立山・剱岳


- GPS
- 90:58
- 距離
- 33.6km
- 登り
- 3,105m
- 下り
- 3,103m
コースタイム
12:10室堂-13:00雷鳥沢13:10-15:20剱御前小舎-16:20剱沢キャンプ場
2日目
6:00剱沢キャンプ場-6:30剣山荘6:45-7:15一服剱-7:55前剱8:05-9:15カニのタテバイ-10:10剱岳10:50-11:15カニのヨコバイ-13:35剣山荘14:15-14:55剱沢キャンプ場
3日目
6:30剱沢キャンプ場-7:45別山-北峰-別山8:15-9:05内蔵助山荘9:20-9:30真砂山-10:25富士の折立10:35-11:00大汝休憩所-大汝山11:25-11:50雄山12:20-13:20一の越山荘13:30-16:00雷鳥沢
4日目
5:30雷鳥沢-6:10室堂ターミナル6:30-6:40立山室堂山荘-玉殿岩屋-立山室堂山荘6:55-7:35一の越山荘-8:20富山大学立山研究所-8:40龍王岳-富山大学立山研究所-9:15浄土山-9:50展望台-11:10雷鳥沢
5日目
6:05雷鳥沢-6:55立山室堂山荘-7:05室堂ターミナル
天候 | 1日目:晴/雨 2日目:晴/雨/晴 3日目:晴 4日目:晴一時雨 5日目:晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
扇沢〜は交通機関を使用。往復チケットは5日間有効。 手荷物券は扇沢〜黒部ダムと黒部ダム〜室堂でそれぞれ購入。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
剱御前小舎から剱御前のルートは要アイゼンとの案内板あり。 今回通ったルートは雪が残っている場所はありましたが、アイゼン・軽アイゼンともに不要でした。 剱岳へのルートは鎖場の連続となりますが、慣れている人であれば別段問題ないと思います。ただ、ヨコバイの一部で足場が見えない所は注意。 また、悪天候時は鎖場の連続するこのルート、個人的にはいきたくありません。 登山ポスト:室堂ターミナルにあり。また雷鳥沢、剱沢キャンプ場受付でも提出可能 雷鳥沢周辺に外来温泉がある山荘あり。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
1日目
8時ごろ扇沢駅に到着しましたが、無料駐車場はどこだーと探して行ったり来たりしてる間に9時に。どうも、無料駐車場は一杯で閉鎖されていた模様。
仕方ないので有料の第三駐車場(1000円/36h)に車を停めることに。
第一、第二は1000円/24hなので4泊5日の今回だと少々出費が・・・。
第三と第一、第二の距離はさほどないですしね。
扇沢駅で室堂までの乗車券を買うことに。
往復券の有効期限は5日間ということだったので、ぎりぎり範囲内。
黒部ダムへの片道手荷物券も同時購入。
時間が時間であったため、トロリーバスの待合場所には人が一杯。
周りは家族連れの一般観光客が多く大型ザックは目立つ・・・。
黒部ダム駅に到着したら、ダム上を歩き反対側のケーブルカー乗り場へ。
ダムでは丁度放水していました。(観光放水かな?)
ケーブルカー、ロープウェイと乗り継ぎ室堂着。
室堂からは、まずは雷鳥沢に向かい歩き出します。
この雷鳥沢、結構遠いんですよ・・・。
しかも、道は少量とはいえアップダウンの繰り返し、人も多く時間がかかります。
雷鳥沢キャンプ場管理事務所でトイレを借りて(100円)、剱沢へ向かい出発。
ここからが本番。荷物が重い・・・。
剱御前小舎で小休憩、ここから剱沢へは緩やかな下りなので気楽なものです。
のんびりだらりとテント場へ。日曜日ですが、結構な数のテントが見えます。
テント受付2日分1000円でした。
テント場の中央の水場は要煮沸らしいですが、管理小屋近くの水場は塩素消毒済みとのことなのでそのまま飲めます。
夕食は米を炊いて、ジャンバラヤンの素まぜまぜと。
乾燥野菜(キャベツ、ほうれん草、にんじん)とベーコンのコンソメスープ、おつまみソースかつ。
夜、星空を撮ろうかと思いましたが、ほとんど何も見えず。雲が出ていたようです。
2日目
よい天気です。
朝食は昨日の残りのご飯をかっ込みます。
バルトロ75のトップリッドに必要なものを詰め込みさぁ行こう。
剱岳に向かい、まずは剣山荘へと下ります。
剣山荘についたら、なにやらヘリの音が。
剱澤小屋方面へ何度か往復していました。
ここで、この後ご一緒させていただく事となったA氏に声をかけて頂いたようなのですが、まったく記憶に・・・。
この先長いので念のためにトイレ(100円)を借りました。
一服剱から前剱を見ると、正直ここまででいいかなーと思ったり思わなかったり。
まぁ、皆さん進みますから流されるように・・・。
この辺りから前を歩いていたA氏、B氏ご一緒させて頂くことに。
A氏は以前来た事があるらしく、タテバイ、ヨコバイその他鎖場について色々教えて頂きました。
でも、あそこで落ちたことがあるとか・・・言わないでー!
