭岳山頂。山頂直下、大雪山系最高峰ヤッター！と思った直後物凄い勢いでガスが登ってきて、山頂着と同時にホワイトアウトした。

8/14 20:24

延々砂利と花畑の尾根を行く。チベットみたいな荒涼としつつも美しい尾根。チベット行ったことねえけど。

7/31 22:19

ニタニタしながら歩いて今夜の宿、白雲岳避難小屋に到着。旭岳以降常時ガスで、時折切れ間から景色見えるような感じ。避難小屋が霧の中に浮かんで実にICOめいている。いい。

7/31 22:19

今夜の寝所できたよー！今回の主食たる二郎インスパイアが一食600g前後と重いため、テントはやめてツェルトにしました。すげえ！俺んとこだけバッタバタ言ってる！（強風のため

7/31 22:19

今回持ってきた食品は以下の3品。
・雷そば（雷本店）
・噛む麺!大麺（らぁめん大山）
・豚ゴリラー麺（ラッキー食堂まとや）
今夜の飯はどれにすべきか……

7/31 22:19

そして今回の調理器具。ULでロングトレイルを延々歩くのに憧れがあるため、アルコールストーブ持ってきました。とりあえずエタノール500ml1本持ってきたけど足りんのかこれ。

7/31 22:19

1.　もやしを茹でる。

7/31 22:19

2.　キャベツを茹でる。

7/31 22:19

3．　煮る間にニンニクを一玉むく。異様な辛味に定評のある中国産。3球100円と安いのもよし。

7/31 22:19

4.　茹でたもやしキャベツおよび剥いたにんにくは、順次ジップロック大にまとめて入れておく。焚き火缶大1つしか持ってきてないので置き場がない。

7/31 22:19

5.　今夜はもっともオリジナル二郎に近いであろう、雷そば（雷本店）！君に決めた！通販サイトの表示「味の濃さ」「脂の量」「麺の太さ」が全部MAXだったので。

7/31 22:19

6.　麺とスープを一緒に茹でる。

7/31 22:19

7.　茹でた麺を入れる。（茹で汁は携帯トイレに廃棄したあたり俺の汚物処理リテラシーの高さがうかがえる

7/31 22:19

8.　ジップロックに入れておいたもやし・キャベツ・にんにくを乗せる

7/31 22:19

9.　スープおよび具をBUKKAKEてできあがり。なんか少なくね？鍋が深いせいか？


豚以外はかなりオリジナルに近いインスパイア。今回3食食った中で最も二郎的。麺硬めのヤサイニンニクアブラ頼んだらこんな感じだろうという味。ただもやし等追加するなら、もう少しカラメのほうが良かった。久々の二郎においしいおいしい言ってちんたら食ってたら死ぬほど腹いっぱいになってしんだ。兵は神速を尊ぶ。

7/31 22:19

10.　明日の晩飯はカロリーメイトだけでいいわマジもう何も食いたくない……と悔恨とともに昏倒して朝が来た。

7/31 22:19

今日は谷沿いにあっちの方に行きます。エルダースクロールの世界ですよ美しい……写ってるドヴァーキンっぽいのは知らない人。

7/31 22:19

チングルマが咲き乱れている。2日目はもう一日中百花繚乱最初から最後までノンストップクライマックスでした。あとチングルマ見てると正月の錦玉子食いたくなる。カラーリングが。

7/31 22:19

ヨッ！ナイスがけ！外国みたい！でかいガケみると外国っぽいと思うのは多分中学生の頃見たNHKのラフカディオ・ハーン特番のせい。ガケ＝アイルランド＝外国的な。

7/31 22:19

エゾカンゾウがガン開きで目にも鮮やか。別にそんな特別花が好きってわけじゃねーけど、こんなんみたら「ホォォ……！」となりますよこんなん。

7/31 22:19

（死んでいる）

7/31 22:19

風吹きすさぶ中、石畳を歩いたことにより脳内でUOのストーンズ http://www.youtube.com/watch?v=7rzj3FEuZzg とTESのOP http://www.youtube.com/watch?v=ZWuNf4gxwuM 交互に再生されている。

