白峰三山(北岳−間ノ岳−農鳥岳)


- GPS
- 17:25
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,485m
- 下り
- 2,880m
コースタイム
9:40広河原着(トイレ、水の補給、登山届)10:12−(11:12休憩11:20)−12:20二股(通過)−(12:20昼食12:55)−15:00八本歯のコル15:10−16:30北岳山荘(テン場泊)
【2日目】
北岳山荘4:45−5:27北岳5:50−6:30北岳山荘(朝食、テント撤収)8:30−9:55間ノ岳10:20−11:20農鳥小屋11:35−12:20西農鳥岳(昼食)13:00−13:30農鳥岳13:35−14:05大門沢下降点−16:00大門沢小屋着(テント泊)
【3日目】
大門沢小屋(朝食、テント撤収)6:20−(8:20吊り橋)−9:00奈良田第2駐車場着
−(車で移動)−9:10奈良田の里温泉
天候 | 1日目(15日) 曇りのち雨・風強く 2日目(16日) 快晴 朝のうち風強く 3日目(17日) 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
高速代、バス代が最小となる河口湖IC→奈良田ルートとしました。 5:10 東京発→河口湖IC6:20頃 ETC利用で1,600円位 8:05 奈良田第2駐車場着(第1はほぼ満車。第2の奥は空いていました)無料 ボックストイレ、水(沢)場あり。 8:55 広河原行きバス乗車。1,100円 満席のため座れず。座りたい人は、第一駐車場で乗車 すべきですが、第2は、帰りの舗装道路歩く距離が短くなります。一長一短 注意:本栖湖から奈良田まで何と、コンビニ一切なしです。 必要なものは河口湖周辺のコンビニで買うべきです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:広河原山荘 温泉 :奈良田の里温泉 9時〜19時 500円 貴重品入れ(100円返却) 【広河原−二股−北岳山荘】 梯子等を慎重に渡れば特段の問題なし 【北岳〜大門沢下降点】 特段の問題ありません 【大門沢下降点〜奈良田】 急で長い上、荒れた急斜面や沢の上の狭い斜面上の側道、木の橋など気が抜けずかなり疲れる。また若干わかりにくい個所もあるため、夕方かや霧の一人の下山は避けたい。 |
写真
感想
お盆の休み中、北アルプス方面に行く予定であったが、天気予報が非常に悪く、
16日が晴れ予想であった南アルプスに変更する。
以前、北岳には登頂しているが、目と鼻の先である間ノ岳に行っていなかったので
間ノ岳を含む白峰三山に挑戦することとした。
【1日目】
山の準備に非常に手間取り、寝不足のまま5:20、東京の街を出発。
一番近い河口湖ICで降り、本栖湖を通って奈良田を目指す。
途中で、昼飯と酒を買う予定であったが、本栖湖以降、まったくコンビニが
なかったのは誤算。事前に朝飯のパンだけ買っておいて正解!
8:05 無事に奈良田第2駐車場着。
8:55 広河原行きのバスに乗車。広河原山荘で登山届を記載。
10:20 いよいよ登頂開始。天候は曇り。のっけから岩の乗り越え時に右膝を痛打する。二股までは以前も登っているが僅か4,5年前なのにほとんどコースを覚えていないので新鮮な感じ。
12:20 二股の先で昼飯を食べていると雨が降り出す。あわてて合羽を着るが、リュック内や食料がかなり濡れてしまう。コンロでの調理を諦める。以前は右股コースより上がったので今回は左股(八本歯のコル)から登る。前回、下山時、非常に疲れた記憶のあるコースだ。沢沿いの道は斜めの斜面を上がっていくため、歩きにくいが何とか通過し、記憶に残る梯子連続を登っていく。ここが辛かった。寝不足と右膝痛打で踏ん張りがきかずヘトヘトでコルに到着。しばし休憩し、強い風の中、北岳山荘を目指す。山荘への側道は素晴らしいお花畑でした。
16:30 何とか北岳山荘到着し、テン場600円と缶ビール500円を飲みほし、テントを張るが、これが辛かった。雨は止んだが、風が強く全然張れない。その上、シートの表裏、前後を間違え、ペグが抜けたりして張りなおすこと数回。何とか張り終えたのが17時30分。ぐったりとテントに入る。参ったーーー。
20時頃 夜食を取り、寝る準備に入るがさすが3,000mの稜線上。はく息は白く、ダウンを着て丁度良い。フライが常に風にあおらればたつく音の中、就寝。
(夜中)風が強く、時折、テントがあおられ、なんと側面が顔に押し付けられること数回。ポールが折れないように側面を手で押し返しながら一夜を明かす。
【2日目】
4:40 風の強い中、空身で北岳を目指す。雲は下界に下がり、天気は良い。
途中、朝日が昇ってきて素晴らしい景色。2回目の北岳頂上で楽しみ、テン場へ戻る。朝飯を食べ、ちょっとテントで休憩していると山荘の兄さんが「緊急ヘリが来てテントが飛ばされる恐れがあるので移動してください!」。一応、離れたところに設営したつもりでしたが…。移動後、撤収し間ノ岳を目指す。なんとテン場はまだまだ沢山あった。もう少し違う場所であれば夜中の風やヘリによる移動もなかったかもしれない。テン場の下調べって大事ですね。間ノ岳からは素晴らしい塩見岳方面を眺め、農鳥小屋を目指す。西農鳥岳は、農鳥岳よりも高いが標識も何もないため、通過していく人が多い。12時20分、ここで遅い昼食を取り、農鳥、大門沢下降点へ到着。14時10分。ここからは一気に1,000m以上のくだりだ。大門沢小屋到着は16時30分〜17時頃か。
険しい道を下っていると、途中、クマ鈴の音が聞こえた来た。後ろから迫る鈴の音苦手で牧場の羊のようにペースアップして逃げるがクマ鈴さん、早い。途中、ぱっと抜かれたました。16時、が、おかげで膝ガクガク、汗ダクダクとなりましたが、予定より早く大門沢小屋に到着。抜いた彼も、ヤマレコさんで白峰三山日帰りだったようです。すごい健脚の人もいるもんですね。
大門沢小屋は、おじさんも小屋も便所(トイレとは書きません)も朴とつでした。むき出しの男性用の便器。テン場からは富士山も見えます。ビール2杯で乾杯!
【3日目】
朝食を食べテント撤収し6:20出発。またまた木のはしご連発。「一瞬、グラッ!」と来て頭に血が上る。はしご苦手だ。はしご以外にも急斜面や細い斜面横の道など気が抜けない道ばかり。今日の下山も汗びっしょり。でも時折、斜面上を眺めるととても奥深い緑の世界。美しい森です。ひたすら現在し、大きな岩を通過し、やっとつり橋に到着。3つのつり橋を渡り、8:20やっと登山道終了です。車道をひたすらくだり、8:58.やっと第2駐車場到着。すぐさま移動し「奈良田の里温泉」へ。とても満ち足りた気分で、満足した気分と心地よい疲れの中、ゆったりとした湯につかる。「最高だ!」
3日間とも全く、景観の異なるコースで素晴らしいでした。1日目を除けば、晴れに恵まれた山行でした。でも、もう1回行く?と聞かれると回答に躊躇するコースです。
【反省点および改善点】
・テント上に服をほすときの洗濯ばさみがあればGOOD
・撤収時間が異常に遅い。ほぼ1時間。皆さん30〜40分だ。要改善!
・2泊目のテント場での服で下山している方発見。汗びっしょりの服しかなかった私 には羨ましかった。楽できかつ3日目の下山できる服は参考になる。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する