前剱、大岩を超えて、ついにタテバイですが、高校生だったかな・・・カラビナで確保しながらだったので渋滞していました。
20、30分ぐらいかかったのかなぁ。
羊羹でも食べてのんびり待ちます。
さて、自分の番になったけど、先が込んでるため止まり止りの昇りでした。
できれば一気に上ってしまいたい所です。
タテバイさえ抜ければ山頂はすぐそこです。
山頂には神社があり記念写真をば。
暫くここで一服です。
A氏にレモンやサラミを切り分けてもらいB氏と共に頂ました。
道中カップ入りゼリーを食べてたA氏、ザックのなかから色々出てきます(驚
さて、戻りも気は抜けません。
まずはヨコバイから。
A氏曰く、最初の1歩をかける足場が難しいとのこと。
確かに、上からじゃ見えないので恐る恐るという感じでした。
連なっているならば、最初に言った人が教えてあげるとよいそうです。
戻りの道中、天候が徐々に崩れだしてきました。
鎖場終わるまで持つといいなと思いつつ歩きます。
ゼハゼハしながらなんとか剣山荘へ。
山荘裏手に流れる流水で喉を潤し進みます。
剣山荘辺過ぎた辺りから大降りに。
急げや急げと剱澤小屋に早足で向かいます。
雨が止むまで剱澤小屋で雨宿りをさせてもらいました。
A氏、B氏と共に行程完了を祝ってカンパーイ!下戸なので私はコーラですが。
暫く待ってると雨もやみ、小屋前で記念撮影を行いテント場へ。
御二方、ご同行ありがとうございました。また、御疲れ様でした。
一般ルートとはいえ、難易度高く単独行でなくなったことにより精神的に楽になり助かりました。
テント場へ戻ってからは夕食までダラーっと休憩を。
今夕の食事は昨日と同じコンソメスープと今日は、混ぜるだけソースのパスタを。
ご馳走様、そしてお休みなさい。
3日目
今日は一先ず別山までは登るとして、その後の行程どうしようかと悩んでいましたが、このまま雷鳥沢に下るのももったいないし、雄山まで縦走することに。
朝食はカップヌードル。
剱御前小舎を経由せず、剱澤から直接別山に向かうルートは、後半意外と急で重い荷物が足に来ます。
稜線に出てしまえば、別山までは直ぐです。
別山にも神社があります。ここらで小休憩。
剱岳方面の眺めは別格です。
また、北峰までは往復10分程度でした。
さて、目指す雄山はまだまだ先、一先ずの目的地を内蔵助山荘に定め歩き始めます。
分岐からの内蔵助山荘へは下りのため、わざわざ重い荷物を背負ったままいくのもなんなので、分岐地点にザックを置いて貴重品のみ持ち軽装でお邪魔しました。
こちらのトイレも外来100円です。
内蔵助山荘から真砂山を通って富士の折立へ向かいます。
しかしこの真砂山、正直印象が薄いです・・・。
雲もほとんどなく、非常に天気がよいため日差ジリジリ、水が進みます。
富士の折立に到着。
山頂へは・・・ばて気味だったのでパス。
案内板のある場所は、比較的広く休憩に向いています。
結構な量の雪も残っていたので、涼むのに丁度よかったです。
少し横になって、ぐてーっと。
富士の折立から大汝休憩所/大汝山へは直ぐでした。
ここで大休憩としフルグラを食べ栄養補給。
大汝山はこの小屋の直ぐ裏手です。
ここのトイレを借りようと中の人に声をかけ100円投下し奥に進もうとすると、
いきなり中の人に「ちょっとまって、どこの学校?」とか分けのわからん事を。
どうも、同じく休憩中で小屋内を行ったり来たりしてるように見える学生達の関係者と思われたっぽい。
全く関係ありませんから。
大汝山から雄山までもそれほど離れていませんが、バテ始めていたので足取り重く思ったより長く感じました。
雄山到着。
まずはザックを置いて社務所でポカリを購入。
ついでにお守りも。
社務所前にはベンチもあり、休憩にはもってこいです。
尚この雄山、山頂に行くには500円払って鈴付きの札を貰い、参拝という形になります。