7/31 22:19

池があるコルに降りたところ、クッソ花咲いてる上にいきなり晴れて浮かれる。その場にいた知らない人と「これwww花wwwwwもうあれwwwwwですよねwwwwフヒヒwwww」みたいに一緒に大いに浮かれる。（この時お会いした知らない人はその後、知床連山や五湖で再会しまくりおもっくそ顔見知りになりました。名前は依然として知らない

7/31 22:19

マシュマロみたいなのが風に揺れていて食いたい。

7/31 22:19

お分かりだろうか、それではもう一度ご覧いただこう……あの世である。

7/31 22:19

あんま花綺麗なので予定を変更し花見がてらヒサゴ沼へ。空と水面が同じ高さにある。完全にラピュタ。いつヒタキの巣があってもおかしくない。ロボットみたいなおっさんにザック持ってかれそうになって「お願い、それがないと帰れなくなるの」とか言う。（やがておっさんがいざなう園庭

7/31 22:19

食料袋に入れっぱなしになっていたカルパスとにんにくを一緒に食ったら美味しいかも！という気の迷いから生まれた行動食を食う。中国産にんにくがいかんなくそのケミカルな辛味を発揮して辛い通り越して口内非常に痛い。だが何かがみなぎったぞ！（気の迷い

7/31 22:19

トムラウシへ向かう道。道っつうか石。石の原。

7/31 22:19

風がやたら強まってきたところで、トムラウシ麓の池。風除けの石積みがある。通りすがりの山岳会の人一行曰く、ここで死んだ人いるらしく、こないだ線香上がってたとのこと。時折ゴッ！と強い風吹いてよろけてうわあ、となるので頷ける。　

7/31 22:19

そして山頂へ。風強すぎてセルフタイマーのカメラ倒れること十数分、どういう写真であろうととにかく撮ったので降ります。

7/31 22:19

南沼テン場着。「強風に押されてへっこんでくっついてくる濡れた屋根は最悪」という前日の教訓を生かし建造された今日2日目の寝床。ポイントは石多め。

7/31 22:19

その内部は広く居住性に富む。朝方雨降って床上浸水したため、この都は放棄された。

7/31 22:19

さて今日のアタックはどちらのピークにするか……

7/31 22:19

・噛む麺!大麺（らぁめん大山）
でーす！

スープにつけっ放しにしておいても決して中まで染みないような極太麺。もはやきしめん。これに負けないスープを！ということなのか、非常にスープがしょっぱい。しかし脂は少なめで、比較的あっさり。しょっぱくてあっさり。
噛むほどに小麦の味がする、うれしい太麺。

7/31 22:19

3日目。霧です。霧の中を行くとベベツ川を遡行してきたいう沢登りの一行と会う。天気悪かったせいか、BCのテントに戻れなくなり沢中ビバークからの現在に至るとのこと。熱い。

7/31 22:19

笹薮を抜けると延々ハイマツのトレイルが続く。霧も晴れてたまりませんよ。

7/31 22:19

来た道を振り返れば心躍るエッジの効いた尾根。これは……戻るか！（疲労による錯乱

7/31 22:19

3日目のハイライトたるオプタテシケ山。正直3日目は十勝岳行くための通り道程度に思ってたんですがクッソ楽しい……マジピラミダル。

山の名の意味はアイヌ語で「槍がそこにそり立っている山」または「槍がそれた山」など諸説ある。アイヌ民族は『この山は雌阿寒岳と夫婦山だったが、離婚の末に槍を投げつけ合う大喧嘩をした。最終的に雌阿寒が槍を当てられ、今でも傷から膿を流している。雌阿寒岳の火口こそが、その傷跡だ』との伝説を伝えている。（Wikipedia）

7/31 22:19

麓のテン場で水とる予定も、そこにいた父さんが「ここ水枯れとるわ。あとこの先の美瑛富士避難小屋も枯れとるわ。俺もう水ないわ」といいながらトムラウシ6時間の道のりへ向かっていきましたが、大丈夫だったんだろうか……（ちなみに水はテン場の少し上の雪渓からとれました

7/31 22:19

ハッ！ふと見れば足元の石の隙間に誰かいる！誰や！！！1！

7/31 22:19

「俺だよ！！！！！1！！111！！」


ゴロ石の中にエゾオコジョの巣があるらしく、岩の隙間4箇所ぐらいから順番に顔出して様子をうかがっている。一人ワニワニパニック的な。

7/31 22:19

岩場で大草原の小さな天使ブッシュベイビーを観覧してからの、大草原の小さな家こと美瑛富士避難小屋到着。花畑のコルにあるとてもいい無人小屋。

7/31 22:19

の隣に庵を結ぶ。昨夜一昨夜をうけて、風を防ぐのではなく風を受け流す構造こそ最強というわけでこの姿に。難点はキジ場が近いのか常時小便臭い。つらい。

7/31 22:19

小便の臭いにも鼻が慣れた頃、おもむろに二郎インスパイアを茹でる。今夜、最後のサミットプッシュは……

7/31 22:19

・豚ゴリラー麺（ラッキー食堂まとや）
でーす！

UMEEEEEEEE！！！！とにかく肉がUMEEEEEEEEEEEE！！！！！豚バラが一塊そのまま入っている。非常に肉欲が満つる一杯。麺とスープは二郎ではなく、（二郎と比較すると）サッパリしたおいしいラーメンです。特筆すべき点は肉がうまい。肉が

7/31 22:19

4日目最終日。夜中行動時間を計算したところ、ここに来てバスに間に合わないことが発覚したため、夜明け前に出発した。そして今夜が明けた。うつくしい……

7/31 22:19

赤い砂礫地に草が点々という、あれこれ富士山じゃね？

7/31 22:19

やっぱ富士山や！もしくはタトゥイーンだこれ！砂、雪渓、強風という流刑地アトモスフィアが漂う。

7/31 22:19

そして風紋の彼方に十勝岳が1体現れた。昨日のハイマツトレイルとは打って変わってのこの寂静感……飽きさせないぜすばらしいぜ大雪山。

7/31 22:19

十勝岳が全容を……テンションは上がるも道は富士山砂走逆走してるかのような、2歩進んで3歩下がるような砂利でたいへんです。

7/31 22:19

やがて十勝岳山頂着。これから降りる蛇の道が続いている。

7/31 22:19

雲海が切れ、朝日を受けたハイコントラストの峰々が3Dで迫る。テンション振り切れると便意来るから困る。

7/31 22:19

富良野岳方面から登ってきた父さんに記念写真を撮ってもらう。

7/31 22:19

ここからはひたすらの下山であるため、残りのエナジータブを4錠噛み、行動食とする。いてえ！口が！

7/31 22:19

そして吹上温泉・白銀荘にGEZAN。からの携帯トイレドーン！これにてクソボッカ（文字通り）コンプリート！

7/31 22:19

家族連れが隣でキャンプしてるような和やかな温泉ですごくいいんですが、早朝入浴が6時〜8時半までだったのでこの汚物だくのまま帰りますよ！あとビール飲んだら美味すぎて死んだ。嚥下するまでもなく口腔内の粘膜から吸い込まれる。しぬ

8/14 21:01

※後日、オプタテシケ山頂で盛り上がったお父さん方から記念写真と手紙をもらう。俺マジで山っていいなと思いましたよマジで。来年シレトコスミレ見に来たいと言ってたので、ふるまいたい。めふんを。

8/14 21:03

※今回見た花。徹頭徹尾花だらけ

撮影機器：

COOLPIX AW100 ニコン

iPhone 4 Apple

感想

___

好きなもの：山・二郎

という人間が山登って毎食二郎食ったら案の定幸せだったという記録。
食ったその夜はもう食いたくないと思っても、翌日15時には
二郎のことで頭一杯になるという経過観察の記録でもある。