この神主さん、結構な御年の方。まさか登ってはきてないよな・・・と思ったら翌日の早朝雄山へ荷物のないヘリが往復してるのを確認したので、恐らくこれかなと。
さて、ここからは下り下りの連続と。
一ノ越に向かいます。
この時間、まだまだ上ってくる方々も多いです。
岩が多いですが、結構小さなものもあり、落としてしまわないように注意注意と。
途中、これまた学生渋滞に・・・なんでこんなに詰るんだろうと・・・。
時期的には仕方なく、覚悟の上である必要がありそうです。
一ノ越からは雷鳥沢に下ります。
途中、室堂方面と雷鳥沢方面の分岐があります。
(岩にでっかく「雷鳥沢」とありました)
この雷鳥沢、見えてはいても遠い遠い。
道自体はなだらかな下りですが行けども行けども、ここまでの疲れもあって足取りは重く。
途中水も切れてしまいどうしようかと思っていたら、雪解けの水がちょろちょろと流れている場所があったので、持っててよかった浄水器。
500mℓに一杯補給し、気分が楽になりました。
さて、雷鳥沢まであと少し。
キャンプ場が目の前に見えても直ぐ入れず、川沿いに大きく迂回が必要です。
やっとのことで、3日目の行程終了、雷鳥沢キャンプ場到着です。
管理事務所で受付、2泊分1000円支払います。
トイレはこの金額に含まれているとのこと。
タグを受け取り、さぁテントを張ろう。
このキャンプ場かなりの広さがある上に、7,8月とはいえ平日ということもあり、張る場所には困りません。
水場が適度に近い場所に三山が見える方向に向かいテントを張ります。
テントを張ったら、一先ず川に向かい足をアイシング・・・しようと思ったのですが、10秒もつけてられないほどに水が冷たい。
感覚がなくなりそうなので、適当に付けてあげてを何度か行い、早々に撤収。
流石に腹が減っていたので、夕食の準備を。
今夕はパスタとコンソメスープ、そろそろ発酵しだしそうなベーコンの残りを焼いて戴きました。
夕食後トイレから戻る途中に雄山方面を見ると、丁度月が顔を覗かせていました。
見た目、まるで太陽の様な。
文庫本でも読みつつごろごろと。
20時を過ぎた辺りでおやすみなさい。
4日目
星空をしっかり撮るぞーと思っていましたが、4時ごろまでぐっすりと。
多少は撮れた事はとれましたが・・・直ぐに明るくなってきてしまいました。
本日の朝食もカップヌードル。
食べて、トイレを済ませて出発します。
今日は軽く散歩程度ということで、室堂経由で一ノ越から西の山々を回りることにしました。
のんびりと写真を撮りつつ室堂に向かいます。
来たときも思いましたが、やはり結構距離あるんですよね。
室堂では湧き水を補給し、ペットボトルのごみをターミナル内にあるゴミ箱(分別)にポイッと。
室堂から、まずは立山室堂山荘に向かいます。
この立山室堂山荘は日本最古の山小屋ということらしいので見てみようかと。
しっかりと残ってるものですねぇ。
さて、一ノ越に向かうかなと思いつつ歩くと、山荘の直ぐ近くに玉殿岩屋という、岩の仲に仏像が置かれている場所があるとのこと。
せっかくなので行ってみました。
この辺り、環境保護の為にロープが張られていて、一ノ越へのルートへは迂回しなければならず少々面倒ではあります、目の前にルートが見えてると特に。
一ノ越へのルートを登ってると、ヘリが雄山へ何度も往復しているのが見えます。
また、立山室堂山荘を見ると学生の集団が。
もう少し遅く出ていればこれに巻き込まれたのかと思うと・・・早起きは3文の得という言葉を思い出します。
一ノ越で少し休憩をして、龍王岳へ向かいます。
反対方面の雄山へは、今日もたくさんの人が向かっているのが確認できます。
一ノ越から少し登ったところで小鳥を発見。
とは言え雷鳥には見えない・・・ですね?
4日間歩いて一度も見かけれなかったのは残念です。
道中出会った方に、今日は天気もいいので南アルプス、八ヶ岳どころか富士山も見えると教えていただきました。
え?どこ??と聞いたら、山脈のおくに頭だけちょろっとでした。
龍王岳の手前、富山大学立山研究所までは全体的になだからな登りをのんびりと行きます。
一ノ越山荘方面を振り返ると、学生の列が見えました・・・。
研究所から龍王岳へは地図上にはルートは書いてありませんが、実際いってみると、登る場所はわかると思います。
難しいことはないのですが、落石させないようにだけは注意を。
龍王岳からは360度の展望が望めます。
道中であった方はここから、五色ヶ原方面へずっと縦走されるとのこと。
遠くに五色ヶ原山荘が見えます。
この縦走路、いつかは歩いてみたくなりました。
とは言え、今回はそんな余裕もないので浄土山を経由し室堂まで下ることにします。
浄土山に到着すると、なにやら石垣が見えます。
ここが軍人霊碑で周辺はロープで囲まれていました。
遠くから見るとなにかの遺跡・遺跡に様に見えます。
一ノ越からの登りでは3人ぐらいしか出会わなかったですが、浄土山からの下りでは、こちら側から登ってこられる方々が大量に。
のんびりと道を譲りながら下ります。
室堂へ向かう途中に分岐があり、少し登ると展望台がありました。
ここにはベンチもあり一服可能です。
景色を眺めながら食事というのも良さそうです。
まぁ、そんなものは持ってきていないですし、龍王岳からの展望のほうがよかったですし?写真を何枚かとって下り始めます。
直ぐ近くに室堂山があるのですが、龍王岳とは違い道が見えず・・・ロープも張ってありどこから行くのだろう・・・?
判らなかったので、雷鳥沢へそのまま下ることに。
この時間になると、一般観光客や雷鳥沢等からの引き上げの方々等で人が一杯です。
雷鳥沢のテントも大分数が減っていました。
テント到着。
3日ぶりのお風呂に向かいます。
ロッジ立山連峰、雷鳥沢ヒュッテ、雷鳥荘、みくりが池温泉と、入浴施設には困りません。
いつもは下山後温泉というコースですが、今回は下山前に入浴が!
テント場から近いので雷鳥沢ヒュッテを利用させて頂きました。
また、丁度お昼だったので軽食も頂きます。
時間的にはこのまま室堂に向かい、扇沢に下るという事も可能でしたがせっかくなので、ここはのんびりと寛ぎましょう。
天気もよかったので、雷鳥沢にあるベンチで文庫を読んだり寝転がったりぐーたらと。
少しポツポツときだした所でテントに撤退。
直ぐにやみましたけどね。
夕食は、炊いた米にナシゴレンの素をまぜまぜと、
野菜だけのコンソメスープとスパム(ハーフ缶)を焼いたもの。
ジャンバラヤンよりこっちの方が好みかな。
無印の品を使いましたが、山に持っていくのに丁度いいサイズなんですよね。
また買いにいかねば。
今日もまた20時過ぎには就寝。
5日目
今日は室堂まで登り、交通機関を使って下るだけなので楽なものです。
朝食は昨晩の残りを。
食べ終わったら撤収を始めます。
夜のうちに少し降ったのかテント内外が少々濡れていました。
テントに付けたタグは管理事務所の回収BOXに入れます。
パッキングしていて思ったのですが、今回は来たときに比べ、水2ℓ食料4泊5日分が減っているはずなのに・・・余裕がない。
なーぜーだー。
毎度の事ながら謎です。
雷鳥沢からはまだ歩いていなかった、ミドリガ池を見つつ立山室堂山荘へのルートを使い、大回りしながら室堂に向かいました。
朝一番の便に余裕で間に合うように来たため、人はまばらです。
手荷物の重量測定のための秤があったので、ザックを乗せてみました。
結果は22Kg。これに水2ℓと食料を足すと、行きは25,6Kgぐらい・・・重いはずだわ。
室堂、大観峰とお土産を買い込み・・・重い。
扇沢にも同じものではないかもしれませんがお土産は売っていたので、そっちで買えば良かったと少々後悔。
トロリーバス、ロープウェイ、ケーブルカー、トロリーバスと各機関がら空きで快適です。まぁ、朝一の下山ですしね。
扇沢に到着し、第三駐車場に向かいましたが、車が見当たらない・・・と思ったらもう一段下に停めていました。ボケてますね。
今回、非常食兼間食用にバケットをもって行ったのですが、食べ終わった後のふき取りで大活躍でした。
さて、長文失礼しました。
誤字脱字は笑って流してやってくださいな。
次はカラフェス・・・かな?
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